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北陸新幹線の延伸(27年10月27日)

 福井にとって新幹線は「迷惑施設」にしか過ぎない。それなりの対策が必要である

 北陸新幹線が延伸開業しておよそ半年である。当然つぎは、大阪までの延伸ルートをどうするかとなる。福井では、早く新幹線を通せという声が大きい。

 これまでの利用者数は、上越妙高(新潟)―糸魚川(同)間で、のべ500万人。昨年同期の在来線特急の利用者数に比べて3.03で、想定は2.2倍を大きく超えている。
 さらに、国土交通省が発表した7月1日時点の基準地価では、金沢市の金沢駅周辺では、住宅地が全国首位上げ幅の、16.8%の上昇を記録したという。観光客の増加を受け、商業地でも店舗需要などが堅調で地価が上昇しているそうだ。
 先だって私が訪問した時も、金沢市街地は、それを裏付けるような賑わいを見せていた。

 そうなると、新幹線が通るところとそうでないところの地域は、大きな差がつく。争奪戦が起こるのは必然である。じつは同じ沿線での格差こそ、もっと拡大するのだが。

 この北陸新幹線を通す目的は、いったい何なのか。
 ①北陸と中央(東京)との時間短縮
 ②沿線の地域を活性化するため
 ③本土内の地域の時間的距離の短縮
 ④東海道新幹線の代替
 ⑤新幹線技術の維持

 福井にとってのメリットはほとんどない。むしろ、東北方面への移動は不便になった。そして、②③によるストロー現象で、衰退が早まるだけである。むかし北陸高速道路ができたおかげで、関西からの宿泊客が激減したのと同じである。
 つまり、福井にとって新幹線は「迷惑施設」にしか過ぎない。沖縄振興費とまではいかなくとも、それなりの対策費の計上が必要である。
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