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著作権訴訟はタカリ(27年8月3日)

 自分のデザインがオリンピックに使われたのだと、誇りに思ってほしい

 東京オリンピックのエンブレムを巡り、ベルギーのデザイナーが「盗作だ」と指摘している。デザイナー側の弁護士が、エンブレムの使用禁止をIOCに求めるという。
 デザインを見ると、たしかに似ている。これでは真似したといわれても仕方がない。

 しかし、著作権というのは無数にある。意匠や商標とは違い、登録されているわけでもない。あるデザインが、これまでの世界で出されたものと、まったく異なることの方が珍しい。著作権をすべて調べるのは、絶対に不可能である。  
 そういえば、あのデザインとよく似たのを私もどこかで書いた覚えがある。小学校のときのデザインコンクール作品かもしれない。こんなものは、後出しじゃんけんのごとく、どっからでもいくらでも出てくる。あのロゴが、「うちの店のマークとまったく同じだ」という人は世界にはたくさんいるはずである。

 すべての創作は真似ることからである。まったくの独創などありえない。なにかを土台にだんだん良くしていく。今回も似てはいるが、オリンピックロゴの方がよほどいい。
 それでもベルギーデザイナーのロゴは、これで一躍有名になった。今度はそれを盗作だという人が出てくるかもしれない。

 私が件のデザイナーなら、自分のデザインがオリンピックに使われたのだと、誇りに思う。このデザイナーの差し止め要求は、明らかにタカリである。

 そもそも、デザインにお金を払うからこういうことになる。これだけ世の中に出回っているのだから、図形デザインなど、選別と組みあわせだけでいい。それこそ、コンピュータでもできる。
 著作権は、金持ちがますます儲かるレントシーキングの親玉なのである。
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