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補助金詐欺

 補助金制度は、できるだけ幅広く融通性のある内容にすべき

 大阪府の千早赤阪村で唯一の弁当店を経営していた夫婦が、村から補助金をだまし取った疑いで逮捕されたという。助金の上限額「300万円」をもらうため、開店工事費の支払いを、実際には150万円であるにもかかわらず、「604万円」に偽造した領収書を村に提出していたらしい。

 不正が明らかになったのだから、返還を求めるのは当然である。補助金を交付する役所は、もっと監視すべきという意見は多い。

                金が飛んでいく

 しかし、ことはそれほど単純ではない。内容がはっきりしないので推測であるが、調理施設のあるそれなりの店舗をオープンするのに、150万円でできるはずがない。普通に考えたら、1000万円はかかる。それに加えて仕入れや人件費など、運転資金もバカにならない。

 一方、たいていの補助金には、その制度の趣旨に合うよう、厳しい縛りがついている。「店舗改造はいいが、休息所はダメ」、「中古の設備機器はダメ」、「パソコン購入はダメ」などで、運転資金なんかもってのほかである。途中変更も煩わしいし、増額が認められることは少ない。初めて補助金を受ける側は、何がなんだかよくわからない。発注時期や設置時期にも制限があって、実際に事業を行うには、補助金の日程と事業スケジュールを合わせるのに苦労する。
 件の弁当店主も、それらのつじつまを合わせるのに失敗したのではないか。

 すなわち制度を利用すると、書類作成など煩わしい手間暇が増大するのはもちろんのこと、多くの事業者が補助金をもらったために不便を強いられ、或いはお仕着せの事業になって失敗する。

                タヌキの金玉
 ではどうしたらいいか。
 補助金制度をつくる場合には、できるだけ幅広く融通性のある内容にすべきである。また制度の種類を徹底的に減らす。さらに、申請から交付決定までの時間をできるだけ短縮する。福井県のように4~5か月もあったら、経営環境が変わってしまう

 ただ役所にとって、補助金の支給はその部署の権限を強化する。お金を出す方は、いろんな利権が付きまとうからだ。人の金(税金か交付金)だから痛くもかゆくもない。役所間の縄張り争い、仕事量の確保という問題もある。
 根本的な解決は、役人の数を減らし補助金制度をなくすことである。
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スポーツでの障害補償

 いかに裁判官が、世間の常識からずれているかの証拠である

 ≪バドミントンでダブルスを組んだ味方のラケットが目に当たって大けがをしたとして、東京都内の40歳代の女性がペアの女性に損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁(八木一洋裁判長)は先月、ペアの女性の全責任を認めて約1300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。(10月29日読売新聞より)≫

 試合で、ペアの女性が相手コートから飛んできたシャトルを打ち返そうと、ラケットを振ったところ、ネット際にいた原告の左目に当たったらしい。
 判決では、「原告はプレー中に危険があることを認識しておらず責任はない。被告が100%の責任を負う」、「スポーツであることを理由に加害者の責任が否定されるのであれば、国民が安心してスポーツに親しむことができなくなる」とも指摘していた。

              必死のリレー H30.5.20

 事情がよくわからないが、これだけ見たらだれもが「トンデモ判決」と思うだろう。体を激しく動かすスポーツに怪我はつきものである。いくらなんでも、被告に100%の責任はありえない。原告や場の提供者、相手選手、バトミントンを考案した人、ラケットメーカーにも相応の責任はある。

 それに裁判官の指摘も一面的である。「加害者の責任が否定されたら、安心してスポーツを楽しめない」ことより、「加害者になってしまうなら、安心してスポーツを楽しめなくなる」のではないか。
 この場合、加害者といっても意図した加害者ではない。格闘技のように、反則技を繰り出して怪我をさせるわけでもない。

 これに限らず、裁判ではわれわれの常識に合わないおかしな判決続出している。如何に裁判官が、世間の常識からずれているかの証拠である。そもそも、裁判官個人の心象で判決できる仕組みがおかしい。このような事件こそ裁判員裁判が必要ではないか。


 もっともこの場合、原告を憎んでいた被告が、わざとラケットをぶつけたとも考えられる。
 あるいは、保険金が絡んでいた可能性もある。どちらかが傷害保険に加入していて、被告の罪が確定しなければ保険金が支払われない仕組みになっていたのかもしれない。保険金支払いのために歪んだ判決を出したのなら、それこそ問題である。


(追) 
 今日韓国では、戦時中に日本本土の工場に動員された韓国人の元徴用工4人が、新日鉄住金に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、大法院は個人の請求権を認めた控訴審判決を支持し、同社の上告を退けた。
 隣の国の裁判所は、日本よりもっとひどかった

安田氏バッシング

 帰国した途端逮捕されたら、安田氏に対する国民的バッシングも和らいだはず

 3年半前にシリアで拘束された、フリージャーナリストの安田純平氏が解放され、先日帰国した。拘束中は、水浴びができなかったり狭い場所で監禁されたり、ひどい虐待を受けたという。監禁場所が特定されることを恐れ、日本人であることや実名を明かすことは禁じられていたともいう。
 安田氏の解放・帰国について、いくら行動に問題があっても、長年人質になっていた同胞が解放されたわけであるから喜ばしいはずである。本来なら今ごろは日本中が歓喜に沸いている。

 大方のマスコミの記事は、比較的冷静に取り扱っている。好意的ともいえる。考えてみれば、いくらフリーと言えど安田氏の仕事は、記事を書いてマスコミに販売することである。いわばマスコミの仕入れ先である。その仕入活動の一環で拘束されたのであるから、責任の一端はマスコミ自身にある。マスコミが安田氏の問題行動を咎めることは、自らを否定することになってしまう。そのため、「識者」のコメントを引用するなど、必死に「自己責任論」をけん制している。
 たしかに誰も知らない悲惨な状況を、世界に紹介することには意義がある。そのことで救われる命があるかもしれない。

              三途の川

 しかし国民の間では、そのような声はまったく聞こえてこない。安田氏へのバッシング、自己責任論が飛び交っている。とくにネットでは、擁護論はほとんど見られない。

 ≪どの面さげてノコノコと、って表現がピッタリ≫
 ≪日本人誘拐の相場が決まってしまったことが大問題。≫
 ≪大変だった感をアピールする為に髭もそらず髪の毛もボサボサにしているのでしょうか≫
 ≪日本にはまだまだ沢山被災されて大変な生活をされている方もいます。あなたの身勝手な自業自得の行動やテロ犯に渡った資金を思うとお風呂に入らなかった、狭い所にいたなど、誰も同情などしません。≫
 ≪今回の一件で他国に大きな借りを作った上、世界中のテロ組織に対して日本人を拉致れば第3国が金を出すことが証明された≫

 これだけ厳しいコメントが並ぶのは、今回明らかに3億円以上の身代金を支払ってしまい、これからの身代金ビジネスを助長するようになってしまったからである。不用意に野生動物に餌付けし、鳥獣被害を加速させるようなものであった。
 もっと悪いことには、安田氏の誘拐が、いかにも自作自演のように見えることである。

 さらに現代社会では、わざわざ記者が危険地域へ行かなくても、現地の住民がSNSで詳しい情報を発信してくれる。むしろ胡散臭いジャーナリストの見聞きしたものより、よほど信用できる。
 そもそも日本国民には、そんな情報に対するニーズがない。あったほうがいいとは思うが無理に押し付けてはいけない。

