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なぜ廃県置藩か(27年7月28日)

 日本すべてが消滅するより、多様性を持った地方が独立すれば、強いところは残る
 
 明治維新の大きな改革のひとつは、廃藩置県からの中央集権である。これによって、地方大名の権限が大きく削がれることになった。もちろんこれは、欧米列強の日本侵略に対抗するためである。
 ただその背景には、迫りくる人口問題があった。

 江戸時代の後期の人口は、飢饉で落ち込んだ1792年を境として、1846年までに8.5%増加している。この増加は、そのまま明治以降の急速な人口増加につながる。人口が伸びれば食料が不足する。間引きや堕胎、姥捨て山などで補うのも限界がある。隣に豊かな藩があれば、奪い取ろうと思わない方がおかしい。文字通り命がかかっている。

 したがって、強い中央集権力がないと、いつまでも国内の藩同士が相争う。藩同士が争っていたのでは、弱肉強食の欧米列強には太刀打ちできない。
 最善かどうかは別として、明治に強力な中央集権国家を作り上げたのは、意味があった。

        九州下関 奇怪岩H25.5.29

 だが、現代はそのときとまったく状況が異なる。
 まず日本は、人口減少に向かっている。世界一豊かな国で、当面飢え死にする心配はない。国内で、食料やエネルギーを巡って血肉の争いをすることはない。
 それどころか、「地域消滅」が現実となり、すでにいくつかの地域が消滅している。このままでは、日本すべてが弱体化し、無くなる恐れがある。

 ではどうすればいいのか。
 江戸時代のように、地方が独立した権限を持った国にしたい。昔の藩のように、それぞれの地域の特色を生かして、地域を盛り立てる。日本中が多様性を持った国の集まりとなる。大きさは今の県単位ぐらい。道州制は大きすぎ。これまでと同じ3重行政になる。
 もちろん国は、軍事力の強化に専念する。

 日本には、卑弥呼の時代から、次々と新しい技術、制度、生活様式の革新を続けてきたダイナミズムがある。それを今回も発揮しなければならない。いくつかの藩はなくなるが、残ったところは強い。きっかけは、大震災による首都圏消滅か。そこからスタートである。
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