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戦争恐れて大虐殺(27年7月27日)

 新安保では、戦争するかしないかは、時の政権が判断することができる。その選択肢をなくしたら、もっと悲惨な目に合う

 新安保に、多くの人が反対する理由は、「違憲の疑いが強い」、「日本が戦争に巻き込まれる」というものである。
 「違憲の疑い」などどうでもいい。憲法などどうでも解釈できるし、現実の社会では、憲法学者みたいに、能天気に神学論争などやっている暇はない(学者や専門家は、自分の専門分野を守るために平気で日本人を犠牲にする)。
 もちろん改憲は必要であるが、衆参両議院で2/3確保するのは、公明党が寄生している限り10年かかる。

 そして、多くの反対者が危惧している「日本が戦争に巻き込まれる」ということについては、全くの誤解である。新安保では、抑止力によって戦争を防ぐ効力をもつ。少なくとも、戦争に参加するかしないかは、時の政権が判断することができる。

 しかし、もし日本が完全に戦争を放棄したらどうか。戦争よりはるかに悲惨なことが起こる。国民はもう、そこから逃れることができない。
 そもそも戦争というのは、歴史上の悲惨な出来事の一部にしか過ぎない。下の大量虐殺のランキングを見ていただきたい。(数字は、『』土学再考』大石久和氏より抜粋)

 第2次大戦 5500万人  20世紀
 文化大革命 4000万人  20世紀
 モンゴル征服 4000万人 13世紀
 慮山の反乱 安史の乱 3600万人 8世紀
 明王朝の崩壊 2500万人  17世紀
 長髪賊の反乱 2000万人  19世紀
 スターリン粛清  2000万人 20世紀
 奴隷売買   4000万人 7~19世紀
 イギリスのインド支配 1700万人 19世紀
 ロシア革命、フランス革命、ナポレオン戦争、ポルポト内戦  それぞれ数百万人

 軍隊と軍隊がぶつかる「正式な」戦争の場合には、ここまでの悲劇は起きない。負ける時には、正式に降伏できるからである。つまり大量殺戮は、軍隊同士の戦いでは起こらない。第2次大戦で亡くなった5500万人も、大半が民族浄化や虐殺、飢餓であった。

 こんな悲惨な目に合うのは、彼我の勢力が大きく異なるからである。強い方は弱い方を一気に攻め滅ぼす。種を遺しておいては反逆されるからだ。その段階で大量虐殺が起こる。その場合「国内問題」として表には出ない。チベットやウィグルを見ればわかる。中国と日本の軍事力の差が拡大し、日本が何もしなければ同じことになる。
 台湾や北朝鮮など周辺諸国が飲み込まれないでいるのは、ある程度の軍事力と気概を持っているからである。

 もちろん、日本単独で中国に対抗することはできない。それでは無制限の軍拡競争になる。中国以外の国と集団自衛するしかない。それ以外、中国からの侵略とそれに続く大量虐殺を防ぐ手立てはない。

 戦争に反対する人は、戦争しなければもっと残酷なことが起きることがわかっていない。
 新安保法案に反対する人びとは、あまりにも視野や考え方が狭い。しかも賛成する人に対するバッシングが、暴力的で好戦的である。それも次第に過激さを増している。戦争よりその方が怖い。
 もともと原理的に、「平和国家」など成り立たないのである。
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