              天国への花 H27.8.3

 ではどうすればいいのか。
 安田氏のような行動をとる人には、何らかの罰則を与えるべきである。明らかに彼自身の意思で国民に迷惑をかけているからだ。一定地域への渡航禁止など、法律を無視したものが刑罰を受けるのはあたりまえである。すべての自由には制限がつきもので、蛮勇と勇気は異なる。社会人はその程度を見きわめる必要があるはずだ(だから大麻吸引や飲酒運転は罰せられる)。

 今回、もし安田氏が帰国した途端逮捕されたなら、逆に政府批判が高まり、安田氏に対する国民的バッシングは和らいでいたのではないか。私が安田氏の立場ならそのほうがいい。日本の刑務所は、拘束生活に比べたら天国である。

展示会のはしご

 展示会で一番勉強になるのは、力を込めて新製品を出品した人たちである

 昨日、鯖江市嚮陽会館で行われた「さばえものづくり博覧会2018」を見学した。鯖江市内で産業を営む企業が、工業製品・伝統的工芸品・農産物・飲食料品・観光物産品から、文化・情報・技術・サービス等を出展する。今年は84の事業者が出展し、ざっと見るだけなら10分もあれば可能である。
 つづいて今日は、地域の公民館で行われた文化祭を見学。

 先週は、22~24日とビックサイトのめがねIOFT展と生地・素材展、25日に福井産業会館でのテクノフェアの見学を行っている。
 これだけ続くと、さすがに展示会は食傷する。

さばえものづくり2018 H30.10.27 人形ダンス H30.10.27   宝永文化祭 H30.10.28

 いくら展示会へ行っても、なにか目的がなければ時間の無駄である。何もインプットされた気がしない。並べてある商品を観るだけなら、デパートや量販店などで、なにを買うかうろつきながら見ていた方がよほどおもしろい。

 むしろ展示会で一番勉強になるのは、力を込めて新製品を出品した人たちである。彼らは、出展作品を見に来る人だけでなく、他の無数の出展社とも交流できる。しかも出展する企業の製品は、ほとんど何らかの新製品、力作である。これらとコラボできれば、自社製品に新たな価値が生まれる。
 もちろん、補助金におんぶして、ただ漫然と出展した人は昼行燈と同じである。

川崎重工の可能性

 ネットで調べれば検索できることより、開発の背景や問題点などを知りたかった

 テクノフェアで行われた記念講演会を聞いた。川崎重工業㈱代表取締役の金花芳則氏の「川崎重工業が目指す未来、ものづくり企業の可能性」というタイトルである。
 この会社は、1878年に創業。事業領域は、航空機、産業プラント、船舶、鉄道車両など、幅広い。最近では、人共存・協調ロボットや医療用ロボット、水素エネルギーの開発などに取り組んでいる。
 今回はおもに、カワサキロボットと水素関連技術についての内容であった。

              川崎重工社長講演 H30.10.25

 1時間余りの講演の中では、とくに川崎重工業が先駆者であるロボットの開発状況について時間を割いていた。
 開発のポイントは2つある。労働人口減少と熟練技能継承である。

 まず労働人口減少に対応して、「人共存型duaroロボット」を開発した。人と同じように腕を2つ持ち、人と同じ空間で作業を行うロボットである。動作もゆっくりで、人が触れれば直ちにストップする。従来のロボットは、腕1本で高速動作を行い、危険なので動作中は人に接触しないように、柵などが設けられていた。
 しかしduaroロボットも、動作そのものは従来のロボットとそれほど違わない。

 そこで、熟練技能対応型「SUCCESSOR」を開発した。これは熟練者が遠隔操作でロボットアームをコントロールし、その微妙な感触をコントローラーに記憶させ、自己学習させる。AIとの融合で、作業上の微妙な感触を覚えさせ、熟練度を増していくものである。


 つぎに水素エネ技術は、オーストラリアに豊富にある褐炭から取り出し、日本に輸入するところから計画している。ただすべてのエネルギーには一長一短があり、ほんとに水素技術に将来性があるかどうかは、だれにもくわからない。
 ただ、褐炭から水素を取り出す場合にはCO2が発生し、その水素(H)を燃焼させたときも、空気中の酸素(O)を取り込んで水(H2O)になってしまう。水素エネルギーが主流になったら、いずれ大気中の酸素不足が深刻になるかもしれない。


 これらは技術的に興味ある内容で、私のような素人にはそれなり勉強になった。

 だがこんな仕様概要の説明など、ネットで調べればすぐ検索できる。むしろその方がわかりやすい。なにも大企業の社長様が、わざわざ講演で述べなくてもよかったのではないか。むしろ、その開発に至るまでの背景や技術的な問題点、苦労話のほうを聴きたかった。
 無料講演会では無理か。

テクノフェア

 人手不足をカバーするには、まだ革新が必要

 昨日、「北陸技術交流テクノフェア2018」を見学した。あらゆる分野の企業や学校、団体が出展する北陸最大?の総合技術展示会である。今年も、200近い企業や団体が出展している。

 午後一番に行われた川崎重工業社長の講演のあと、会場を巡った。
 いつもながら、ずらり並んだ展示ブースには、わけのわからない製品やITサービスが、これでもかと展示してある。内容を理解するには、担当者の突っ込んだ説明を聞かなければならない。短時間ですべてのブースを理解するのは不可能である。

  サクラ咲く H29.3.26   発明品 H30.10.25

 今年目に付いたのは、ロボットを中心とした制御機器であった。ロボットも、数十年前から、見た眼ではそれほど変わっていない。展示物を見た段階では、とても人間の細かい作業にとって代わるとは思えない。開発する人がいなくなり進歩が止まってしまったのか。人口減少、人手不足を解消するのに間に合うかどうか。一世を風靡したペッパー君ロボットも、かなり苦戦しているという。

 今回の展示会を観た限り、深刻な人手不足をカバーするには、まだまだ革新が必要だと思った。かえって小中学生の発明品の方が面白い。

IOFT2018展示会

 規模で勝てないなら、一つ一つの製品で勝つしかない。高齢者の出番である

 昨日まで3日間、東京ビッグサイトのIOFT国際メガネ展に参加した。
 会場は、JR大井町(宿泊したところ)から、りんかい線で10分。「国際展示場」駅で下車。そこから、ビッグサイト入り口まで15分。建物に入ってさらに10分以上歩く。

 国内外の眼鏡関連事業者が、390社出展する。私の担当したブースは、福井東商工会がリードし、麻生津近隣の眼鏡関連業者11社が共同で出展したものである。フレームだけでなく、金属やプラスチックの部品製造、表面加工など、業種は多彩である。

東京ビックサイト H30.10.22 国際メガネ展 H30.10.22

 メガネのような部品点数が少ない単純な製品でも、作り方は複雑である。デザインのバリエーションが無数にあるからだ。吹けば飛ぶような小規模企業ばかりなので、このように束にならないと何もできない。入山教授(早大)の言うように、稼ぐ力を決定するのは人々がコミュニュケーションをとることで得られる創造力であり信用である。普段は外部との接触が少ない地方の事業主にとって、出展は絶好の機会である。しかも細かい部品加工など、いくら高齢になってもできる。年取っても、手先の器用さはいつまでも残るからだ。

展示会 H30.10.22 展示会 H30.10.24

 イタリアの2兆円規模の大企業なら世界中に売る力があるため、大量生産ができる。大量生産ができれば、生産効率も高くなって収益性も増し、ますます拡大する。イタリアの企業もほんの20年ほど前は、福井の産地と同じような規模で、並んで走っていた。いまでは、彼らの背中は遠く霞んでしまった。それこそ福井産地すべて束になっても、規模では足元にも及ばない。
 規模で勝てないなら、チマチマ一つ一つの製品で隙間を狙うしかない。

