FC2ブログ
RSS

列車事故の責任は誰にある?(27年8月10日)

 機械的・電子的に事故を起こさない仕組みは、日本中に防犯カメラを設置するより安価にできる

 8日の午前10時ごろ、坂井市北陸線の踏切近くで、孫(小1)と祖父(66)が特急電車にはねられ死亡した。詳しい事情は分からないが、線路内に立ち入った孫を祖父が助けようとして事故に遭ったらしい。まことに痛ましい。
 この事故では、6本の列車が運休し、17本が遅れ、6000人の足に影響したという。

 このような列車事故が起こると、私のような下世話な暇人はすぐ、補償がどうなっているかの心配をする。死亡した孫(小1)と祖父に対してではない。JRに対しての補償である。今回、6000人もの乗客に払い戻しをしたのなら、JRの損害は1000万円は下らない。

 以前、痴呆老人が徘徊していてJRに跳ねられたとき、裁判でその家族に対し賠償命令が出た。一審では介護に携わった妻と長男に約720万円の支払い、高裁では85歳妻の監督責任による約359万円の支払いを命じたという。

 普通に考えれば、まるで逆である。列車に跳ねられ死亡したほうが被害者である。多少乗客に迷惑があったとしても、跳ねたほうのJR列車に、なぜ責任を取らせないのか。自動車事故の場合は、まずそこから始まる。
 この世間の常識が通じないのが列車事故である。

 鉄道会社にも言い分はある。列車に責任を持たせると、「当たり屋」ばかりになってしまう。列車はすぐには止まれないし、事故は防ぎようがない。列車事故の場合、被害者に賠償させることが、抑止力のひとつになっている。もし、はねられた方が損賠賠償されると、列車事故は今の10倍に増えるかもしれない。
 それに、年間5~600人にも及ぶ列車飛び込み自殺者の存在である。たまにある事故ぐらい、仕方がないとみているのであろう。

 それでも、子どもの命は地球より重い。
 機械的・電子的に事故を起こさない仕組み、線路上に異物があったら感知できる機構などすぐできる。日本中に防犯カメラを設置するより、よほど安価にできるはずである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :