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三菱自動車不正

 自分で計算して申告させるという当局の手抜きが、多くの罪人を生んでいる

 先週、三菱自動車は、燃費試験データを不正に操作していたことを発表した。燃費性能を求めるため走行抵抗値を甘くする操作が行われたという。初めに想定した燃費値を達成できず、燃費競争の中で販売に大きく左右するカタログ燃費を少しでも良く見せるために不正がおこなわれたといわれている。

 これに対し世間では非難一色である。もう三菱はダメだという。たしかにいいことではない。表だって擁護することはできない。

 しかし私には、なぜそれほど問題になるのかよくわからない。
 もともとどの車も、燃費はカタログ値とまったく違う。私がいま乗っているベリーサは、カタログ値18㎞/ℓに対し、その半分以下、いいときでも10~11㎞/ℓしか走らない。これまで乗ったすべての車も、似たり寄ったりであった。程度問題であって、燃費を意図的によく見せようとしていないメーカーなどない。世の中ことごとく、狐と狸の騙しあいである。

 燃費は台車の上に試験車両を乗せて走らせて求めるという。燃費に大きな影響を与えるのが走行抵抗であって、そのデータを提出するのは、メーカーの責任である。個々の段階で、自分に有利なように解釈してしまうのは、生物の本能である。

 それに、三菱を非難する人たちに、そんな資格はあるのか。税金の計算をしている人たちも、100%正確な申告をすることなどありえない。たいていは、自分に有利な解釈で計算している。
 自分で計算して申告させるという当局の手抜きが、多くの罪人を生んでいるのである。
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