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GDPのマイナス成長

 思い切った財政出動をしないのは、金持ちが貧乏人に対し優越感を持ちたいからである

 昨日(15日)発表された2015年10~12月期のGDP速報値が、実質前期比0.4%減、年率換算1.4%減となったという。2四半期ぶりのマイナス成長で、低成長が継続している。
 もちろんGDPがマイナスということは、国内でのお金の回転が鈍っていることである。

 相変わらず国民の多くは、お金を貯め込むことに汲々としている。日銀の資金循環統計によると、2015年9月末で、日本の個人金融資産残高は1684兆円。民間の非金融法人の金融資産は1087兆円もある。それに加えて、政府の金融資産が564兆円。あわせて3335兆円。これがどんどん増えている。いくら悪くなったと言っても、経常収支はまだ黒字を維持しているからである。

 貯めるだけではいけない。だれか遣う必要がある。本来なら、民間が借りなければいけない。将来の成長のための投資に回す。その民間企業の負債は1435兆円である。その他に自営業者を含む家計の負債が376兆円。あわせて1811兆円しかない。

 残りの1500兆円はどうするのか。お金は血液と同じで、常に回転していなければ血栓ができたり腐敗する。詰まって困る人が出てくる。仕方がないから、政府は国債を発行して1200兆円借りている。それでもまだ300兆円が宙に浮いている。

 したがって、日本経済停滞の原因は、お金が溜まっているのに遣う人、借りる人がいないことである。

 民間が遣わないのなら、政府が遣ってあげればいい。300兆円も財政出動すれば、あっという間に景気は回復する。働く人を中心にお金を出せば、ワーキングプアもなくなる。
 素晴らしいのは、政府が借りたお金は、そのまま国民の財産になることである。海外など怪しげなところにだぶついているより、よほどいい。貸している人は、貯金が増えることが喜びなので、返してもらおうと思ってない。したがって、財政破綻はありえない

 なぜこんな簡単なことをやらないのか。
 金持ちが貧乏人に対して優越感を感じたいからである。重大なことでも、動機は意外と単純である。
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