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武藤議員の金銭疑惑(27年8月23日)

 日本は、普通の論争すらできない、利己的な国民ばかりの国家になってしまった

 自民党の武藤貴也衆院議員は、未公開株をめぐる金銭トラブルが表面化したため、自民党を離れたという。周囲からは、議員辞職さえ求められている。20日ほど前、安保反対運動の「SEALDS」に対し批判的な言動をツィッターに書き込み、野党やメディアから集中砲火を浴びていた議員である。そのツィッターには、「彼らの主張は『戦争に行きたくない』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまでまん延したのは戦後教育のせいだろうが、非常に残念だ」と書かれていた。

 金銭疑惑がここまで大ごとになったのは、このツィッターで有名になったからであろう。「有名人」でなければ、わずかばかりの金銭疑惑の記事など、だれも読まない。疑惑の掘り起こしも拡散も、マスコミが勝手にやってくれた。

 しかし、安保法案について論争を起こそうとしていただけに、きわめて残念である。金銭疑惑がほんとだとすると、せっかくの正論が汚されてしまった。建前を重視する議員からでなく、一般市民からは、武藤議員を擁護する声も出始めていたのに。

 ツィッターの書き込みは、議員の発言としては少しいただけないが、良識ある国民としてあたりまえの感情である。むしろ国民の正直な声を、議員が代弁してはいけないという空気こそおかしい。日本は、普通の論争すらできないような、本物の利己的な国民ばかりになってしまったのか。
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