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火事の原因

 隣の国のように、いくら責任者を血祭りにあげても、何の解決にもならない

 糸魚川市で発生した大規模火災では、150軒もの建物が焼けた。うち80%以上が全焼だった、大惨事である。この火災の出火原因は、中華料理店の鍋の空焚きによるものといわれる。店主は「開店前の料理の準備で鍋に火をつけたままいったん店を離れ、戻ってきたら火が出ていたらしい。

 法律の専門家によると、今回は「重大な過失」が認められる典型的な事例だそうだ。店主は損害賠償責任を免れず、刑事事件としても、業務上失火等の罪に問われる可能性があるという。もっとも、火災による損害は数十億円になるので、個人で全ての責任を負いきれるはずがない。被災者は自分でなんとかするしかない。

       金は天下の廻りもの H27.9.26

 しかし、鍋の空焚きがほんとに「重大な過失」なのか。
 鍋や薬缶の空焚きなんか、頻繁にある。調理していて、空焚きの経験がない人などいない。我が家の認知症住人は、ほぼ週に1度の割合で、鍋の空焚きをしている。たいてい誰か発見して事なきを得る。メルトダウンしても、火事になるのはよほどのことである(糸魚川の中華料理店主は、空焚きでなく油を燃やしたのではないか)。

 とにかく糸魚川大火の場合、あそこまで大事に至ったのは、件の店主の責任ではまったくない。住宅密集を放置した行政や住民、燃えやすい住宅をつくった建築家や施主、そして強風である。みなが防ごうとしてできなかったのだから、自然災害である。
 隣の国民のように、責任者をあぶり出し血祭りにあげても、何の解決にもならない。
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