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初詣のご利益は?

 駅前高層マンションに入る人は、愛宕坂展望台でがっかりした人の恨みを背負う

 初詣は、新年に初めて寺社にお参りし、その年の安寧を祈願するものである。
 近所の神明神社にも、3が日には大勢が参る。大晦日の除夜の鐘が鳴るころには、家の前をぞろぞろと参拝客が通る。酔っぱらいも混じって、けっこう煩い。神社の境内には、賽銭箱に向かい数百メートルが並ぶ。いつか大晦日の夜行ったとき、暗闇の中に何百人もの人の気配がして、ホラー映画のようであった。
 3が日の昼間はもっとすごい。昨日の元日は、近くの神社公園を行列が1周していた。あれではお参りするのに、1時間以上待たねばならない。

 初詣は、お参りする人の幸福を祈願するものだという。神様は一度にこんなたくさんの人を受け付けてくれるのか。ご利益も均等割りにならざるを得ない。

 あきらめて、足羽山の招魂社へお参りした。ここには人っ子一人いない。招魂社ではご利益はないからか。

 初詣の混雑 神明神社 H28.1.1 無人の招魂者 H28.1.1  白山を隠す駅前ビル H28.1.1 足羽山から白山 H26.11.20撮影

 やはりご利益はなかった。
 昨日のような冬晴れにはいつも、愛宕坂を登った展望台から、真っ白な白山が見える。その一部が見えなくなってしまったのである。原因は昨年福井駅前に立った高層ビルである。それがちょうど、白山の頂上付近に覆いかぶるように、そそり立っているからだ(3番目の写真、右端は1年前工事中のとき)。辛うじて御前峰から別山、3ノ峰のほうは見えるが、これはもう山の景色ではない。

 これで福井市民にとって貴重な景観財産を、ひとつ失ってしまった。あの高層マンションに入る人は、これから愛宕坂展望台に立ってがっかりした人の恨みを、永遠に背負って生きていかなければならない(展望台にはわら人形が供えられるかも)。
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