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ロボットの進化

 最先端の介護ロボットは、介護する高齢者にやさしいだけではいけない
 
 むかしサラリーマンを辞めたとき、ある人から「ロボットを専門的にやったらどうか」と言われた。当時、生産技術に携わっていたからである。日本の産業用ロボットの導入台数は、1985年の10万台から、私が退社した1991年ごろには、30万台近くにまで増えていた。ロボットバブルが、永遠に続くと思われたからであろう。
 興味はあったが、ロボットで何をするのか見つからず、別な道に進んでしまった。

 あれから25年。当時思ったほどには、伸びていない。日本でのロボット導入台数は、1995年ごろの38万台をピークに横這いでその後減少、ここ数年は30万台程度である(バブルとは異なり、泡と消えたわけではない)。むしろ中国が日本を追い越し、年間40万台近く導入、さらに伸びている。

          あれから25年 H28.1.1           ブタ
 
 そもそも「ロボット」とはなにか
 ロボット研究会(経産省)によると、≪「センサ」、「知能、制御」、「駆動系」の3つの要素技術により、知能化された機械システム≫とある。その他いろいろな定義はあるが、人間の意志で操縦され知能を持たないものは含んでいない。

 したがって、人の運転制御が必要な自動車はロボットとは言わない。また鉄人28号やガンダムも、人が操縦するからロボットではない。だが工場で使われる自動制御の機械は、人の形をしていなくてもロボットである。もちろん無人運転の自動車は、立派なロボットである。

 だんだんややこしくなるが、ロボットといっても、いろんな機械要素の集まりにしか過ぎない。「ロボット」という名称はともかく、あらゆるところにICチップが埋め込まれ、自律動作が可能になっているものは多い。
 大切なのは、なにができるか、なにをするかである。「ロボット」という名称にこだわる必要はない。

        美人ロボット H27.10.9    仏の生首 H27.12.15

 では日本は、なにをすればいいのか。
 まず、無人宇宙船の開発を続ける。有人宇宙飛行なら、中国でさえ何回も行っている。アメリカ、ロシアの宇宙ステーションは、すでに定着している。そこに膨大なカネをかけて日本が乗り込んで行っても、メリットは少ない。それに、(風評以外被害が少ない)原発事故にさえアレルギー反応を示す日本国民が、有人宇宙開発で必ず起こる人身事故に、寛容であるはずがない。
 それより、「はやぶさ」で見せた無人宇宙ロボット技術を、さらに発展させるべきであろう。得意分野を伸ばす。そのほうが圧倒的にコストパフォーマンスに優れている。

 そして介護ロボットである。
 日本は、サービス分野の生産性が低い。そのうえ介護分野は、慢性的に人手不足である。この状況はあと30年、われわれ団塊の世代がこの世にいなくなるまで続く。ここで安易に外人労働者に頼ってしまっては、末代まで悔いが残る。
 そこでこの分野こそ、介護ロボットの開発を強力に推進すべきである。とくにうんち処理ロボットの開発が急務である。

 そして最先端の介護ロボットは、介護する高齢者にやさしいだけではいけない。できるだけ速やかに、成仏してもらえるような仕掛けがあることが望ましい。
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