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ものづくりは儲からない?①(6月12日)

 ものづくりが儲からないのは、いたるところに膨大なムダが巣食っているからである

 お客が、ますます多品種、短納期、低価格を求める中で、他社との競争は厳しさを増し、度重なる計画変更や新製品への対応などによって、ものづくりの現場は、混乱を極めている。
 すなわち、ものづくり3つの要素である、品質・コスト・納期が、つぎのように、うまくコントロールできなくなっているのだ。 

<品質> ・モデルチェンジが激しく、作業が安定しない
     ・したがって、ときどき大きな不良損失が発生する

<コスト>・資源・原材料価格の高騰、長引くデフレで製品価格の低減圧力
     ・顧客の都合に合わせるため、在庫が増えた

<納期> ・景気や流行の変化、顧客の問屋機能喪失による、受注の波
     ・製造段階での仕様変更による、長い製造期間と納期遅れ

 受注が増えれば、納期に追われ残業を強いたあげくに失敗。納期遅れでお客から叱られる。仕事がなければ、給料支払いや借金返済もままならない。ちょうど良い加減の受注などありえなく、経営者は気の休まるときがない。

 そして最大の課題が、高齢化だ。ものづくりでは、長年の熟練技能が必要とされる部分と、最新の技術が必要とされる部分がある。ところが、高齢者が変化を恐れるようになると、それがうまく結びつかない。悪いことに、(能書きだけで)仕事をしない中高年ほど給料が高い場合も見受けられ、そうなると末期である。 
 しかしながら本当に、ものづくりは儲からないのだろうか?
 
 実は、製造業の付加価値はものすごく高い。大雑把なたとえだが、日本が外国から原料の鉄鉱石を輸入して製品を作るとする。2013年1月の鉄鉱石価格は、1トン当たり120ドル≒1200円である。これが加工されれば、例えば自動車1台(およそ1トン)が100万円以上するとして、実に800倍以上も価値を高めていることになる。
 食品でも、たとえば高くなったと言っても小麦1㎏は30円前後(製粉会社への売渡価格は55円)で、1食分にすると10円ぐらいではないか。それが加工されて、店頭ではラーメン1杯500円になる。
 
 それがなぜ儲からないのか。
 それは、いたるところに、膨大なムダが巣食っているからである!
 では、どうすればいいのか? 
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