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原発のコスト(5月21日)

 いくら高くても、原発の費用の大半は国内に落ち、国民の富となる。「脱原発」では国が亡びる

原子力発電のコストは、石炭や石油発電より高いのかどうか。
反原発の人は、高いという。たしかに、核燃料再処理費用や、3.11のような大事故が起こったときの除染費用や損害賠償を含めたら、化石燃料より高くなるかもしれない。ここでは、詳細な数字は省く。

 しかし、つぎのことは確実に言える。
 いくら高くても、原発廃棄物の再処理費用や事故時の損害賠償金、除染費用などは、国内に落ちる。無理にでも落とすことができ、国民の富が増える。お金が国内で回っている間は、国や電力会社の借金は、国民貯蓄との間でいったり来たりするだけである。電力会社社員の賃金が減るが、その分、他の国民の所得が増えるだけだ。

 一方、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料は、どうしても外国から買わなければならない。資源保有国は、枯渇をちらつかせて、価格は年々高騰している。とくに3.11以降、日本の足元を見て、吹っかけている。したがって、24年度の日本の貿易収支は、7兆円という大幅な赤字に陥った。今の状態が続けば、この先も赤字のままだ。24年度の経常収支はなんとか黒字だが、過去最低である。
 そうなると、日本の財政赤字が大問題になる。外国(たぶん、中国や中東あたり)に借金を支えてもらうことになると、遠からずEUと同じような危機が、日本にも発生する。

 財政危機が起こった場合、日本人の性格から見て、金よこせデモを起こすより、自殺を選ぶ人が増えるだろう。年間3万人の自殺者が、倍増する。少子化が進み、本来生まれるはずだった何十万人という子供が、闇に葬られる。この状態が際限なく続き、何千万人の命が失われる。
 原発の最悪の事故でも、これほど膨大な数の死人は出ない。どう考えても、「脱原発」は、国が亡びる。
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