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和紙の新しい価値創造

 立体造形物に和紙の繊維を塗布することで、新しい価値を創造する

 産地から出荷された和紙素材は、加工や印刷工程を経て紙製品として消費者の手元に届く。すなわちこれまで、産地における和紙は、おもに素材として出荷されており、産地から商品として直接消費者の手元に渡ることはほとんどない。

 一方、従来の和紙の特徴に加え、あらゆる自由曲面の立体造形が可能な、和紙繊維吹き付け製法が開発されている。
 越前市の㈱明光建商では、その製法を取り入れ、改良を加えながら、照明器具や各種造形物など、立体的な一般消費者向け商品の開発を行う。和紙の新しい価値を生み出すことによって、新規顧客層への展開と顧客満足度の向上をはかろうとしている。
   帽子行燈   丸行燈   直立行燈

 これまで一部の工芸家によって、勝山市の恐竜像や福井の浜町のあんどんなど、特定の製品がつくられてきた。しかし、ここまではいわゆる「製品化」までの段階である。いまのところ、試作品あるいは工芸品(芸術品)としての生産しか行っていない。事業として成立させるためには、この「製品」を、売れる「商品」として育てる必要がある。
 その場合、多様な顧客に対応できないなど、技術的な障害として多くの問題点があった。

 もともと和紙は、次のような特長をもっていた。

①破れにくく、丈夫で長持ちである
②薄くて軽い、通気性がある
③透光性に優れる 
④日本的な感性、風合いを有する

 和紙の需要が減退し、売上が低迷している産地の和紙メーカーは、和紙の特長を活かし、現在いろんな和紙関連の商品を企画販売している。しかし和紙は平面であり、表面に印刷はできても、3次元立体への加工できる形状は限定される。とくに、球形を含むような自由曲面を作り上げることは不可能であった。

 この会社では、この課題を解決することで、従来の和紙の特質に加え、球形などあらゆる自由曲面を含めた3次元立体造形加工が容易にできるようになり、新規性のある独自の商品開発が可能になった。
 現在いろんなバリエーションの商品開発を進めている。近いうちに、商品として我々の目に触れる機会も増えていくであろう。
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