今日からIOFT2018展示会

 今日から東京ビックサイトで行われている、眼鏡展示会(IOFT2018展:22~24日)に参加します。あいにく、出張用の軽量パソコンやスマホなどを持っていないので、外出先での更新は困難です。

 25日のご報告まで、お休みします。

            東京ビッグサイト H29.10.11

自衛隊パレード

 今年は重装備の車両が参加しており、これならアメリカに勝てる

 毎年10月に行われる、陸海空自衛隊による福井市中パレードを見学した。
 今日は、さくら通りで待機している車両を一通り見たあと、11時10分ほど前にフェニックス通りの会場に入った。すでに大勢の市民が集まっている。沿道は、4~5列の見物客で、割り込む余地がない。「戦争反対」のプラカードと旭日旗を持った人たちの間が空いていたので、そこに入り込む。旗やプラカードが邪魔だが、仕方ない。

徒歩部隊 H30.10.21 74式戦車 H30.10.21 96式装甲車 H30.10.21

 11時過ぎにパレード開始。最初の音楽隊につづいて、徒歩部隊の行進があった。CH47ヘリコプターが通過した後、F15Jの4機編隊が3回飛行した。続いて車両部隊が通る。車両は装甲車とかジープ、トラックなど20台ほどで、今年は74式重戦車や155㎜榴弾砲が参加した。これなら中国に勝てるかもしれない。

CH47JX1 ヘリ H30.10.21 F15J 編隊 H30.10.21 流れで神明祭り H30.10.21

 沿道から拍手が沸き起こり、プラカードを担いだ「左翼市民」のボヤキがかき消されていた。これだけショボイ行進でも、見物者は2~3万人は下らないだろう。主催者発表なら10万人になるかもしれない。
 その流れで、それまで誰もいなかった神明神社の秋祭り屋台は大盛況であった。

ある飲食店の経営診断

 どんな経営にも無数の課題がある。これらを放り出さず確実に解決していく

 このお店がうどん屋を設立して10年。代表者と奥さん、パート5名で運営している。現在昼食時に4~50名、夕食時に2~30名の来客がある。客単価は1000円程度とやや高い。客層は、昼食のサラリーマン、主婦層、高齢者夫婦などである。
 ぎりぎりやっていけるが、もう少し売り上げを拡大したい。

 当店の強みは、専門店の技術を駆使した麺中心の品揃えである。その特徴をアピールする。その上で、飲食店が繁盛する要因は数多くある。これらの課題を着実に解決していきたい。

①立地
 国道に面した交差点で、車での来店は不便なところにある。野立て誘導看板などで、車輛が入りやすいように導く工夫をする。

②メニュー
 うどんそば中心はいいが、品揃えが複雑である。客が選びにくいし、オペレーションの効率が悪い。ベースをいくつか作り、それを組み合わせたメニューを開発したらどうか。麺やつゆなど、専門店を訪れるこだわり客の要求レベルを維持し品数を整える。自信あるメニューのPOPアピールも必要。

③利用しやすさ
 客層は、昼のサラリーマンと主婦層、夕食時の高齢者など、顧客によって求めるものは異なる。たとえば、昼食時のサラリーマンに対しては、時間のかかるメニューの提供を限定する。ある程度ターゲットを絞るか、短時間でできるメニューを開発する。

④店の雰囲気
 照明、テーブル上や店全体、トイレの清潔さ、接客の仕方など、来店客への印象でリピーターになるかどうか決まる。
              倒壊寸前 H30.4.28
⑤夜の宴会需要の開拓
 うどんそばだけでなく、アルコールや飲料が入れば、顧客数と客単価は跳ね上がる。売上拡大が必要なら、夜の宴会用のメニューを提案し、宴会需要を開拓したい。

⑥地域内の認知度の向上
 飲食店で設立10年程度では、地域での認知度はまだ低い。10周年イベントをきっかけに、特別割引や新メニューなどの広告を打って、認知度を高めたい。また来店客には割引券の提供などで、再来店を促す。イベント時に入れなかった客に対しても、割引券を渡すなどの工夫をする。

 その他いろいろあるが、どのような経営にも、大小合わせ無数の課題がある。これらを放り出さず、ひとつずつ確実に解決していく。成功はその積み重ねの上にある。

中小企業の後継者

 大企業の余剰人材は、ムダな資格取得やセミナーより中小企業の経営に参加すべき

 元マイクロソフト社長の成毛眞氏は、「MBA取得で成功した起業家は一人もいない」という刺激的なタイトルの論文を掲載していた(PRESIDENT Omline 2018.11)。
 このなかで成毛氏は、人生100年時代をどう生きるかにあたって、
 ≪40代以降のビジネスマンにとって社会人MBAコースや各種のセミナー、資格取得にはほとんど意味がない≫と述べる。

 なぜなら、
 ≪ビジネススクールも、セミナーも、オンラインサロンも、すべてに共通するのは、結局は、何もしていないのに、何かしているように錯覚してしまう≫からである。

              だるま

 では何をすればいいのか。
 彼は、仕事を「ダウンロード」すればいいと言う。つまり、いま勤めている会社より規模の小さい会社、そして地方の会社に狙いを定めて転職するのである。

 「中小企業白書」によれば、これから10年のあいだに、70歳を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、その約半数の127万社もの企業では後継者が決まっていないという。しかも黒字企業が半分以上を占めており、後継者、あるいは番頭になってくれるようなミドルエイジをのどから手が出るほど求めている。

 こんな宝の山を発掘しない手はない。
 大企業でうだつがあがらず腐っているより、地方の中小企業で勝負をしたほうが、はるかに飛躍する可能性は大きい。知人や縁戚をたどれば、いくつかはそのような企業に当たるはずである。
 もちろん大手企業には、斜陽産業である銀行員も含まれる。


 これまで大企業出身者は、大企業のプライドや手法を、そのまま中小企業に持ち込んで失敗することが多かった。それでも数は力である。さらに中小企業経営者も柔軟になった。すべてが成功しなくても構わない。うまくいくのは10%でいいのである。

豪遊視察

 行政の邪魔しかしない議員の方が、はるかに問題である

 今年の6月から7月にかけ、北九州市議8人が欧州を7泊8日で視察訪問した間に、番組が確認した視察時間は、9時間しかなかったという。スペインでは、多くの議員がビールやワインを飲んだり、買い物をする様子が映像で確認された。
 このことがフジテレビの番組で放送されると、市民から苦情が寄せられ、今後の視察は見送られることになった。

 これまでもさんざん、地方議員の視察の内容が問題になっていた。とくに海外視察では、「旅の恥はかき捨て」とばかり、税金を遣って豪遊し、市民の顰蹙を買っていた。実際に証拠の映像が拡散されたことはあまりなかった。

              貧困女性 

 しかし、やみくもに視察を廃止することはない。外の実態を把握することは大切である。
 そもそも、「視察」とはなにか。なにもわざわざ現地へ飛んで行って、会議室や課題の現場に集合し、形式的な担当者の説明を聞くことだけではないはずである。教室での集合講義より、実際に各地を回って人々に溶け込み、現地市民の行動や暮らしぶりを目の当たりにした方がいい。そのためお金を払って買い物をしたり、飲み食いすることは極めて有効である。「貧困女性の実態調査」など、思い切って虎穴に飛び込まなければわからないことはたくさんある。


