FC2ブログ
RSS

田母神事件

 あちこちに、ややこしい法律の網を張り巡らすから、いつまでたっても日本は浮かばれないのである

 航空幕僚長であった田母神俊雄氏の「横領事件」が注目されている。東京地検特捜部は7日に、業務上横領容疑で田母神氏の資金管理団体の事務所などを家宅捜索した。政治資金の一部5千万円が行方不明になっているからだと言う。

 使い道として田母神氏が政治資金を「自分の知り合いに30万円ずつ配って欲しい」と選挙事務所で発言していたとも言われている。200万円の背広を贈与のために購入したり、キャバレーで豪遊していたという話も飛び出している。
 ネトウヨの総本山的存在であった田母神氏だけに、この話を聞いてネトサヨは大喜びである。


 しかし私には、何が悪くてここまで大ごとになるのか、さっぱりわからない。わかって騒いでいる人はどれくらいいるのであろうか。たぶん選挙関連の法律にものすごく詳しい人しか、理解できていないと思う。

 素人考えでは、政治資金というのは寄付金と同じではないのか。寄付した人は、選挙に関連することなら、なんに使ってもいいと思うはずだ。金は使うためにある。だから、選挙協力した知り合いに30万円配って何が悪い。税金で賄っている政党助成金とはまったく違う。何に遣うかわからない、数十億円規模の官房機密費のほうが問題だと思う。
 さらに、いまの東京都知事の5000万円外遊は、それこそ血税が原資である。

 むかし近くの町内会で、数十万円使い込んだ人が、首になったことがある。町内会の会費というのは、半強制的に分担金として徴収する。金額の桁は違うが、政治資金のような善意の自主的な寄付金とはまったく異なる。それでも、使い込んだ人は町会長を首になって、そこまでである。刑事事件になると思った人はいない。


 危惧するのは、田母神氏のようなことがいけないのなら、小難しい選挙戦術に長けた人しか政治家になれないことである。優秀な人は、選挙のややこしい仕組みなどに余計なエネルギーを割くべきではない。

 このことは、脱税で優秀な経営者を潰してしまう税制の在り方とまったく同じである。
 あちらこちらに、誰も理解できないような法律の網を張り巡らすから、いつまでたっても日本は浮かばれないのである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :