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事業の目的 (ものづくり補助金の季節②)

 その事業がどれくらい世のため人のためになるのか、納得してもらうことが重要

 昨年のブログで、この補助金申請書の書き方のポイントを指摘した。そこでは、公募要項にある「審査項目」に忠実に答えていく必要があり、とくに「課題」と「その解決法」が大切であると述べた
 すなわち、課題をしっかり把握しそれをどのように解決していくかということは、経営の根幹であり、申請書の肝の部分でもある。うまくこの文書を作ることは、戦略の正しさを示すとともに、本制度に採択される可能性を高める。
 
 しかし、いくら「審査項目」に忠実に答えても、それだけでは審査員を納得させる申請書作成は難しい。解決すべき「課題」はどこから生まれてきたのか。すなわちその事業は何のためにやるのか。やろうとしていることが、どれくらい世のため人のためになるのかが分かりにくいからである。

       楽

 そこで実際の申請書では、「審査項目」の内容を含めた、説得力のあるストーリーをつくる。その筋立ての、大まかな一例を示す。具体的には、これらのストーリーの中に、「審査項目」で問われている事柄を、項目別に盛り込んでいく必要がある。

 ①当社の事業内容(業界、事業、おもな設備、得意技術)
   (当社は、・・・・・・の事業をおこなっている・・・・・)
 ②経営環境、顧客の要望(社会や市場における課題)
   (当社の経営環境は、・・である。顧客からは、・・・の要望がある)
 ③経営(事業)課題とその解決法
   (ニーズに対応するため○○、それには○○設備が必要である)
 ④技術課題(経営課題を解決する技術的ネックとなるもの。必要に応じ)
   ( ○○を導入し、・・を解決するには・・の技術課題がある)
 ⑤課題の解決法
   (・・・・・を行うことで、課題を解決する)
 ⑥課題解決方法(技術面)での優位性
   (品質、コスト、スピード・・など、差別化された技術が蓄積・強化される)
 ⑦事業面での優位性
   (売上・利益の向上、地域の雇用と業界・経済活性化、環境など)


 じつは、技術士の筆記試験においても、「課題解決問題」が出題されている。技術を管理する立場から、同じような考え方で出題されているのであろう。「政策」があれば必ず「対策」がある。参考までにご紹介しよう(ますます混乱するかも)。
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