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日本の核廃棄物処分

 NIMBY意識の少ない成熟した国民か、知恵を発揮できる国民かが問われる

 先月経済産業省は、放射性廃棄物の最終処分地として、条件が合致する可能性の高い地域を色分けした地図を公表した。原発の使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り除いた高レベル放射性廃棄物処分地の候補である。全国約1800の自治体のうち8割の1500超が候補地に含まれるという。

 最適な地域は、地図上で緑のマークで表示されている。火山や断層、地殻変動の大きい地域や、掘削する可能性のある油田などを避け、「処分」に適していると同時に、輸送にも便利な地域である。そこには、地下300メートルの最終処分施設をつくり、総事業費は3兆7000億円の見込みだという。緑マークには、日本の沿岸部の半分ほどが含まれ、わが福井県の沿岸地帯もすっぽり入っている。
 個人的には誘致大歓迎である。交付金などいらない

     空き地 H29.7.09

 核廃棄物神話によると、最終処分施設では、数万年とか10万年の保管が必要と言う。
 欧米ではフィンランドが処分場を設置・運用しており、スェーデン、フランスなどが続いている。日本ではまだ、表立って誘致する自治体はいない。首長が乗り気でも、狂乱的な反対者が乗り込んでくる。そこでは沖縄の基地問題と同じように、外部・外国の市民による暴動が再現する可能性がある。それに耐える方が厳しい。
 これから日本人は、NIMBY(Not・In・My・Back・Yard)意識の少ない、成熟した国民かどうかが問われる。

 ただ核廃棄物は、ほんとに忌避すべきものなのか。
 そもそもゴミは資源である。核廃棄物は、高い熱と強力な放射線を発している。このエネルギーを有効活用できないわけがない。資源小国の日本は、あらゆる観点からエネルギーの確保に努めるべきである。さすれば核廃棄物を貯蔵している地域は、100年と経たず資源大国になる。このために毎年1兆円ぐらい遣ってもいい
 日本人は、ほんとに知恵を発揮できる国民か否かも、問われることになる。
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歪んだ高齢社会

 「金くれじじい」を「じじいの決死隊」に変えることができるかどうか

 先日、厚生労働省は、2016年の日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳と発表した。前年から、男性0.23歳、女性0.15歳伸び、いずれも過去最高を更新した。男女とも香港に次ぐ2位だという。
 いくらなんでも、伸びすぎである。それに健康寿命が延びているとは思えない。ヨタボケ状態で寿命が延びているのなら、お先は真っ暗である。

 平均寿命が延びると、年金の支払時期を遅らせる口実はできる。働かない人たちに、無尽蔵に財政赤字を振る舞うわけにはいかない。平均84歳と言うことは、大学卒業後22歳から65歳まで目いっぱい働いて43年。22歳までと65歳以降、他人の厄介になっている期間もほぼ同じ長さである。これでは、よほど生産性を良くしなければ日本は持たない。

       じじいの決死隊

 問題なのは、いま生きている年寄りは、平均寿命より長く生きるということである(平均寿命はゼロ歳児の平均余命)。現在70才前後、団塊世代の男子の場合には、平均85才まで生きる(70才の女性は92才まで)。しかもこの世代より上は、既存メディアに洗脳され、偏向した政治思想に陥っている。年金などで国の財政をむさぼりながら、感情に任せて原発政策や国防に抵抗し、国の弱体化にいそしんでいる。大量破壊世代の圧力が、あと20年以上も続く。この「穀潰し」集団をどうするか。

 高齢者の徴兵など、抜本的な制度改革を行わなければ、子孫にまともな日本を残すことはできない。われわれ団塊の「年金くれくれじじい」を、「じじいの決死隊」に変えることができるかどうか。これで日本の未来は決まる。

観光公害

 観光客は、やみくもに受け入れるのではなく、ターゲットを選別する

 先日、福井県観光連盟専務理事の佐々木靖男氏による、「福井県の観光」についての講演を聴いた。平成28年度における福井県への観光客入り込み数は、1347万人であった。その前年から6%、平成27年の北陸新幹線開業以前より、30%は伸びている。

 それでも、石川県に比べたら半分、京都など日本有数の観光県とは、比べ物にならない。
 観光連盟をはじめ県全体の総意として、さらに福井県の観光客をふやしていくのが、共通課題となっている。そもそもいまや全国どこの地域へ行っても、「観光振興」が合言葉である。如何に他の地域よりもたくさん観光客を引っ張り込むかで血眼になっている。

