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北陸新幹線の延伸

 迷惑施設をいやな顔ひとつしないで受け入れた福井県こそ、大いに発言権がある

 北陸新幹線の福井(敦賀)―大阪間のルート選定が難航している。与党検討委員会は、年内の決定を先送りするという。いまのところ延伸には3案があり、それぞれ利害が絡んでいるからややこしい。JR西日本が推す「小浜、京都」、京都府が推す「小浜、舞鶴」、そして滋賀県の「米原」案である。

 しかしここにはあまり、福井県の要望が入っていないように思える。
 もともと、北陸新幹線は福井にとって、百害あって一利ぐらいしかなかった。日本の高速鉄道網を完成させるため、あえて地域エゴを抑えたのである。

       綱引き H28.5.15

 新幹線は、各県の思惑に乗せられず、日本全体の将来を見越し、全体像から考慮しなければならない。北陸新幹線は、敦賀から若狭日本海側、鳥取、島根へと延長すべきである。これまでのように、京都や大阪で集中してしまっては、代替線としての機能は半減する。それに首都と九州とを結ぶ動脈が山陽線だけでは、なんとも心細い。動脈が2本できれば、縦につなぐのは簡単である。

 また北陸新幹線を、敦賀や小浜から京都・大阪に直接結べば、福井から京都・大阪を結ぶ特急・急行がなくなり、福井と関西圏への連絡が極めて不便になってしまう。北陸新幹線のおかげで、福井から北の地域への交通障害が発生したのと、同じことである。

 この場合、新幹線という迷惑施設をいやな顔ひとつしないで、スムースに受け入れた福井県こそ、大いに発言権があるのではないか。
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