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除夜の鐘苦情

 圧力に負けず伝統を守る人を応援することで、モンスターを炙り殺す

 年末年始は、いつも寝て過ごす。10年以上紅白など見たことがない。大みそかの晩、他の家族がテレビの前に集まると、一人静かに布団にもぐりこむ。私の読書は、すべて布団の中である。前立腺が悪いので、夜中には2時間おきトイレのため目が覚める。そのたびに読書のページを進める。それに本を読むと、いつでも寝られる。
 大晦日の夜は、除夜の鐘をききながら本を読み、眠りにつく。

 2日前も、除夜の鐘をききながら、いい気持ちで寝込んでしまった。これぞ私の年越しである。60年以上聞きなれた除夜の鐘は、年越しには欠かせない。私にとって、唯一無二のものである。

         モンスター

 ところが、そのうちこの除夜の鐘が聴けなくなるかもしれない。
 「鐘の音がうるさい」という苦情がきて、除夜の鐘を取りやめたり、鐘を昼に移行するお寺が出ているからである。
 クレームは除夜の鐘だけでなく、餅つきの取り止め、マンションでの住人同士の挨拶禁止、保育園建造中止なども報道されている。これらもほんの一部の「声の大きい」モンスターの影響と思われる。それが誰かわからないのも、不気味である

 モンスターはたぶん、数千・数万人に一人であろう。こんな少数意見を聞いていると、究極は世の中の活動すべてできなくなる。人が生きているということは、誰かに価値を与えていると同時に、必ず迷惑もかけているからである。100%誰にも害のない行動などありえない。生きているだけで、誰か影響を受ける。モンスターは、そのほんの少しの「迷惑」が我慢できないのである。


 近年の日本に、このようなクレーマーやモンスターが増えているのは、武士道の重要な要素である「惻隠の情」が無くなってしまったからである。そのうえ、モンスターを抑えることもできなくなってしまった。そういう声が通りやすいということは、日本で民主主義は成り立たないことを意味している。

 ではどうするか。
 もちろんモンスターと戦う。われわれは、モンスタークレーマーに負けず、伝統を進めていく人たちを応援しなければならない。そうすることでモンスターを炙り出し、彼らと本音での戦い・議論ができるのである。
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