FC2ブログ
RSS

回復した経常収支(27年8月24日)

 原油安で何とか踏ん張っている間に、ものづくりの力を蓄えておきたい
H27上半期経常収支 財務相発表
 8月10日に、平成27年上半期の国債収支(速報)が、財務省から発表された。(上図)
 「経常収支」が、対前年同期で黒字転化している。「貿易・サービス収支」が赤字幅を縮小し、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したことが要因である。

 とくに貿易収支が、マイナス4220億円と大幅に減少したことが大きい。原油が大幅に安くなったことと、円安により輸出が若干伸びたためである。前年同期には、(半期で)6兆円を超える赤字だったが、あと一息で黒字に転換できる。
 
 じつは26年度の経常収支は、ぎりぎり黒字であった。25年度下半期と26年度上半期を通した1年では、赤字であった。原油安という神風が吹かなければ、今年度は通年での赤字に転落していたことは間違いない。

 また今期、第一次所得収支(海外投資からの配当、利子など)が順調に伸び、過去最大となっている。
 しかし、「第一次所得収支」というのは、日本人が直接働いて稼いだ金ではない。海外の人々の労働の上に成り立っている。しかも、(江守商事のように)海外へ投資した物件がほんとに儲かっているかわからない。所得税や相続税逃れのための海外投資も増えている。海外へ投資した分が、回収されないことも多い。だから、「第一次所得収支」が伸びても、ほんとに日本が豊かになっているかどうか疑わしい。

 したがって、とくに国内で生活している我々は、地道に働いて稼ぐ力が必要である。原油安で何とか踏ん張っている間に、ものづくりの力を蓄えておきたい。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :