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幸福度日本一

 福井の幸福度が高いのは、他のいい暮らしをしている人を知らないから

 今年7月に発売された「全47都道府県幸福度ランキング2016版」(日本総合研究所編集、寺島実郎監修)で、前回(2014年)に続いて福井県が全国総合1位になったという。65の指標の中でも、仕事と教育の分野が全国1位である。新たに示された移住者の幸福度でも、子育て世帯が全国1位、シニア世帯で5位だった。

 これを受け、県では「あらかじめ、幸せだったらいいな」というキャッチコピーを発表した。もともと福井は、坂本光司氏の全国幸福度ランキングでも、トップが定位置となっている。

         モー 結構  

 しかし、福井に住んでいるものとして、ほんとに自分の県が幸福度No1であるとはとても思えない。福井でもいろんな地域があるし、いろんな会社、学校、家族、個人がいる。少し違うだけで、天国と地獄の違いがある。だから、全体的な指標と個人の思いとは全く別物であると考えたほうがいい。

 そしてほんとうの幸福は、相対的で感覚的なものである。
 つぎの式がある。

 幸福度=充足(得られた財)/欲望

 すなわち世の中には、もっといいことがあるのを知らず、そうなりたいという欲望の低い人ほど自分は幸福だと思う。そのため、国民幸福度を誇っていたブータン国民が、SNSの普及でその維持が怪しくなってきた。スマホで世界を見れば、自分たちがいかに貧乏くさいかわかる。(幸福度と満足度の違いはややこしいので省く)
 いま格差が問題になっているのは、格差の実態をすべての人が知ることになったからである。

 したがって、ほんとに福井人の幸福度を高くするには、まず「欲望」を抑えることである。井の中の蛙になってもいい。余り旅行もせず、地域間交流や海外交流も控える。もっといい暮らしをしている人たちを知らない、「知らぬが仏」にならなければならない。
 一番幸福なのは、仙人のように人との付き合いを断って酒におぼれ、気が狂って死ぬことである。
 
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