 それでも市民感情からは、しっくりこないであろう。
 ではどうしたらいいか。
 ひとつは「視察」という名前を廃止し、「慰安会」とする。議員だって慰安して欲しい。これなら目的が異なるし、慰安のために予算をつけるかどうか、あらかじめチェックすることができる。本腰を入れた慰安の方が、本物の「視察」ができるかもしれない。
 あるいは、実態に応じて自己負担とする。これなら、9時間分だけ税金による視察でも構わない。自己負担がいやなら参加しなければいい。普通なら自己負担分は、給料から天引きして積み立てる。

 そもそも我々は議員に何を期待しているのか。行政のチェックと住民の生活向上である。
 「視察」で豪遊するより、「休まず・遅れず・働かず」の議員がいたら、その方が100倍問題である。さらに行政の邪魔しかしない議員はたくさんいる。彼らこそいないほうがいい。

荒島岳登山

 荒島岳に登り、先ほど帰ってきたところ。
 ルートは、妖しい名前の中出コース。3年前に足水で感激したところである。行動時間を6時間、麓までの移動を片道1時間とみて、朝6時半に自宅を出発した。
 中部縦貫道路から158号線に入り約4キロ、中休の交差点標識で右折。1.3キロほど進んで小さな標識を左折したところで道に迷った。ようやく奥にあった大きな標識を見つけ、5~6百メートル進むと、中出登山口駐車場があった。立派な水洗トイレがある。

小荒島からの白山 H30.10.17 モチが壁を超えて紅葉 H30.10.17 中荒島の下あたり H30.10.17

 7時35分に登山開始。車道を5分ほど歩いたところの登山口の標識から、30分ほど林道らしきところを登って本格的な登山道になる。
 小荒島(1186M)のピークに着いたのは、9時40分。すぐ大荒島岳が迫っている。白山連峰は、頭に雲がかかっている。紅葉が見られたのは、シャクナゲ平を過ぎたあたりからである。ところどころのショボイ紅葉でも、それなり目の保養にはなる。

中荒島の下から小荒島 H30.10.17 モチが壁の上から小荒島 H30.10.17 荒島岳頂上社 H30.10.17

 荒島岳の頂上に着いたのは、11時20分。今日は涼しかったので、それほどバテた感じはない。大野の市街地は見えても、周辺の山は雲の中でよくわからない。
 下りは2時間。敏捷性がなくなり、いつ転倒するかわからなくなった。おまけにひざも痛い。こんなことは初めてである。確実に老化は進んでいる。

レジ袋の有料化

 ごみ袋を廃止し、レジ袋を家庭のごみ袋にした方がよほど環境にやさしい

 環境省は、プラスチックごみ削減のため、買い物時のレジ袋を、法律で義務付ける方針を固めたという。プラスチックごみによる海洋汚染が問題となっており、コンビニ業界などからも理解が得られるものと判断した。

 たしかに、買い物のたびに渡されるレジ袋は、ほんの一度使うだけである。自宅へ持ち帰っても、捨てるに捨てられず、物置に大量に溜まっている。物置ならいいが、何割かは確実に捨てられる。じつは人類がこれまで生産した83億㌧のプラスチックのうち、63億㌧がすでに廃棄物になっている。海に流れたプラスチックごみが、すでに魚の量を大きく超えているという試算もある。

              ゴミ袋

 しかしレジ袋は、プラスチックごみの、ほんの一部である。
 統計資料(日本プラスチック工業連盟)によると、2017年のプラスチック製品全体の製品販売実績は約600万㌧、プラスチック原材料販売実績は1000万㌧以上ある。
 そのうち、レジ袋は約20万㌧足らずである(容器包装リサイクル推進調査より)。

 そしてレジ袋だけを減らしても、たいして意味がないのである。
 石油は精製されるときに、揮発温度によって、LPG、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料、軽油、灯油、重油、潤滑油、残油などに分けられる。そのうちのナフサはさらに、ブタジェン、プロピレン、ベンゼン、エチレンに分解される。そのエチレンで、ペットボトルやポリバケツ、サランラップ、そして「レジ袋」などがつくられる。

 すなわち、レジ袋を減らして意味があるのは、エチレンでレジ袋以外のものをつくり、それがレジ袋より環境にやさしいものの場合だけである。あるいは、レジ袋を減らしたエチレンの減少分と同じだけ、他の石油製品をいっせいに減らす必要がある。そうでなければ、レジ袋の分のエチレンが行方不明になり、もっとややこしいことになる。

 そもそも、プラスチック製品の生産量は、温暖化ガス排出量と同じで、日本は世界の5%弱しかない。圧倒的多数が中国で、しかも不法投棄は日本の10倍以上あるとみられる。生産量や不法投棄が圧倒的に少ない日本で、レジ袋を多少減らしたところで、何の意味もない。

 ここは武田邦彦氏の言うように、ごみ袋こそ廃止して、レジ袋をごみ袋にした方が、よほど環境にやさしいのではないか。これだけ武田氏の意見に同意する。

老害が人類を滅ぼす

 むかし活躍した老論説家が並んだ姿は、日本に貧乏神が乗り移ったようである

 小泉元首相が、性懲りもなく「原発ゼロ」妄言を吐いている。BS朝日の「激論!クロスファイア×日曜スクープ」で、田原総一郎氏との対談を行ったという。来年の参院選で「もし野党が統一候補を出して、原発ゼロを掲げて参院選の争点にしたら、自民党は危ない」と指摘し、「国民の多数はゼロに賛成だ」と述べたという。まだこんな思想に凝り固まっている。


 まだまだ不安要素が多い再生可能エネルギーをベースに据えたら、それこそ簡単に電源喪失になる。今後技術が発達し、持続・安定的に発電できる電源が開発されれば、必ずしも原発はいらない。今はまだその段階まで達していないし、そんなものを期待して国民の命を犠牲にするのは、それこそ無責任である。

 まさに「命より原発ゼロを大切」にしようとする。いったい何のために原発をゼロにしたいのか。まさに「反原発のための反原発」である。世の中すべてにリスクはあるし、その大小を考えるのがまともな政治家・論説家ではないか。目先の幽霊に脅かされている愚かな大衆と一緒になって、日本を劣等国から奈落の底に落とそうとする理由がわからない。

              幽霊怖い

 そもそもこんなジジイの妄言に、我々(自分もジジイだが)がいちいち反応するのがおかしい。だから人間は、長生きするとろくなことがないのである。日本を代表する老害論説家が並んだ姿は、まさに貧乏神が乗り移った日本そのものである。外観とは反対に、頭の中はさぞお花畑満開なのであろう。
 それ以前に、こんなものを大々的に取り上げる、マスコミの劣化こそ大問題である。

太陽光発電出力抑制

 さすがここにきて、再生エネルギーの問題が国民に理解されるようになった

 ≪九州電力は11日、太陽光などの再生可能エネルギー発電事業者に一時的な発電停止を求める「出力抑制」を、13日の土曜日にも実施する可能性があるとホームページ(HP)上で公表した。実施すれば離島を除いて国内で初めてとなる  朝日新聞YAHOOニュースより11日≫

 今週末は、秋晴れの好天で太陽光パネルの発電量が増大する。一方で、工場の稼働が低下するとともに、寒気のためエアコンを使わなくなり、大幅に電力の消費が落ち込むことが想定されるからである。13日につづいて14日も「出力抑制」する。
 電気は、常に使用量と発電量を一致させなければならない。このバランスが崩れると、周波数が乱れて発電所が停止し、大規模な停電につながる。

