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未来工業の未来(27年10月29日)

 「富しておごらず、貧して腐らず」。業績の悪化したとき、その真価が問われる

 岐阜の未来工業㈱は、従業員1156人(H27年、連結)、電気設備資材などの製造販売会社である。2015年度の売上高354億円、営業利益は43億円の高収益。昔から中小企業者にとって、あこがれの会社である。

 この会社は、「人」を大切にするという。
 具体的には、労働時間の短さである。年間140日の休日に、40日の有給休暇となれば、年間の半分は休日である。しかも1日の労働時間は、7時間15分で、残業もない。さらに平均年収が650万円(2015年度)、さらに増額が続いている。
 私もいままで、この会社について悪い評判を聞いたことがない。正真正銘の優良企業なのであろうか。
   
 しかしほんとにそうか。なにごとも疑うのは悪い癖である。いままで「超優良企業」だとされていた会社が、じつはブラックだったという話は多い。

 HPなどで、この会社の具体的な経営内容を垣間見てみよう。
 まず人材募集は、基本的に現場の必要に応じて、この業界の経験者に来てもらうのだという。最初から育てるよりは効率的だし、新人が少ないから平均給与が高いのかもしれない。
 
 また、ここまで生産性を上げるためには、相当付加価値のある商品を作り続けなければならない。特許取得件数も桁外れに多い。それだけの意欲と能力を生み続けるプレッシャーはないのであろうか。
 未来工業のリクナビHPには、仕事の内容としてつぎのことが記載されていた。

 【製品開発】 
  新製品や既存製品の改良品の開発。価格競争ではなく、アイデアを盛り込み製品価値を高めます。

 【営業】 
  商社への製品PRと、新製品開発につながるお客様からの情報収集。売ること以上に、ほかにない新製品づくりに全力を注ぎます。

 【製造】 
  生産現場での機械オペレーション。単純作業ではなく、機械に工夫を加え改善する生産技術的な仕事も、日常的に行います。

 このことを何十年も続けるのは、並大抵のことではない。しかも業界にはビッグ企業であるパナソニックが君臨している。


 いくら超優良企業でも、いつかは赤字になる。業績の悪化したときどうするかで、その会社の真価が問われる。
 「富して驕らず、貧して腐らず」・・ジタバタせず泰然自若としていられるか、である。
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