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もんじゅを止めるな

 もし廃止するなら、つぎの建設に向け発展的に解消すべきである

 昨日のニュースによると、ついに政府は高速増殖炉もんじゅを廃炉にする。再稼働するには数千億円の追加費用が必要となり、国民の理解が得られないと判断したからである。
 たしかに多くの国民は、原発だけでなく高速増殖炉の維持にも反発している。

 しかし国民が反対しているのは、単に感情と思い込みからに過ぎない。日本を衰退させようとする反原発論者のプロパガンダに、すっかり踊らされている。そのため、自然エネルギー推進の妄想に憑りつかれ、ありもしない放射線の恐怖によって重篤な放射脳病を患っている。

        悪霊の憑いた放射脳患者のお祓い

 大方の国民は無知である。それゆえの恐れの感情はしかたがないともいえる。
 だからといって、政府がそれに便乗してどうするのか
 政治家が政治家として価値があるのは、このような衆愚、ポピュリズムを排除し、未来に向けての長期志向をもつからである。いたずらに民衆におもねるなど、とんでもない話である。いっときの感情で、日本や人類の未来を損なうことなど、断じてやってはいけない。

 むかし、日本で作った初めての原子力船「むつ」も、わずかの放射線漏れ(放射性物質漏れではない)で国民の大反対に遭い、廃船になってしまった。おかげで日本は原子力船の開発ができなくなり、技術的なハンデとともに、安全保障にも大きな支障をきたしている。
 2度とこのような過ちは犯すべきでない。

 もんじゅでは、これまで原発で使うことができなかったウラン238を、燃料に変えて燃やすことができる。残り4~50年といわれるウラン資源が、さらにあと1000年後まで使えるのである。開発が難しいことは間違いない。だが意欲と能力のある人が、全力で立ち向かえば必ず完成する。できない理由は聞き飽きた。

 金ならいくらでもある。日本は毎年、10兆円もの金が余り、それを民間や企業が貯蓄している。その使い道がなくて困っている。これを使えばいい。もんじゅのような100年先に成果が上がるような事業には、ぴったりである。むしろこういうところに、どんどん使うべきである。しかも使ったお金は、ほとんど日本人の懐に入り景気浮揚にもなる。

 
 幸い政府は、もんじゅ廃炉後も高速炉の研究開発は継続する方向だという。実験炉の常陽の活用やフランスとの共同研究などの案が浮上している。いまのもんじゅを廃止するなら、発展的解消にすべきである。老朽化した施設を最新のものに切り替え、もんじゅ2として生まれ変わらせたい。100年後に、日本があるかないかの瀬戸際である。
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