FC2ブログ
RSS

参院選での合区(27年7月24日)

 升永弁護士のように屁理屈をこねる人はいても、まだ誰も、「なぜ1票の格差がいけないのか」の疑問に納得ある答えを出していない

 来年の参院選では隣り合う少人口県を統合して「10増10減」し、1票の格差を「大幅是正」する話が進められている。

 しかしいまのままでは、1票の格差は完全になくすことはできない。過疎地の人口はどんどん減っており、1票格差是正は、さらに過疎と過密を促進させる。仮に今の住密度に合わせ、1対1にしたとしても、半年後にはまた変えなければならない。都市部以外に人がいなくなるまで、こんなことをやるのは、ばかげている。

 そもそも、なぜ1票の格差がいけないのか。1票の平等こそ悪平等の典型であり、むしろ1票の格差を広げなければ、実態としての格差はますます開いてしまう。普通に考えればそう思うだろう。
 さらにもし、「一人1票の価値平等」が世界にまで広がれば、日本は完璧に中国に頭が上がらなくなる(1票価値平等の主張者は、それを狙っているのか)。

 このような疑惑があるのに、なぜ頑なに1票の格差をなくすことだけを議論するのか。裁判判決を守らなければならない国会議員は別として、学者こそ、この「そもそも論」について議論していただきたい。

 升永英俊弁護士のようなややこしい屁理屈をこねる人はいても、まだ誰も、「なぜ1票の格差がいけないのか」の疑問に納得ある答えを出していない。(裁判所が言ったから、ルールだからというのは、お役人ならわかるが、まともな学者の論理とは云えない)
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :