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自然エネルギーによる環境破壊(5月23日)

「脱原発」に成功し、再生可能エネルギーに転換できたとしても、臭いものを見ないようにしただけのことである

 『レアアース問題で重視すべきなのは』と題した、アジア事業開発部の山本義徳氏の論文の一部を引用する。

≪前略  中国でレアアースを採掘しているのは中小企業が多く、十分な環境保護設備を設けずに、廃液、固体廃棄物、排ガスなどが無造作に廃棄されるという事情を漏れ聞く。内モンゴルの包頭市では深刻な土壌汚染が広がっており、飲用水の取水口にまでレアアース工場の排水が及んでいるという報告もある。さらに、レアアース鉱石の多くがウランやトリウムなどを含有するため、その精製過程で放射性廃棄物が発生する。この処理に多大な費用がかかり、それらはレアアース価格に転嫁されるはずだが、中国ではその対策が不十分であるため価格が安く抑えられるという指摘もある。  後略≫
 
 すなわち、レアアースを採掘・精製する現場では、大きな環境汚染が発生している。

 いうまでもなくレアアースは、太陽光パネル(最近はレアアースの使用割合が減った)や蓄電池など、いわゆる「再生可能エネルギー」と呼ばれるものに使われている。

 したがって、万一日本国内で「脱原発」に成功、これらの新エネルギーに転換できたとしても、それは単に、臭いものを見ないようにしただけである。汚染されたレアアースの資源国からは、「一国都合主義」として、非難される。
 これは、他のすべての化石燃料や鉱物資源にも言える。もちろんウラン採掘もそうであるが、ウェイトは小さい。

 私たちが今のまま生きている限り、これまで人類が発見したエネルギー源のうち、原発が最も環境にやさしく、効率的なエネルギー源であることは疑いない。
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