秋の白山砂防新道
紅葉がないのは、熟年抜きでいきなり朽ちるようなものである
ちょうど仕事が一段落した秋晴れを狙って、昨日(金曜日)白山へ登った。
秋の空は視界良好である。すでに往路の車中で、麓の市ノ瀬に入る前から、別山がくっきりと見えた。また今は紅葉真っ盛りのはずだ。数年前に見た、上小池から3の峰への真っ赤な紅葉をもう一度味わいたい。
早朝6時50分につり橋を渡って、砂防新道から登山開始。気温が低いからか、8月に観光新道を登ったときより楽である。それでも歩き始めて2時間過ぎれば、疲労がたまって息が切れる。12曲りの急登のとき、携帯に2本ほど仕事の電話が入ってきた。ハァハァと怪しげな息遣いでの対応に、電話の相手は、朝っぱらから何をしているのか不信に思ったであろう。

紅葉は残念ながらほとんど見ることができなかった。多くの枝では紅葉になる前に散ってしまっている。周辺の山々を見ても、色づいているところはない。今年は、北陸の山の紅葉は不作なのかもしれない。人間でいえば、熟年抜きでいきなり干乾びるようなものである。

御前峰山頂には、ちょうど12時に着いた。午前中あんなに澄み渡っていた空気が、遠くの方では黒っぽく霞んでいる。大気汚染が影響しているのか、剣・立山から槍~穂高と続く北アルプス連峰も、ぼんやりとしか見えない。
それでも近くの、3の峰から荒島岳、赤兎、経ヶ岳、大長山(上左写真)はよくわかった。

ところで白山は、来るたび砂防工事道路が増えている。観光新道下りから見ると、縦横に網羅しているのが見える。白山の大崩壊とともにあるだけに、工事は賽の河原のようなものである。この仕事は永遠に終わらない。
また、ここまで道路が延長されていると、登山口がいまの別当出会いから上、少なくとも1時間登ったところでもいいはずである。そうすれば、日帰り登山でこんなしんどい思いをしなくて済む。もっともそうすると、室堂の宿泊施設の客が激減する。もっと開発して、立山ホテルのようにする手もあるが、白山では無理か。
ちょうど仕事が一段落した秋晴れを狙って、昨日(金曜日)白山へ登った。
秋の空は視界良好である。すでに往路の車中で、麓の市ノ瀬に入る前から、別山がくっきりと見えた。また今は紅葉真っ盛りのはずだ。数年前に見た、上小池から3の峰への真っ赤な紅葉をもう一度味わいたい。
早朝6時50分につり橋を渡って、砂防新道から登山開始。気温が低いからか、8月に観光新道を登ったときより楽である。それでも歩き始めて2時間過ぎれば、疲労がたまって息が切れる。12曲りの急登のとき、携帯に2本ほど仕事の電話が入ってきた。ハァハァと怪しげな息遣いでの対応に、電話の相手は、朝っぱらから何をしているのか不信に思ったであろう。


紅葉は残念ながらほとんど見ることができなかった。多くの枝では紅葉になる前に散ってしまっている。周辺の山々を見ても、色づいているところはない。今年は、北陸の山の紅葉は不作なのかもしれない。人間でいえば、熟年抜きでいきなり干乾びるようなものである。


御前峰山頂には、ちょうど12時に着いた。午前中あんなに澄み渡っていた空気が、遠くの方では黒っぽく霞んでいる。大気汚染が影響しているのか、剣・立山から槍~穂高と続く北アルプス連峰も、ぼんやりとしか見えない。
それでも近くの、3の峰から荒島岳、赤兎、経ヶ岳、大長山(上左写真)はよくわかった。

ところで白山は、来るたび砂防工事道路が増えている。観光新道下りから見ると、縦横に網羅しているのが見える。白山の大崩壊とともにあるだけに、工事は賽の河原のようなものである。この仕事は永遠に終わらない。
また、ここまで道路が延長されていると、登山口がいまの別当出会いから上、少なくとも1時間登ったところでもいいはずである。そうすれば、日帰り登山でこんなしんどい思いをしなくて済む。もっともそうすると、室堂の宿泊施設の客が激減する。もっと開発して、立山ホテルのようにする手もあるが、白山では無理か。
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