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被ばくは危険か(6月3日)

 放射線の危険を煽っている人たちは、それがいかに低線量地域住民の人権を蹂躙しているかについて、思いをはせていない

 今の日本には、放射線の危険を煽り立てる人もいれば、いや低線量被ばくはかえって健康にいいのだという人もいる(ホルミシス効果)。健康にいいとまでいかなくても、いまの強制避難地域程度の放射線(20~100㎜SV/年)では、全く人体には影響ないという人が、冷静な人を中心に、確実に増えてきている。
 これまで私は、多くの関連情報を調べてきた。危険だという情報は多い。しかし客観的に見て、「安全派」の根拠・理論のほうが、はるかにしっかりしている。彼らは必ずしも、御用学者ばかりではない。どう考えても、今の程度の放射線のリスクより、危険を煽られて逃げまわり、ストレスをため込むリスクのほうがはるかに大きい。そう断定する。

 そうはいっても、まだ圧倒的に放射線の危険を煽る人のほうが多い(少なくとも声は大きい)。「安全派」の声が小さいのは、「何もないというのは悪魔の証明」だからである。安全の証明は、冤罪事件と同じで絶対できない。
 「危険派」は、どうみても噂に毛が生えただけの情報をもとに、感情だけに走っている。論理は破たんしている。彼らは、ハンセン病、所沢ダイオキシン騒動、新型インフルエンザ騒動、BSE騒動、口蹄疫30万頭大虐殺などの愚を繰り返し、増幅させている。あきれるほど学習能力がない。
 もしかしたら、危険を煽る人たちも、おかしいと気づき始めているのかもしれない。一度口に出したことを引っ込めたくないのだろう。原発利権の恩恵から外れた怨念もあるはずだ。そして、放射能が安全であっては、よって立つ根拠がなくなってしまう。

              牛のケツ

 つまり、危険を煽る人たちは、それだけで金儲けができる。不安をネタにした商売ほど儲かるものはないからだ。本が売れ、保険が売れ、放射線防護商品が売れ、測定器が売れる。政治家は票につながる。東電や政府からは、補償金がたんまり入る。弁護士は、サラ金から東電に狙いを変更した。(2日の時事通信によると、原子力損害賠償紛争解決センターでは、住民の「被ばく不安」に対してさえ、賠償を提案しているという。これとは別に、1週間ほど前、毎月の生活補償金の大幅増額を要求しているという報道もあった。)
 これらを商売にしている人たちは、いまさら放射線が安全だといって欲しくない。いま危険は利権であるから、「放射能は危険」が、新たな利権となっている。直接利害関係のない市民も、「放射能は危険」の固定観念を植え付けられており、安全だといわれるとかえって心配になる。したがって彼らは、「安全派」に圧力をかけるから、ますます安全だと言いにくくなる。

 さらに大問題なのは、危険を煽っている人たちは、自分たちがいかに低線量地域住民の、人権を蹂躙しているかについて、思いをはせていないことである(思っていてやっているのなら、もっと悪い。バカでなく、悪人だからだ)。「子孫に影響するから少しでも放射性物質が含まれていたら廃棄せよ」、「原発周辺は毒物地帯だ」、などと煽る。危険だ、危険だということで、徹底して地域やその住民に対する差別意識を生み出している。したがってネットでは、「遺伝子に傷がついた東北の人間とは結婚するな」、という暴言まで飛び出している。
 これは、過去問題となった、ハンセン病やエイズ患者などへの差別意識よりも、はるかにたちが悪い。放射能の危険を煽る人は、万死に値する。

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