              昼行燈

 これまで書いたように再生エネルギーは、ムリ・ムダ・ムラという、典型的なロスの権化であった。それこそお天気次第で、発電量がゼロになったり、一気に何倍にもなる。こんないい加減な電源に依存すれば、配・送電装置だけでなく、あらゆる電気製品が破壊される。電気を利用したすべての品質が低・劣化する。食品は腐敗し、まともな工業製品が作れなくなって、我々の生活そのものが不安定になってしまう。

 さすがここにきて、再生エネルギーの問題が国民に理解されるようになったのではないか。すでに太陽光パネルの設置によって大規模な自然破壊が起きており、土砂崩れや暴雨風によって破壊された(有害物質を含む)残骸の処理が深刻さを増している。FITを悪用した強欲事業者の正体が暴かれ、太陽光発電事業が衰退するなら大歓迎である。もし再生エネに頼っていたら、彼らに供給能力が無くなる10年後の日本は悲惨である。

 いい加減に国民は、福島第一事故のバイアスから目覚めないといけない。日本人は愚かな民族ではないはずだ。このままでは、確実に日本はダメになる。

技能実習生

 いくらでもいる高等遊民ジジイを再教育すれば、日本の労働力は不足しない

 山口県にある日立製作所笠戸事業所で、フィリピン人技能実習生20人が実習途中に解雇を通告され、さらに別のフィリピン人実習生20人も解雇するらしい。国の監督機関「外国人技能実習機構」から、実習生に目的の技能を学べない作業をさせているため、2年目以降の実習計画の認定を受けられず、実習生として在留期限を迎えるからだという。


 もともと雇用する側は、日本では採用できない労働者が欲しく、実習生側は単に日本で働いて短期で金を作るか、日本に居住する権利が欲しいだけである。技能習得して母国に帰って役に立てようとする人はあまりいない。
 だから技能実習生の制度を、曖昧なままで運用されて来たのが問題であった。企業と斡旋した仲介業者が利益を享受しただけにすぎない。厳格に適用しようとすると、必ずこうなる。

 それに、仕事を行うなかで、何が実習でなにがそうでないかを決めるのは難しい。いくら、ラインでの単純労働であっても、実際に働いて得ることはある。どんな現場でも改善の余地はいくらでもある。本人がそう思うかどうかである。
 それに1年や3年で、仕事や経営の神髄を極めようとすることなどできるはずがない。

            妖しい花弁

 ここで多くの誤解はあるが、外国人実習生は、安く使えるから採用するのではない。そもそも日本では、工場で働く人がいない。不景気で人余りの時代でもその傾向があったし、人手不足の現代ではなおさらである。地方の製造業では、実習だろうがなんだろうが、まともに働いてくれる労働者が欲しいのである。
 そうかといって、日本にこれ以上、外国人労働者は増やしたくない。

 ではどうしたらいいか。
 いくらでもいる年金受給の高齢者を引っ張り出す。90~100才でも、その気になれば働くことは充分可能である。

 ただ企業側が労働者を雇う場合、ジジイを毛嫌いする。こまごました仕事ができないくせに、文句ばかりつけるからである。その点ババアなら、気くばりはできるし接客もうまい。ここでもジジイは、ろくでもない存在に成り果てているのである。
 そのジジイを再教育する。再教育の場として、ジジイの決死隊は最適である。

生物の不思議②

 ムダの権化であるオスが世の中に存在するのは、「悪貨が良貨を駆逐」しただけである

 鈴木紀之氏(農学博士)の「すごい進化」の続き。
 生物学における最大のなぞは、そもそも「なぜオスが存在するのか」だという。無性生殖ができれば、繁殖にオスはいらない。1体のメスが無性生殖してメスが2体生まれたほうが、オスとメスを生むより2倍も効率がいい。オスは子を産めないので、もともと生物学的に、オスは役立たずでムダな存在なのである(もちろん人間も)。

 しかもクリサキテントウのように、異なる種のメスに手を出すような変態オスは、生物界では珍しくない。さらにほとんどのオスは、メスを獲得するために派手な姿態(クジャクやライオン)を取り、求愛のムダな動作を繰り返す。人間様も、求愛のため高額な結婚指輪を贈ったり、筋力トレーニングで肉体改造を行い、嫁取りのため家を立てる。自分は遣うことない金を稼ぐため、命を削る
 まさにオスは、哀れなムダの権化である。人間のメスも、理論的にはクローンだけで繁殖できる。

              「縄文のビーナス」と「仮面の女神」

 これについてはいろんな見解がある。
 ひとつは有性生殖が遺伝的多様性を高め、環境に最適な子孫を残すという常識的な仮説。有性生殖は長い間に有益な遺伝子が残り、有害な遺伝子を排除するからである。
 また「赤の女王仮説」というのがある。ある種の寄生者を排除するため、常に有性生殖で進化し続けていくというものである。他にもいろんな説があり、進化のためには有性生殖の方が有利かもしれない。
 しかし、有害な遺伝子を排除することは無性生殖でも行われている。いくら有性生殖で進化させても、無性生殖における2倍の繁殖効率にはかなわない。したがって、世の中に有性生殖の方が多いという絶対的根拠として弱い。


 そこで鈴木氏は、つぎのような仮説を提供している。
 無性生殖する種と有性生殖する種とでは、どちらが有利かという考え方を捨て、どちらが広まりやすいかということを考えてみる。発想の転換である。
 もし環境適応や繁殖効率の有利さで、ある品種で無性生殖の生物が増殖し、わずかしか有性生殖タイプがいなかったとしよう。その場合でも、有性生殖のオスはみさかいがないので、無性生殖のメスに手を出す。すると必ず有性生殖のオスとメスが同数生まれる。もともと数の少ないオスは、ハーレム状態であるから、自分の子孫を残す確率が高い。したがって、いったん有性生殖のオスが現われたら、否応なくその品種は有性生殖にロックインされてしまうのだそうだ(詳細な論理は著書を参照してください)。

            宝永体育祭 女装H24.5.20

 これはあくまでも仮設であり、真相は闇の中である。
 それでも、ムダの権化であるオスが世の中に存在するのは、「悪貨が良貨を駆逐」しただけという仮説には、ひとまず納得せざるを得ない。少なくとも、人間社会でセクハラとか強姦未遂と騒いでいることがバカらしくなる。だから、人間が生物であることを放棄したポリティカル・コレクトネス社会では、少子化に歯止めがかからないのである。
 これから先進国で人口を増やすには、女性がクローンを生むしかなくなるのだろうか。

生物の不思議①

 生物は成長することと繁殖することがすべてであり、ひたすら生と性を貪る

 久しぶりに生物学の著書を読んで、あらためて生物界のおもしろさに触れた。鈴木紀之氏(農学博士)の「すごい進化」である。
 今回は、鈴木氏の著書を要約し、テントウムシ生態の一部を紹介しよう。

 テントウムシは、アブラムシを捕食している。そのアブラムシの中で、栄養価が少なく捕まえにくいマツオオアブラムシが繁殖している松の木には、クリサキテントウが住んでいる。アブラムシは、松以外にもあらゆる樹木に住み着いており、ほとんどがマツオオアブラムシより捕まえやすく栄養価も高い。

 ではなぜクリサキテントウは、あえて松の木に住み着いて、割の合わないマツオオアブラムシを食べて生きているのか。クリサキテントウが、他のテントウムシの住むところに行って、アブラムシを捕ったとしても他のテントウムシに排除されるわけでもない。アブラムシはいくらでもいる。

