FC2ブログ
RSS

偏向思想はなぜ起こるのか(27年11月11日)

 反基地移設のような理不尽な考えを、なぜ人々は信じてしまうのか

 9日のフジTVプライムニュースは、沖縄の米軍基地負担と日本の安全保障について議論していた。ゲストは、前県知事の仲井眞弘多氏と沖縄国際大学教授の前泊博盛氏、元防衛大臣の小野寺五典氏である。

 仲井眞氏は大人の政治家らしく、国益と沖縄住民の双方に配慮した、バランスある発言を行っていた。一方で、(辺野古移設反対の)前泊氏の偏向ぶりには思わず耳を覆いたくなった。さすがに、もと「琉球新報」の記者だっただけのことはある。こんな幼稚で無節操な思考が沖縄に蔓延しているのかと思うと、暗澹たる気持になる。まさに「悪ガキ」である。
 それでも、不肖の子供をあやすように、我慢強く淡々と説得する小野寺氏の姿が印象的であった。私が彼の立場なら、「悪ガキ」相手に、あんなにやさしく丁寧に説明しない。

 さらに翌10日のプライムニュースでも、共産党の赤嶺議員が、前泊氏と同じようなことを述べていた。共産党の主張であるから、もともと日本の米軍基地の全面撤退を求めている。話にならない。

 そもそも、沖縄に米軍基地があることの何が問題なのか。
 考えてみれば、具体的な被害などほとんどない。普天間基地が辺野古に移れば、さらに少なくなる。米軍犯罪にしても、沖縄の平均よりはるかに少ない。前泊氏は、「県民を守るべき軍隊が県民に対し犯罪を起こすのは、いくら少なくとも許せない」と屁理屈を述べる。これこそゼロリスクを求める天国人の発想である。そんなことを言ったら、不倫ばかりしている大学教授は、連帯責任ですべて辞めさせなければならない。
  
             天国への花 H27.8.3 天国へのお花畑

 ではなぜ、前泊氏や赤嶺氏のように、理屈に合わない「偏向思想」を、多くの人々が信じてしまうのか。
 沖縄基地移設反対以外にも、反安保法制、反原発など、多くの反対運動が起こっている。どうしてこんなアホな考えが、つぎつぎと人々の心に宿ってしまうのであろうか。もちろんこれは、左右いずれを問わない。

 このことについて、興味深い心理学の著書がある。ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」である。上下巻合わせ700ページの中に、そのヒントがある。簡単に言えば、「人々は目に付きやすい印象・思考に流されやすく、それを修正するのは容易ではない」ということである。沖縄の場合には、沖縄2紙によるバイアスが大きい。
 「ファスト&スロー」の詳細な内容については、あらためて紹介したい。巷に言われる「民意」は、ほんとの民意ではないのである
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :