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民間人の銃保有(27年11月17日)

 感情で銃規制は必要だと思っているが、ほんとはどちらが正しいかよくわからない

 共和党の米大統領候補のドナルド・トランプ氏は、パリで発生した連続襲撃事件について、もし民間人が銃を所持していれば、「事態は違っていただろう」と発言したという。その根拠として、アメリカのシカゴのように、厳格な銃規制を課している米国の都市ほど、犯罪率が高いと述べたそうである。

 これは、「不規則発言」の多いトランプ氏だけの意見ではない。銃規制に反対しているアメリカ共和党の多数が、同じような見解を有している。これまでアメリカで発生した銃撃事件も、人々が銃を持っていれば死なずに済んだ、と言っている。
 そういわれれば、そんな気がしないでもない。

 じつはこの論法は、《不足要求の虚偽(仮称)》という詭弁に当てはまる。「銃犯罪が起きるのは、国中にまだ銃の普及が足らないから」という詭弁である。詭弁ではあるが、納得ある理論でその根拠を崩せないのがもどかしい。この詭弁は、水掛け論になりやすいからである。

 私自身も感情的には、銃規制は必要だと思っている。
 しかしほんとは、どちらが正しいかよくわからない。トランプ氏への反論にしても、「ただトランプ氏の意見は納得できない」というだけである。また、「みんなが銃を持てば、民間人同士の射殺事件が多くなる」というのも、犯罪の多い地域では当てはまらないかもしれない。

 銃規制賛成・反対、両方とも、原因と結果を自らの都合のいいように考えている。ほんとの原因を突き射止めるのは、きわめて難しい。
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