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23人目のノーベル賞(27年10月6日)

 ほんとうに偉いのは、人口増減のバランスをとれる人である

 今年のノーベル医学生理学賞の一人に、大村智・北里大特別栄誉教授が決まった。大村氏は、長年にわたり微生物が作る化合物を研究し、なかでも1979年に発見された「エバーメクチン」は、アフリカや東南アジア、中南米など熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救う特効薬へとつながったという。さらに効果を強めた「イベルメクチン」は家畜の抗寄生虫薬として、世界的ベストセラーとなったそうだ。
 これまでの原子物理学やIPS細胞などとくらべ、効果がわかりやすい。
 
 大村氏は、「人との出会いを含めて、運が良かった。『チャンスは準備が整ったところにくる』という言葉を信じている」と話しているという。大村氏は、これまで特許料収入のほとんどを北里研究所につぎ込み、そのうえ数億円も出し美術館を建設・寄贈したそうである。
 報道を見る限り、謙虚で私利私欲とは無縁である。昨年ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏とは、まるで対照的である。

              赤富士

 ただひねくれた見方をすれば、気になることがある。
 いまや人を殺すのは極めて簡単である。5大国が保有している核兵器を使えば、世界人類を一人残らず殺すこともできる。したがって人を救うほうが難しい。難しいほうが偉いからノーベル賞を与えている。医学賞だけでなく平和賞もそうである。これからも、人をたくさん救った人が偉いと思われる時代が続く。今回も大村氏のおかげで10億人が救われた。

 このペースで人口が増え続ければ恐ろしいことになるし、一方で、日本や欧州のように豊かになった国は、出生数が減少し人口が減る。ほんとうに偉いのは、トラブルなしに、そのバランスをとることができた人であろう。
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