       氷室神社、花と人 H28.3.23

 しかしなにごとも、過ぎたるは及ばざるがごとしである。
 26日のプレジデントオンライン記事では、京都などで観光客が大挙して押し寄せ、トラブルを起こす「観光公害」が増えている、と述べていた。観光公害とは、観光がもたらす様々な弊害のことで、車両乗り入れでの振動、騒音、排気ガス、渋滞、トイレやゴミ、観光受入れのための環境破壊、トラブルなどである。人口の少ない福井県に、石川県なみの観光客が押し寄せたら、ただでは済まない。

 観光客というのはそこに生活する人間にとっては厄介者であり、迷惑以外の何ものでもない。お金を落としてくれるから、受け入れるだけである。直接恩恵を受けていない人にとって、静かな環境を荒らされたくない。数年前、竹富島で水牛に乗ったとき、フン害に悩む住民の苦情プラカードを、いたるところで見かけた。
 そのうえ日本では、じわじわと増える外国人労働者や移民などとの文化摩擦も起きている。

 すべて、ほどほどがいい。
 やみくもに受け入れるのではなしに、こちらからターゲットとする観光客を選別する。すなわち福井での観光客受け入れは、量より質の高価格戦略を基本方針としたい。

辞任騒動と文書管理

 文書第一主義は必ず国を滅ぼす。現場・現物・現人を中心に動くべき

 ここ数日、政界では辞任ラッシュである。
 防衛相の幕僚長、事務次官が辞任すると言ったと思ったら、民進党の蓮舫党首が辞任。挙げくに、稲田防衛大臣まで辞任することになってしまった。地元の有望議員だけに残念である。捲土重来を期していただきたい。何しろ日本では、まだ中国のハニートラップに遭っていない、数少ない議員の一人である。

 多重国籍の蓮舫氏はともかく、防衛省の場合は日報の有無、「たかが紙切れ」である。こんなことで、大の大人が3人も中途で腹を切るなど、とんでもない話である。これではマスコミだけでなく、防衛省にも中国と北朝鮮の工作員が入り込んでいるとしか思えない。北朝鮮ミサイル発射のタイミングだけに、その疑いがますます濃くなった。
 こんなくだらないことにうつつをぬかし、いくらミサイルをぶち込んでも反応しない日本に、金正恩もあきれているに違いない。
 

     学者バカ

 そもそも、日報のような文書の保存がそれほど重要なのか。
 加計問題でも、文科省から胡散臭い文書が、つぎつぎとリークされ、それが問題を複雑にしていった。パソコンによる文書作成が容易になり、猫も杓子も怪しげな文書をつくるようになったからである(もちろんこのブログも。とくにマスコミの報道文書は歴史に恥じる)。森友のとき、財務省が文書を出さなかったのも、そんないい加減なもので、突かれたくなかったためである。

 現実問題として、組織マネジメントにおける文書の重要性は極めて低い。
 うまくいっている組織ほど、現場・現物・現人を重視する。必要で重要な文書は限られている。文書は、事実の一断面にしか過ぎない。いまどきまともな組織では、書類だけで物事を回そうとはしない。そのような組織は必ず消滅する。ISO文書管理の高負担で、潰れた組織をいくつも知っている。だから国際規格では、文書の重要性を年々低くしている。


 今回、防衛省がおかしなことになったのも、(日報のような)文書を重要視しすぎたからである。これを教訓に、役所においても文書ではなく、現場・現物・現人を中心に動くべきである。それなら、中国・北朝鮮に籠絡されたマスコミ、野党の理不尽な要求にも、断固突っぱねることができる。
 役所の文書第一主義は、必ず国を滅ぼす。

科学的合理性と倫理

 合理性だけでなく、人間としての倫理観、道徳観を加味しなければならない事柄もある
 
 世の中の政策を決めるのは、科学的合理性である。
 東京都の豊洲移転や原発再稼働などは、まさに科学的合理性を根拠として結論を出すしかない。情緒だけで云々するから、いつまでたっても物事が決まらない。たいてい、決断が遅くなるほど、ものごとは悪くなる。
 
 昨年の今ごろ、相模原で19人もの障害者が殺害される事件があった。実行犯は、障害を持つ人はムダな存在だから、いないほうがいいと考えたという。正直、そのような考えの人は多い。世間の半分はそう思っているのではないか。口に出すと叩かれるので黙っているだけである。
 障害者を排除しようとする「優生学」では、劣等な子孫の誕生を抑制し優秀な子孫を増やすことで、単に一個人の健康ではなく一社会あるいは一民族全体の健康をはかろうとする。科学的根拠もあり、一応合理的である。

