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FITのリスク

 真実に目覚めた国民によるバッシングが最大のリスクである

 アベノミクスのひとつ、FITによる太陽光発電事業がいい。九州では、パネルの集中で制限されたことはあっても、全体として事業者は利益を上げている。なにしろ、1KWのパネルで、年間約3万円の売り上げがある。1KWあたり投資額30万円として、ざっと1割である。金利2%で借り入れ、経費を最大見積もっても5~6%の回収ができる。

 近年の事業としてはリスクが少なく、ほぼ計算通りの収益があがる。借り入れを増やせば増やすほど儲かる。10億円なら年間5~6000万円は確実である。こんな割のいい商売は他にない。

 しかし、まったくリスクのない事業などあり得ない。太陽光発電事業は、どのようなリスクを抱えているのか。

 まず災害による設備破砕である。竜巻を含む台風、洪水津波、テロによって、パネル施設が破砕されたら、発電などできるわけがない。しかも廃棄には膨大な費用がかかる。保険でカバーできるとしても、その分のコストは発生する。
 つぎに、日照不足や装置の劣化など考えられる。
 それでも、ここまでは想定内であろう。

        光る太陽

 あまり議論されていないが、最大のリスクは、社会批判によるバッシングである。
 現時点で太陽光発電事業は、環境に優しい事業として世間から好印象でみられている。
 まもなく化けの皮が剥がれ、人々は真実に目覚める。環境に優しいFIT事業者のイメージは一気に崩れ、悪徳商人となる。事業規模が大きければ大きいほど、その悪徳ぶりは際立つ。他の事業を行っていたとしたら、それらの事業も立ち行かなくなる。太陽光発電事業者の残骸が日本中を埋め尽くす。

 これは原子力発電の歴史とかぶる。原発が導入された時、夢のエネルギーとしてもてはやされた。それが、わずかの「放射能漏れ」だけで、その危険性を商売にしている人に絡まれ、冷や飯食いになっている。いくら正当性があっても、ヒステリックな国民性は如何ともしがたい。
 ドイツのように、あそこまで極端でないだけ、ましではあるが。
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