              テッチー

 鈴木氏の考察によると、これはナミテントウとの交雑を避けるためだという。つまり種の異なる生物同士は繁殖できない。交尾しても子が生まれない。
 2種のテントウムシが同じ場所に住み着いていると、異なった種同士で求愛と交尾が頻発する。自然界ではこのみさかいのない乱交が頻発している。とくにクリサキテンウのオスは、仲間のメスと同じように、ナミテントウのメスにちょっかいを出す。オスは(いくらでも交尾できるので)幸せである。一方のナミテントウのオスは、クリサキテントウのメスに求愛することなどしない。同種間で「正常な」交尾・繁殖が行われる。
 そのためクリサキテンウのメスは、交尾機会が少なくなってしまう。つまり繁殖・子孫ができず、生物として最優先の目的が果たせない。したがってクリサキテントウは、ナミテントウのいない、ひどい環境に住まざるを得ないのである。


 このように地球上の多くの生物は、自分たちと近い品種とは同じ生態系に住まない傾向がある。例えばヒトとネアンデルタール人は共存できなかった。サルが地球にいるのは、よほどの変態のヒトでなければ、チンパンジーといたしたいと思わないからである。人類が絶滅寸前にまで少なくなれば、また事情は変わるかもしれないが。

              オシベ花

 もう一つ、残酷な事実がある。
 クリサキテンウのオスは、ある有害バクテリアに感染する確率が高く、メスが生み落したオス卵の一定割合は孵化しない。孵化したばかりのメスは、そのオスの卵を食べて成長する。食料となるオス卵がいなくなるころにはある程度成長し、孵化したときには捕獲できなかったマツオオアブラムシを、捕食できるようになるのだという。
 他種のメスにみさかいなく手を出すクリサキテントウのオスは、その報いを受けているのである。


 生物は、成長することと繁殖することがすべてである。人間様みたいに、「生きる目的」に悩むことなく、ひたすら性と生を貪る。まさに生み生きる物である。

加計疑惑の会見

 総理が友人に便宜を払うことで日本のためになるなら、こんないいことはない

 獣医学部新設疑惑で、加計学園の加計理事長が愛媛県で会見を開いたという。説明がまずく、報道陣から「説明責任が果たされていない」などと不満の声があがっている。再度の記者会見を検討しているという。

 この会見の一部をみても、明らかに理事長は口下手である。知能程度も低い。
 だからいくら会見をしても、マスコミ慣れしていない口下手のおっさんが、記者に吊し上げられるだけである。そもそもなかったことの証明など、どうやってやるのか。かって、マスコミの追及で自殺に追い込まれた、鳥インフルエンザ浅田農園の社長を思い出す。

            馬も尻むく

 それに、たとえ疑惑がほんとだとしても、愛媛県への学園誘致ごときで、なぜときの総理が苦しまなければならないのか。いったいどんな法律違反をして、だれがどんな利権を得たのか。加計学園にしても、火中の栗を拾おうとしただけである。地方の学校経営なんかで、暴利をむさぼれるはずはない。

 総理が友人に便宜を払うことで地域や日本のためになるなら、こんないいことはない。コネも実力のうちである(ものはほどほどであるが)。つまらないことでトップの足を引っ張ろうとするから、日本ではまともな政治ができない。
 証拠の無い疑惑でも、(裏口入学の)太田光さんなら同情を集めるが、安倍政権では大事になるのがいまの日本なのである。

ガンの治療薬

 医学の進歩に合わせ、適用のルール作りを進めていかなければならない

 今年のノーベル生理学・医学賞には、がん治療に貢献した本庶拓京大特別教授であった。教授の研究からオブシーボが生まれたという。この薬は2014年に発売され、これまで25000人以上の治療に使われたそうだ。進行肺がん患者の5年生存率が16%に上り、森元総理もこの薬の恩恵を受けているらしい。カーター元大統領も、本庶氏の研究を基に開発された薬によるがん治療を受け回復したという。
 数年前には、山中教授もノーベル生理学・医学賞を受賞しており、医学の進歩は留まるところがない。

 その一方で、がんはすべての人に発生する。
 先だって高須クリニックの高須院長が、「前身がん」であることを公表した。院長が言うように、ある程度の年齢になるとがん細胞は、体のどこかに必ず出現する。免疫で押さえているか、発症拡大して命を奪うかの違いである。もし人類から、がんという病気が無くなれば、あと20年くらい寿命が延びるのではないか。日本なら、平均寿命が100才になる。
 そのときぴんぴんしていればいいが、がん以外にも病気はいくらでもある。いずれ日本は、動くことのできない病人を山ほど抱え、にっちもさっちもいかなくなる。さらに高価な薬は、金もち高齢者しか使えない。オブシーボだけでも、一人当たり年間の薬代が3500万円もかかるという(いまは多少安くなった?)。

            極楽浄土へ急登 H30.9.23

 しかし人類の幸せは、単純に病気を治し人々を長生きさせることではないはずである。なにごとにも限度がある。個別にはそれでいいとしても、人類全体で見たらどうか。いまでも、先進国は老人が牛耳っている。

 ではどうするか。
 延命治療は50才以下に限定したらどうか。高齢者は延命治療ではなく、機能回復あるいは苦痛を和らげる治療に絞るべきである(里見医師の提案)。100才になろうとする人が寝たきり治療で生き延びても、その世話をする人がいない。
 医学の進歩に合わせ、早急に適用のルール作りを進めていかなければならない。

介護認定

 判定のとき張り切り過ぎたおかげで、そのあとぐったり寝込んでしまった

 先月市役所から、同居している98才の父親の介護認定(1次判定)にきてもらった。
 1~2か月前からほとんど寝てばかりで、トイレと風呂、そして1~2回の食事のときしか起きることがない。杖を突いて自力で立ち上がることはできるが、ヨタヨタと危なっかしい。トイレや風呂までなんとか入っても、中で何をしているかわからない。急激な衰退ぶりから、起きあがれなくなるのも時間の問題である。

 聴覚が衰え、ろれつが回らず、なにを言っているかわからない。そのくせしゃべりだすと、同じことを永遠に繰り返す。取るに足らないことを強調するので辟易する。周りが逃げ出すまで止まらないのが困る。認知症は間違いないとして、その程度がわからない。

            極楽浄土と、遠くに槍・穂高 H30.9.23

 1次判定に立ち会った妻の話を聞くと、問いかけに対する応答や手足の動きなど、別人のように活発だったという。それだけ機能したら、支援や介護の必要はないと判定されてもおかしくない。ただ張り切り過ぎたおかげで、そのあとぐったり寝込んでしまった。

 問題なのは、これから審査会を開き2次判定で決まるまで、1か月もかかることである。1と月前に「あと1か月で死ぬ」と言っていた老人が、それまで持つだろうか。40年前から「もうすぐ死ぬ」と言っていたから、いまさら簡単には逝かないだろうが。


 もっとも、さくらももこの「メルヘン爺」まではいかなくても、昔から父は「ろくでもないジジイであった」。家の中では周囲を困らせ、われわれは「さんざんな目に遭った」。亡くなったとしても真剣に悲しむ人はいない(私自身もその嫌な性格を受け継いでいる)。またそろそろお迎えがないと、順番を待っている者がたくさんいる。
 それでもさすがに出棺・火葬のときは、感傷的になるかもしれない。

