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ブランド力を高める(27年12月24日)

 買う人がいくら払ってもよいと思うようになるのは、並大抵のことではない

 日本企業の弱点は、ブランド力がないことである。腕時計にしても、日本のメーカーは正確さや防水などという機能ばかり追求している。年間数秒の狂いもない。逆にスイスのオメガ、ローレックスは、毎日のように時刻合わせが必要である。それにかかわらず、日本の最高級時計の20~100倍の価格でも売れる。もちろん、20倍のコストがかかっているはずがない。

 では、どうやればブランド力なるものが生まれるのか。
 いろんな人がいろんなことを言う。
 先月の柯隆(か・りゅう)氏の講演でも、ものづくりの現場は技術者だけで、音楽家、デザイナー、文学者といった感性豊かな人を投入せよと言っていた。また、リッチ・カールガ-ドの「グレートカンパニー」によると、信頼、テイスト、ストーリーといった会社のソフトエッジで優位に立つことでブランド認知が高まる、としている。マーケティングの教科書には、ブランドマッチング、ブランドレベル、ブランドコミュニケーションの3つがブランド強化に必要だと書かれている。
 別な観点では、日本人全体に格差や差別がなく、文化的で豊かな暮らしを享受していることが肝要である。そうでなければ、海外の目は厳しくなり、日本製品のブランド価値を向上させることはできない。今のような、貧乏人と守銭奴、たかりばかりの日本に、ブランドなどおこがましい。

 たしかなのは、ブランドなるものは一朝一夕にはできないということである。買う人がいくら払ってもよいと思うようになるのは、並大抵のことではない。

 一時的に顧客にその気になってもらうのは、催眠商法である。
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