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ネット販売のつけ

 ヤマト運輸のことだから、まもなくこの問題を解決する

 ヤマト運輸の支店が、残業代未払いなどを理由に、労働基準監督署から是正勧告を受けていたという。あの超優良企業でさえ、ブラック扱いされる時代である。

 もちろんこれは、配達量の増加に合理化が追い付かなかったからである。配送業は依頼された仕事をほとんど受けるからたまらない。訴えた労働者の会見では、「ネット販売のアマゾンの荷物を扱うようになって、およそ2~3割荷物量が増えた。人手が足りない」と言っている。

 普通の店舗販売の場合には、消費者が店舗に出向いて商品を購入する。配送事業者は、その消費者の労力を配達員が補うことでビジネスが成り立っている。

 だからこれは、ヤマト運輸だけの問題ではない。ネットによる通信販売が増えるにつれ、商品の配達量が飛躍的に増大している。通信販売の泣き所、商品を「早く、安く、サービスよく」消費者に届けるところに、いま負担が集中している。アマゾンではじめた、「瞬間配達」なるサービスは、ますます配達人泣かせである。

          イモムシ

 さらに、ネットで購入するような若い人は、普段家にいることが少ない。核家族化が進み、代わりに受け取る人もいない。配達するほうは、配達先に誰もいないと再配達しなければならない。それが数回続くと、配達料を配達コストが上回ってしまう。その分は、配達人の過重労働でカバーする。

 そもそも、配達の衝撃に耐えられるよう商品一つ一つを丁寧に梱包し、個別に配送することには、根源的なムダがある。そのムダをネット販売の利便性はどこまでカバーできるのであろうか。

 それでもヤマト運輸のことだから、まもなくこの問題を解決するに違いない。ネット販売が増え、配達する量が増えれば、最適な移動距離で合理的な配達システムをつくることができるからである。
 相手がある戦争とは異なり、ものごとには必ず解決方法が見つかる。
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