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アベノミクスは失敗か

 恩恵のない人々は声高に叫び、良くなった人や会社はじっと黙っている

 いつまでも景気が回復しない、デフレから脱却しないということで、アベノミクスは失敗だったという声が出ている。

 たしかに円安で輸出主導の大企業が潤ったとしても、実質賃金は下落した。大企業と中小零細企業、大都市と地方の間の格差が拡大している。多くの中小零細企業に勤める人は、「景気が良くなっている実感はまったくない」と言っている。そのための悪い数字はいくらでもあげられる。
        崩落寸前の大石 H27.8.03

 しかし、株価や経常収支の拡大や全体所得の伸びなど、いい数字もいくらでもある。問題は、大多数の中小企業とその従業員が潤っているかどうかである。

 そもそも企業にとって問題なのは、経済環境の激変である。5~6年先の予想がつくのならまだいい。いきなり原油が高くなったり、円高(安)になったり、中国デモで破壊されたりしたら、普通の企業はやっていけない。地方の公共事業など、毎年あったりなかったりする。それでなくとも企業は、常に顧客のニーズ変化に合わせていかなければならない。
 
 それに、いくら政府が素晴らしい政策をとったとしても、悪い企業は潰れるし、いいところは残る。私も仕事上、毎年数百社の中小企業の決算書を見ているが、ここ1~2年確実によくなっている。同じ中小零細業者として妬ましい企業も多い。だがそんな会社は、税務署や取引先の恨みを怖れ、じっと黙っている。

 したがって、政府は今の政策を続けていけばよい。ころころ変えるのが一番よくない。金融緩和でも財政出動でも、金に糸目をつけてはいけない。財政破綻を恐れる必要はまったくない。

 極端に言えば日本政府の仕事は、安全保障を含めた環境変化の緩和だけでいい。あとは個々の企業の責任である。
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