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文民統制の欺瞞(27年8月29日)

 「文民統制」は、金持ちの金持ちによる金持ちのための制度

 今年成立した、改正防衛省設置法というのがある。これは、防衛相の背広組と呼ばれる防衛官僚(文官)と制服組自衛官が、「対等に」防衛大臣を補佐することを盛り込んだものである。

 これに対していわゆるリベラルからは、制服組が暴走しようとしても阻止できなくなるとの懸念が出ている。つまり、日本の大原則であった「文民統制」が崩される恐れがあるという。
 今回の「文官統制廃止」が、文民統制の廃止につながるかどうかは、よくわからない。たしかに、国民に選ばれた人ではない軍人が、国内で最も力のある軍隊を自由に扱えたら、危険なことは誰でもわかる。

 しかし、多くの人が絶対的に崇拝している「文民統制」は、そんなに大切なものであろうか。軍隊の「暴力」を最も恐れている人は、いったい誰なのか。誰にとって危険なのか。
 失うもののない人、持たざる者は何も怖くない。

 そう、じつは軍隊の暴走をもっとも恐れているのは、人並み以上に資産を保有している金持ちである。彼らは、失うものが多すぎる。それにどんな大金持ちでも、軍隊にはかなわない。だから、大金持ちが軍隊に脅されて資産を失うことがないように、われわれ国民は、「軍隊は文民統制でなければいけない」と教育を通して擦りこまれた。

 すなわち「文民統制」とは、金持ちの金持ちによる金持ちのための制度だったのである。
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