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写真の修整(27年7月2日)

 南京大学の学者は、日本軍の虐殺や暴行の名目で、中国の現代史を暴こうとしている

 日本による中国侵略を記録した写真集が出版された。南京大学の教授を中心に編集され、抗日戦争と反ファシズム戦勝70周年を記念したものである。1894年の日清戦争から1945年の大東亜戦後まで、日本軍による虐殺や暴行の写真が、25000枚も掲載されているという
 人類数万年の歴史は、すべて殺し合いの歴史である。したがって、日中戦争時にも目に余る不適切な行為があったことは容易に想像できる。

 しかし、その日本軍による虐殺や暴行は、どの程度だったのであろうか。「被害国」である中国はできるだけ大きく見せようとし、「加害国」の日本は小さく見せようとする。
 中国は、人口が桁違いに大きい。何かあれば、「被害者」の数は一気に膨らむ。日中戦争とは比較にならない規模の「大戦争」も、頻繁に発生している。現代では、共産党と国民党との戦い、毛沢東の大躍進や文化大革命、それに天安門事件がある。日中戦争より新しいのに、これらの写真はほとんど見かけない。これらすべての「被害」を、日本軍になすり付けていると考えるとつじつまが合う。

 そもそも写真というのは、きわめて断片的な「事実」に過ぎない。正確な事実認定に必要な、5W1Hの要件を決定的に欠いている。だから、「写真集」といっても、本当に日本軍による虐殺や暴行かどうかは、誰にもわからない。とくに中国では、写真の修整など日常茶飯事で、世界一の技術を誇っている。それを真似た日本のニュース番組も、動画とテロップを変える編集を覚えた。こんなものが後世の証拠になるはずがない。

 誰にもわからないものを、すべて日本軍の残虐行為だとするのは、学術的ではない。もし南京大学の学者が、本物の学者だとしたらこんなことをやるはずがない。

 ではなぜ、今こんな写真集を出したのであろうか。
 じつは日本軍の虐殺や暴行の名目で、中国の現代史を暴こうとしたのではないか。この写真集には、中国内戦や文革の記録が多く含まれている可能性がある。今の北京政府のもとでできることを、精いっぱい行っている。

 そうならば冤罪被害者の日本人は、この写真集について、あまり神経質にならない方がいい。それでもできれば、時間とスキルのある人は、じっくりと写真の検証を行っていただきたい。
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