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できないこと

 「不得手なこと」と「厭なこと」を混同すると腑抜ける

 私が今の単独での仕事をはじめて16年になる。
 それまで、新入社員のころを除いて、ほぼ中間管理職あるいは(小規模企業の)経営者として、部下を管理してきた。組織を辞めた理由は、体力の限界そして、人を使うことに耐えられなかったからである。

 じつはあのピーター・F・ドラッカーも、70年間にわたって部下を持ったことがない、と著書で述べている。彼は、「できない部下」を持つことに、我慢できなかったからだという。自身がマネジメントの神様でありながら、人を管理しマネージしていくことが下手だと自覚していた。

    カバ地獄 H28.6.17

 もちろん同じ経営コンサルタントでも、ドラッカーと私とでは比較するのもおこがましい。ドラッカーは、「できない部下」を使えないのに対し、私はそれと同時に「できる部下」を使うこともできなかった。

 ドラッカーは、『人は「やってはいけないこと」つまり自分ができないことはやらないほうがいい、自分にはその才能も力量もないと気づいたら、そこから遠ざかるという決断を早急に下すべき』、と言っている。間違っても「部下を管理する方法」などを学んではいけないのだという。


 しかし、「不得手なこと」と「厭なこと」を混同しないことが大切である。世の中には、どうしても必要な仕事がある。厭なことを皆が忌避するようになると、世の中が成り立たない。その人も腑抜けになってしまう。まったくストレスのない社会は、底なし沼である。
 だからすべては程度問題、ものはほどほどである。
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