旭日旗掲揚

 我が国は、北朝鮮だけでなく韓国も相手に、熱い戦いを起こす覚悟を持つべきである

 韓国から、国際観艦式に旭日旗を掲揚しないよう通告されていた海上自衛隊艦船は、艦艇を派遣しないと通知したことが分かった。韓国側にも外交ルートを通じて伝達したという。旭日旗は旧日本海軍から現在の自衛艦旗として引き継がれ、米国を含めた国際社会に浸透している。かって韓国で行われた2度の国際観艦式では、自護衛艦は旭日旗を掲げて参加している。

 これについて、日本のネットコメントは、ほとんど全て肯定的な意見であった。
なかには、≪これをきっかけに、韓国人観光客も日本に来てほしくないし、国交断絶さえしてほしいとさえ思う≫という意見さえあった。
 やや過激な意見であるが、何にでもイチャモンをつける韓国にこれ以上付き合っていたくないと思うほうがまともである。

              25号直撃

 ただ厄介なのは、韓国内で「旭日旗禁止法」が可決される可能性があることである。この法案が通れば、旭日旗などの帝国主義関連製品を製作・流布・公共の場に持ち込むことが禁止される。また、領海および接続水域法の改正案には、旭日旗などを掲揚した船舶の領海航行を禁じる内容がある。さらに航空安全法の改正案は、旭日旗を貼り付けた航空機に運航停止命令を出せるという。

 すなわち今後韓国周辺では、自衛隊の航空機や艦船の行動がきわめて束縛されるのである。また韓国のネット世論は、
 ≪もう日本は永遠に来なくていいよ!≫
 ≪そもそも日本はこれに参加する資格がないんだよ≫
 ≪もう次からは日本を招待するな!≫

 どうみても、これは戦争である。北朝鮮だけでなく韓国も合わせた戦いが始まった。いずれドンパチの戦いが起こることは避けられない。熱い戦いで勝った方に従うのが、歴史の原則である。
 日本人は、その覚悟を持つべきである。でなければ、永遠に強請り集りの被害者で居続けなければならない。いつでも戦う覚悟があれば、残酷な戦いは避けられるし、外交もうまくいく。もちろん有事には、(秘密兵器の)じじいの決死隊が駆けつける。

検査漬け

 意味のない検査で時間と神経を浪費するのに止められないのが不安商法である

 先日、定期のPSA検査を行った。2010年4月から、数か月に一度血液を抜いて、前立腺の状態をチェックしている。がんの兆候がないか調べるためである。

              卍

 ただ、この数値はどうもおかしい。少しの体調の変化で上がったり下がったりする。
 そこで2~3年前から、どのようなときにPSA値が変化するのか調査してみた。それが下の数字である。
 
 2016年 6月 6.875  前日や当日の行動チェックなし
 2016年12月 13.480 前日不明、当日朝筋トレ(30分)、徒歩(30分)で病院へ行った
 2017年 3月 10.852 前日は日帰り汽車旅行、当日朝筋トレ、移動手段不明
 2017年 9月 18.272 前日は経ヶ岳登山(往復5時間)、当日朝筋トレ、移動は車
 2018年 1月 14.315 前日は雪掻き重労働、当日朝筋トレ、移動は車
 2018年 5月 11.410 前日は体育祭、当日筋トレなし、移動は車
 2018年10月  9.089 前日と当日の朝安静、風邪のせいか背中痛、移動は車

 前日の疲労が残っていたり、病院へ徒歩や自転車で行ったときは数値が高くなる。2017年9月には、18.272と最高値を示している。明らかにこれは、前日の経ヶ岳登山の影響である。その他も、ほぼ疲労の程度に比例している。状態によってこれだけ違ったら、あまり意味がないのではないか。少なくとも、小数点以下3桁は不要である。

 もっとも、前立腺がんと言えど、ごまんとある病気のひとつにすぎない。5~6年前から、そんなものに一喜一憂しているのは、いかにも「生産性」がないし、非効率極まりないと思っていた。検査だけで半日潰れる。それでもやめられないのが、医療が不安商法たる所以である。

原始力発電

 まだ進化が必要であるが、工夫次第で大化けする可能性がある

 「原始力発電」という人力発電がある。原子力ではない。「日本原始力発電協会」が、普及に努めている。「原始力」だから、人の力での原始的な発電方式である。足で漕ぐ方式が多い。

 以前から、スポーツジムで汗を流す人に対し、このエネルギーを何とかならないかと思っていた。自転車を漕いで電力を発生させ、溜めるかそのまま使う。一人や二人では大したことなくても、まとまればバカにならない。ネットで検索したら、ほんとにそれを実現するところがあった。思うだけでは何も進まないのである。

 なんといっても、トレーニングに使うエネルギーは、無駄に捨てられていたものである。
 この協会のHPでは、こんどの東京オリンピックで、基礎トレーニング場に発電型トレーニングマシンの導入を呼びかけるという。そのために、発電型トレーニングマシンを開発・販売しようとしており、事業として参加する企業を探しているという。

            機関車 H29.12.19

 しかしいまのところ、自転車発電の発電量そのものは、ほんのわずかである。最新の設備でも、1時間一所懸命懸命漕いで、ぜいぜい200Wしかない。1kWh30円として、時給6円である。5000万人が1時間漕ぐと1000万kWh。原発10基分だが、日本の年間電力使用量は、約1兆kWhもある。だから、5000万人が朝から晩まで1年間休まず漕いでも、日本で必要な電力量の10%にも満たない。とても実用には向かない。

 だから、「原始力」で必要電力を賄おうとしたら、よほどの技術革新と担い手の奴隷的な働きが要求される。現時点で、使用するとすれば、他の電源が無くなったときの非常用である。交代でバッテリー充電すれば、照明ぐらいには使える。

 またトレーニングマシンを発展させ、発電量の多さを争う競技とする。体力に自慢のあるものが参加すれば、発電量は増える。オリンピック競技として行うと、設備の改良も進み効率の良い発電自転車ができる。工夫次第で大化けする可能性がある。
 効率が100倍になって、時給600円なら、やる人はごまんといる。おなかの脂肪が電気とお金に代わる。これこそ、夢の発電装置である。

エネルギーのジャストイン・タイム

 ジャストインタイムをとことん突き詰めれば原始力発電になる

 トヨタ方式のものづくり大原則のひとつが、「ジャストイン・タイム」である。必要なときだけ、必要なモノ(サービス)が、必要なところに存在する。この原則を追求することで、ものづくりにおけるムダを徹底的に減らそうとしている。

 このことは、エネルギーにおいても例外ではない。
 電力会社は、エリア内の需要を綿密に計算し、過不足の無いようこまめに電力を供給している。まさに電力ユーザーにとって、現在の電力会社は、ジャストインタイムの最優良供給者である。しかもサービス業の特性(無形性、同時性、変動性、消滅性)のうち、弱点である「変動制」(いつも同じサービスとは限らない)を徹底的に無くそうとしている。

            未来へのトンネル H29.12.19

 しかしすべてのエネルギー源は、ジャストイン・タイムではなく、膨大なムダを内蔵している。原油や天然ガスの巨大備蓄など、電力会社の負担で調整しているだけである。
 とくに再生エネルギーのムダは大きい。エネルギー源そのものを備蓄できないからだ。
 太陽光パネルや風力発電のような自然エネルギーの最大の弱点は、必要なときに供給できないことである。それこそお天気任せ風任せで、需要と供給のタイミングが合わない。
 それをカバーするための蓄電技術を世界中が必死で開発している。だが「電気」という製品で貯めることは避けられず、必ずつくりすぎが発生する。

