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ゴールドラッシュの勝者

 いつの時代でも、ほんとに儲けた人はじっと黙っている

 いまから150年前、アメリカ西海岸の川で、金が発見された。見つけたのはドイツから移住してきた農民である。秘密は1週間で漏れ、周りの人たちはみな金に群がる。やがて近郊の街や村から、翌年には全米中から大勢の人が集まった。ゴールドラッシュの始まりである。
 そのため1848年に1.4万人だったカリフォルニアの人口は、1849年末には10万人、1852年には25万人にまで膨らんだという。
 最初に金を発見した農民たちは、それなりの金は手にしたはずである。

 ただ、このゴールドラッシュで多くの富を得たのは、多人数が集まる前に金を掘った人であり、人々が殺到したときには、金はもう残り少なかった。

 1850年には、ほとんどの人は稼ぐことができなかった。金を掘ることで得られる報酬は、当時の平均給与よりはるかに低かったという。
 それでも「一攫千金」を夢見る人たちは、続々集まってきた。

 じつは、ゴールドラッシュで最も大きな利益をあげたのは、金を掘った人ではない。
 彼らにサービスを与えた人である。その典型例がリーバイスであった。彼は採掘ワーカーの手荒い労働にも破れない頑丈なパンツを開発し、大評判となった。それは「ジーンズ」と呼ばれるもので、その後作業用ズボンとして大きな市場を獲得したのである。
 このことを、むかし野口悠紀雄氏の著書で読んだことがある。

       ぼろ着の継体天皇 H28.1.1

 ビジネスでは、同じようなことは至る所にある。
 たとえば、太陽光発電である。沈静化には向かっているが、悪法?であるFITに狂喜して、膨大な事業者が参入した。かってのバブルはもちろん、スマホや観光・爆買いなど、狂乱ビジネスは、それ自体が台風や大雪と同じである。嵐が去って落ち着いた後、さてどうなっているか。
 
 いつの時代でも、ほんとに儲けた人は黙っている。ブームが去って20年しなければ真相はわからない。
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