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ドラマや小説はなぜつまらないのか

 当たりまえのことを、わざとらしく書かれると、「それがどうした」といいたくなる

 シリアスなドラマや小説ほど、その登場人物の活動根拠が納得できるかどうかが問われる。それは、みる人によって異なる。私の場合、納得出来る範囲が狭いので、登場人物に共感できることが少なく、小説を読んでいてもしらける。

 たとえば、「半落ち」というドラマがあった。警官である主人公が、骨髄を提供した相手を世間から隠すため、自分や組織を窮地に陥れる、というストーリーである。これがドラマの核心部分である。
 だが、なぜそれほどまで、提供相手を隠さなければならないか、私にはさっぱりわからなかった。いざとなれば報道協定があるし、隠すための不利益のほうがはるかに大きい。それが納得できないから、ドラマの核心部分がボケてしまった。

         ションベン小僧 H29.1.07

 また新潮45に連載中の、オペレーションZ(作者真山仁)は、日本政府の財政破たんを回避しようとする、総理と財務官僚たちの物語である。積み上がった膨大な国債のデフォルトを防ごうと、主人公である若手の財務官僚が悪戦苦闘する。
 最後はどうなるかわからない。だがこれまでのところ、歳出半減をもくろむ総理やそれに協力する人たちを「善玉」とし、財政破たんは起こらないとする楽観派を「悪玉」としている。

 これは政府の財政赤字が積み重なると、デフォルトして国債が暴落し、銀行が潰れて恐慌になるという「虚構」を前提としている。だから読んでいて納得感がない。小説では、総理や財務官僚の言葉で一生懸命説明しているが、読んでいる私には届かない。そもそもデフォルト後の状況より、緊縮財政の方が悲惨だったら、まったく無意味である(もっとも最後には、「やっぱり緊縮財政は間違いだった」という、大逆転があるのかもしれないが)。


 その他の小説は、もっと白々しい。当たりまえのことを、わざとらしく書かれると、「それがどうした」といいたくなる。それなら、最初から「八百長」と分かっている水戸黄門のほうが100倍面白い。
 なに、私のブログのほうがわざとらしい? それは失礼しました。
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