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黒川温泉と別府温泉

 それぞれ、少人数と大人数用に極端に特化している。中途半端では生き残れない
 
 2泊3日の北部九州旅行は、当初のメンバーは9人。会社旅行で黒川温泉と別府温泉に行って、ゆったりと温泉旅行を楽しむつもりであった。九州地震の影響で、観光客が激減したと聞いたからである。

 ところが急な変更があり、1日目はてんやわんやになった。
 まず数日前に突然、川崎へ行く用事ができた。ある補助金の面接審査である。そのため面接終了後、羽田発15時45分の便で福岡空港に17時40分着、そこからレンタカーで移動することにした。順調でも黒川温泉に20時着である。これだけでも充分せわしい。

 それなのに、夕方福岡空港に着いた途端、同行者の家族が危篤だという情報が入る。急遽、彼の帰りの手配やJR駅までの送迎でバタバタ。我々がやっと黒川温泉に着いたのは、午後9時過ぎになった。宿の従業員は丁寧に迎えてくれたが、コース料理だから、調理と配膳担当者の勤務時間はだいぶオーバーしたに違いない。「被災地応援ツアー」のつもりが、とんだ「迷惑ツアー」になってしまった。(その後、危篤のご家族は持ち直したとのこと)

       恐竜王国

 簡単に、宿泊したところの説明をしよう。(途中の由布院で、カバに食われた)

≪黒川温泉≫
 タイミングよく、団体向けから少人数向けへの転換が成功。ここ10数年で、飛躍的に有名になった温泉地である。
 渓谷の両側に20数軒のこぢんまりとした旅館が建ち並ぶ。川の流れに沿うところは、北陸山中温泉をやや小ぶりにした感じである。歓楽的要素や派手な看板がない、統一的で落ち着いた雰囲気の街並を形成している。

 すべての旅館に露天風呂があり、旅行者は「入湯手形」を購入すれば3か所まで入浴できる。この方式が全国の温泉に広まった。この温泉地では半分近くの旅館が、手形入浴用の浴槽を宿泊者用と分けている。

 そもそも温泉の原点である風呂にこだわり、その数が多い。
 われわれが宿泊した旅館「優彩」は、2~3人用客室が50ほどあり、この地では大型になる。それでも銭湯ぐらいの大きさで趣向を凝らした入浴場が、10か所もある。大きなものは、20mプール並みで、景観も素晴らしい。時間による男女入れ替わりなので、1泊ですべての風呂に入れる。これだけあると、入浴手形で外湯に出かける前に茹で上がる。これも一種の囲い込みか。

 宿泊旅館 H28.6.17  温泉地獄 H28.6.17  カバ地獄 H28.6.17

≪別府温泉≫
 箱根温泉郷と1、2を争う日本有数の温泉地で、年間宿泊者数は、400万人を超える。もちろん、旅館数も120軒余りある(アウトサイダーを入れると200軒)。ピークの1967年には、939軒もあったという。そしてこの別府温泉郷には、8カ所の温泉地がある。

 我々が泊まったのは、観海寺温泉の杉乃井ホテルである。大型リゾートホテルと、室内温水プール、ボウリング場、劇場や大展望露天風呂などレジャー施設がある。ホテルそのものがひとつの街で、この温泉地にはこのホテルしかない。客室も、5~6人用が多く、展望風呂は500人くらい入れる。昨夜宿泊した黒川温泉とは、まるで対照的である。

 お客を囲い込むという目的なら、北陸の大型旅館もびっくりである。関連施設の規模では、加賀屋のはるか上を行く。なにしろ、部屋から大浴場や食事場所に移動するのに、送迎バスがある。子供と家族連れ向きの、大量生産型旅館である。だから、部屋や施設は立派でも、大人同士ではなんとなく落ち着かない。

 海地獄 H28.6.17  血の池地獄 H28.6.17  巨大囲い込み地獄 H28.6.18

 不思議なのはいずれの温泉施設も、これだけ入浴場がありながら、外からはまったく入浴シーンを見ることができなかったことである(見たくない人のほうが多いのだが)。露天風呂の中から外は見えても、外からは見えない。この点では、どの温泉施設も素晴らしいノウハウを蓄えている。

        牛首地獄 H28.6.18
 初日のバタバタから、3日間を経て昨晩帰宅。ようやくゆっくりできると思ったら、山のような「仕事」が待っていた。
 もっともすべて、お金になる仕事ではない。
 地域の自治会長への連絡の要請や配布物。こんなもの、自分が分からないのに他人に説明ができるわけがない。そのほか、書類を読んで評価して欲しいというのもいくつかあった。メールで送りつけられると頭にくる。そのなかでチマチマしたものは、少し読んで捨てた。まともに付き合っていたら、ノイローゼになる。
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