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歴史認識

 いくら認識が異なっていても、表に出すことなく大人の対応をすればいい

 先週NHKで、「東京裁判~人は戦争を裁けるか~」を4夜連続で放送していた。70年前の東京裁判における、11か国からの判事たちの異なる視点を描いたものである。結果的に、「平和に対する罪」という、とって付けた罪名や、戦争犯罪にしても事実を争うことなく、多くの被告たちが死刑になってしまった。

 気になったのは、このドラマでは日本軍人がアジアで行ったとされる、南京虐殺、バターン死の行進などの非道な出来事を、疑いなく事実と認めてしまったことである。だがこれらはあくまでも、勝者の側からの一方的な見方に過ぎない。


 いま日本人の多くは(一部狂信的な左派を除いて)、あの戦争について、つぎのような歴史認識を持っている。
 日本軍が戦時中に行ったとされる非人道的な犯罪は、ほとんど冤罪である。何一つ確実な証拠がない。すべて曖昧な証言やねつ造写真であって、敗者である日本国をいつまでも貶めておきたいためのでっち上げである。
 ただ世の中に絶対はない。万に一つ非人道行為がほんとだった可能性もある。ほんとにそうだったら、申し訳ない。だからあまりこのことには触れないでおこう。(何か言われたら、とりあえず謝っておけばいい)

       玄武稲荷例大祭 H28.3.20

 一方、中国をはじめ「被害」に遭った国の人は、反対のことを思っている。
 旧日本軍の残虐行為は、間違いなく事実である。南京記念館や抗日記念館、慰安婦だった処女像、日本軍の極悪非道ぶりを描いた映画やドラマも厭というほど見た。自分たちの政府もそういっている。
 だがもしかしたら、あれは嘘だったということもあり得る。大躍進とか文化大革命で、何千万人もの同胞が亡くなったのを、日本のせいにしたのかもしれない。どうも自分の国の指導者は信用できない。それでもなぜか日本人は謝ってくれるから、「被害者」はやめられない。


 普段は、このようなことを表に出すことはない。とくに相手の国の人に会うときは内に秘めて、そのまま相手にぶつけたりはしない。たいていそれで仲良く付き合える。それが大人の対応である。
 もちろん相手が大人の対応をしなかったらどうするか。それこそ、伝家の宝刀を抜く。
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