 すなわちエネルギーを溜めることは、すべてのエネルギー源の課題である。もともとこれは本質的なリスクを抱える。石油備蓄施設では火災が起こるし、タンカーの沈没もあり得る(いちばんリスクの小さいのが原発である)。

 では、つくりすぎや停滞のムダを減らし、日本のエネルギーの効率化をはかるにはどうしたらいいか。
 究極的には、電力を使用する設備に合わせ、その場で電気エネルギーを供給する。そのための、燃料補給も必要分だけしか行わない。ジャストインタイムを上流まで遡ることで、日本企業の競争力がいっそう高まる。
 その具体策のひとつが、次回述べる「原始力発電」である。原子力ではない。

7年目の真実

 放射線の人体に及ぼす影響は、きわめて限定的であることがわかってきた

 東北大震災と福島原発事故があった年、「診断ふくい」8月号に、「原発とパラダイムシフト」というタイトルで寄稿したことがあった。
 大まかな内容は、『いま国民は、原発事故のトラウマに罹っているが、再生可能エネルギーが伸びていくと、その悪影響は原発どころではないことがわかってくる。一度事故を起こした原発は、最も安全なエネルギー源になった。みなが嫌がる原発こそが、じつは人類最高のエネルギー源なのである。』

              幽霊怖い

 この7年前の記事をみても、ほぼその通り推移している。
 天下の悪法であるFIT(固定価格買取)を引っ提げ、太陽光パネルを中心に再生可能エネルギーが、今や全エネルギーの20%近くになろうとしている。残念ながらもっとも環境にやさしい原発の割合は、微々たるものである。

 なにしろ太陽光パネルをつくるには、パネルが発電する総エネルギーの、50~100年分が必要である。またいくら再生エネが増えても、化石燃料の発電は減らない。温暖化を加速させながら、どんどん化石燃料を燃やしている。
 さらにこの秋の台風では、相当数のパネルが吹っ飛んだ。これには重金属が含まれ、行政は処分に頭を痛めている。これからも確実に増えるパネル廃棄物の処分も重くのしかかる。

 
 ひとつ異なるのは、あの当時私も、原発事故によって拡散した放射能は深刻な被害があると思っていた。だが、7~8年経って事実が判明するにつれ、放射線の人体に及ぼす影響は、きわめて限定的であることがわかってきた。先だって山形県の道の駅で、1㌔300ベクレルのキノコが見つかったと大騒ぎになっていたが、こんなもの10キロ食べたって何ともない。もともと人間自身、4~5000ベクレルの放射線を出している。福島事故の放射線など、取るに足らない。
 こんなものにいつまで関わっていることが、最大の不幸なのである。

植民地支配と旭日旗

 韓国の理不尽な圧力に反応すると、慰安婦と同じでなし崩しになる

 ≪小野寺五典防衛相は(9月)28日午前の記者会見で、(10月)11日に韓国南部の済州島で開かれる「国際観艦式」に関し、参加する海上自衛隊の護衛艦に自衛隊旗である「旭日旗」を掲げる考えを示した。韓国側は参加国に対し、海上パレード中は艦艇に自国国旗と開催国である韓国国旗だけを掲げるよう要請。韓国国内では旭日旗への批判的な声が強く、掲揚自粛を間接的に呼び掛けた形だが、日本側は拒否する構えだ。(9月28日産経ニュースより)≫

 こんな当たり前のことがニュースになるのだから、如何にこれまで日本の政治家は、韓国に遠慮していたかということである。

 さっそく韓国は反発した。与党の院内報道官は「非常識をもちろん、一抹の良心さえも見られない日本の傍若無人にあきれる」とし「戦犯国として世界の平和を一瞬にして壊し、数えきれないほど殺傷行為を犯した日本が旭日旗を誇っているのは、日本が永遠に二等国家にとどまるしかない理由でないかと思う」と指摘した(10月1日中央日報より)。
 さらに、ある韓国の大学教授は、観艦式に参加する世界45カ国の海軍に「日本の海上自衛艦旗は戦犯旗」という内容のメールを送ったという。
 さすがにここまで言われたら腹が立つし、教授の行動は異常な精神状態というしかない。

            タヌキの勢揃い

 日本と韓国の間の確執は、なんといっても「植民地支配」(日韓併合)である。韓国と同じ時期に植民地となった台湾は、先のような無茶は言わない。あの時代、日本と同じ環境に整えるため、インフラを整備し産業を起こしてきたからである。これほど親切な植民地支配など、人類の歴史で初めてである。

 それなのに韓国国民は、なぜ日本を敵視するのか。会社なら経営者が代わっただけである。20年前、当時経営危機に瀕していた日産が、ルノーと資本提携を結び、ルノーの副社長だったゴーン氏が、ニッサンの最高執行責任者に就任した。コストキラーなどの異名をとるゴーン氏は、短期間で日産の経営立て直しを果たした。ゴーン氏を恨む社員は、そのとき特権を貪っていた人たちである。

 韓国でも、日本の「植民地支配」を恨んでいたのは、当時の特権階級であった。その恨みが韓国中に蔓延し、いつの間にか「すべて日本が悪い」となってしまった。アメリカがハワイを併合したように、大東亜戦争敗戦後も南朝鮮だけは、手放してはいけなかったのである。
 もっともいま韓国が日本のままだったとしても、歪んだ民主主義の日本では、沖縄以上にややこしい存在になっていた。

 とにかく日本は、韓国の理不尽な圧力に配慮する必要はない。下手に反応すると、慰安婦と同じで、またなし崩しになるだけである。

台風一過と沖縄知事選

 沖縄知事選の結果は、米中の熱い戦いの始まりである

 台風24号は、あっけなく過ぎ去った。我が家の被害は、庭の植木鉢が一つひっくり返っていただけであった。強風が発生したのは、昨日の真夜中11時半から今朝未明1時ごろ、1時間と少しだけである。せっかく準備万端、台風に備えたのが拍子抜けした感じ。台風の進行方向の左側だったことと、中心から100キロ以上離れていたからであろう。

              カエルか恐竜か

 その代わり、沖縄では「政変」が起こった。翁長氏の後継とされた玉城デニー氏が、安倍政権の支援を受けた前宜野湾市長の佐喜真淳氏を破り初当選した。票差は8万票にもなるという。移設をめぐって国と対立した翁長県政が継承され、またややこしいことがはじまる。

 普天間基地移設ができないのなら、当分は現状のままでおくしかない。やがて普天間で事故が起こり、基地撤去運動が盛り上がる。もともと沖縄に浸透していた、中国のシャープパワーがここで爆発する。アメリカが撤退すれば、太平洋は一気に中国のものになる。アメリカはそんなことを許すはずがない。本格的な戦争になる可能性が出てきた。そこまでの覚悟が必要である。この際アメリカにとっては、北朝鮮と中国とをまとめて「処分」するチャンスである。

 もともと沖縄は、日本が戦争で負けてアメリカに取られた領土である。ガキのような沖縄に手の負えなくなったアメリカが、日本に高額で売りつけたと言える。
 米中本格戦争を避けるなら、沖縄は独立の道を選ぶしかない。中国の軍事力を背景に、日本に対し独立戦争を仕掛ける気構えがあるかどうか。戦争でとられた領土は、戦争でしか取り返せない。その場合でも、米中の代理戦争は避けられない。
 一気にきな臭くなった。最終戦争の始まりである。