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市民意識調査と地域創生(27年11月26日)

 二重行政だといわれないよう、計画はできるだけシンプルで分かりやすく

 平成27年度の「福井市民意識調査報告書」が公表されている。市民の意識を把握し、今後の市政運営の方向性を探るため、市内18歳以上の男女2500人への郵送アンケートの集計である。

 内容は前半、「県都としての魅力を高め、交流しやすいまちをつくる」、「暮らしを支える社会基盤のととのったまちをつくる」など、15項目について、重要度や満足度を、年齢別、性別、地域別に分析している。後半は、図書館や公園などの利用状況調査である。
 前半15項目のうち、4項目を除いて満足度評価はプラスであり、全体として福井市の満足度は高いと見ていい。この結果をどのように反映させるか、28年3月にHPで報告するという。

 そして福井市では、「福井市・まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略(素案)」のパブリックコメントを募集している。同じようなのが福井県からも出ている。よく似ているが、微妙に違うからややこしい。住民にとっては、県も市も同じである。二重行政だといわれないよう、計画はできるだけシンプルにまとめ、分かりやすくしていただきたい。計画は実現しなければ意味がない。もちろん、「福井市民意識調査報告書」をどう反映させるか、腕の見せどころである。

     最後のあがき H27.4.14 ついでにもうひとつ。福井は「幸福度日本一」を売りにしている。
 しかし「福井市民意意識調査」自由意見の中に、『他県から主人の転勤で越してきましたが、いまだ福井県が幸福度№1だという魅力が分からないでいます』というのがあった。

 じつは「幸福度」というのは2つの面がある。
  ①実際に生活しているときに経験する生活評価
  ②自分の生活全体を評価して下す総合的な判断

 暮らしやすいとか、便利だというのは①のほうである。①が良くても、必ずしも全体として幸福であるとは限らない。例えば、高給が得られれば生活評価は高めに出やすいが、給料の高い人ほどストレスを感じるという調査もある。体調不良や病気などは、生活評価より幸福感に強い悪影響を及ぼす。 
 幸福度というのはきわめて主観的なものである。ISISやカルト宗教にのめりこんでいる人ほど、幸福かもしれない。

 細かい話だが、あまり「幸福度」という言葉は使わないほうがいいと思う。「生活評価満足度」か「生活満足度」ぐらいでいいのではないか。「生活評価満足度」と「幸福度」は一致しない。なぜなら生活満足度が上がれば上がるほど、我々は生活の小さな楽しみを味わう能力が減っていくからである。
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