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ISO14001;2015の取り組み①

 要求事項とその実現も高度になり、中小企業にとってハードルが高くなった

 ISO9001と同じ時期、2015年9月にISO14001(環境マネジメントシステム国際規格)の改訂も行われた。このISO14001は1996年に初めて制定され、2004年に微調整が行われた。それ以来の大改訂である。

 これら規格の改訂に先立って、すべてのISOマネジメント規格の骨格を成す共通の要求事項が定められた。そこには、共通の中核となるテキスト、共通の用語や定義が入る。
 ISOのマネジメント規格は、9001と14001だけでなく、27001(情報)、22000(食品)、5001(エネルギー)、22301(事業継続)、39001(道路交通安全)など、数多くが生まれている。一つの組織がそれらを運用するのに、骨格や言葉の定義を共用し、できるだけ効率的にしようとするものである。

 したがって、ISO14001の章立ても、共通テキストに合わせて大きく変わった。中身も変わったため、以前のISO14001とは別物のようである。

 章立て以外で、とくに変わったところを指摘しておきたい

①戦略的なマネジメントへ
 ISO9001と同じように、組織の課題や利害関係者のニーズ、リスクを把握し、それをシステムに組み込むことを求めている。

②環境パフォーマンスの重視
 継続的改善に関して、マネジメントシステムの改善から、環境パフォーマンス(実質的な環境負荷)の改善へと重点が移っている。

③ライフサイクル思考
 環境マネジメントを、組織の上流と下流に拡大することを要求している。


 改定があるたび中身が増えていくのは、まだ規格として熟していないからであろう。
 もちろん認証取得だけなら、最低限の運用だけでいい。だが、要求事項とその実現も高度になっており、中小企業にとっては、ますますハードルが高くなりそうである。
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