        ひな人形集合 H28.2.6

 しかし世の中は単純ではない。合理的でも釈然としないことがある。
 これをどう考えたらいいのか。「人道」やかわいそうだけでは、説得力がない(アジの開きのほうがよほど残酷である)。

 これについて、曽野綾子氏の随筆に、以下のようなことが述べられていた。
 障害を持つ子供は、800人に一人ほどの割で必ず生まれてくる。その子は、他の健康な人たちの苦難を一身に背負って生まれた、イエスキリストのような存在である。そう考えたら、障害者はムダだから殺せなどと言う発想にはならない。
 クリスチャンである曽野綾子氏らしい考え方である。

 科学的合理性がすべてではない。人間としての倫理観、道徳観を加味しなければならない場合もある。豊洲移転や原発再稼働と、障害者排除とは全く事情が異なる。ただ道徳や倫理観は、どの場面で適用するかが重要である。単に、嫌いだから、怖いからでは話にならない。

フェイクニュースの拡大

 フェイクニュースを発するのは、ネットよりマスコミの方が悪質である

 アフェリエイト広告というのがある。Webサイトやメールマガジンなどに広告主の企業などにリンクを張り、閲覧者がそのリンクを経由して商品を買ったりすると、その広告がクリックされ、リンク元サイトの主催者に報酬が支払われるというシステムである。私と同じころブログを始めた海老蔵は、毎月3千万円ほど稼ぐらしい。書く人が有名人というだけで、見たい人は腐るほどいる。海老蔵ほど稼がなくても、それなりに閲覧する人がいれば、1か月10万円以上の副収入は可能であろう(拙ブログは、登録してないから、ゼロである。そもそも見る人は知性階級に限定されている)。

 弊害もある。
 広告をクリックするためには、その媒体(Webサイトやメールマガジン、ブログなど)を、多くの人が訪問・閲覧しなければならない。訪問回数の多寡が、広告の閲覧に大きく関連する。そのため、媒体になる記事は、内容より目立つかどうかに力点が置かれる。
 これが、とんでもないフェイクニュースを生む。
 昨年のアメリカ大統領選では「ローマ法王がトランプ氏を支持した」、「クリントン氏の流出メール担当のFBI捜査官が無理心中した」という、虚偽のニュースがフェイスブックで大きく拡散された。いずれも嘘のニュースを流すサイトであった。

       モー 結構  

 このことはSNSだけではない。たくさんの読者・視聴者がいて経営が成り立つのは、新聞、TV、雑誌の方である。何しろ生活が懸かっている。フェイクニュースにも年季が入っており、もっと巧妙である。それが最近、ネットに対抗するため、ますますフェイクを連発するようになった。火のないところに放火し、煙が出たところで扇ぎまくることなど、日常茶飯事である。
 そのうえ各マスコミには、中国や北朝鮮の工作が加わっているから、まともな報道ができるわけがない。

 始末が悪いことには、まだTVや新聞に依存する人が、そこそこ生きている。
 我が家97才の父親は、1日中TVと新聞に明け暮れている。これらから離れると(あの世しか)行き場が無くなる。まだしばらく新聞購読を止めるわけにはいかない。購読料を払ってまで、毎朝嫌な思いをするのはあとわずかである。

メディアの存在意義

 まがまがしい風を増幅させ、国民を奈落に追い込んできたのがマスコミである

 昨日と今日、国会では「閉会中審査」が行われている。例の加計学園の獣医学部新設をめぐる問題や、南スーダンPKOに関する日報問題などについて、野党と政府側との応答が中心になる。

 だがこんな閉会中審査に、いったいどんな意味があるのか。これこそムダの権化である。
 国会を開くということは、質問する人と答弁する人以外に、ヤジを放つだけでの高給取り国会議員が数百人も「観戦」する。さらに延々2日間にも及ぶ審査を、全部みることのできる国民は、よほど暇な人たちである。ほとんどの国民は、TVニュースを見て、切り取られた部分で判断するしかない。これがまた曲者である。ほとんどのマスコミはまともに伝えない。

 中国は、日本の現政権を交代させようとしている。
 その工作員の手に落ち、腐敗したマスコミの編集した報道が公平なはずはない。自分のストーリーに合うよう編集する。2日間もの画像があれば、いくらでも切り貼りできる。安倍首相や稲田大臣に不利な証言ばかり、強調されるのは目に見えている。口が裂けても、「疑惑が晴れた」とは報道しない。前回(7月10日)行われた「閉会中審査」の結末を見れば、一目瞭然である。

        ブタ

 だから国民には、間違った情報しか入らない。
 それを見た多くの国民には、誤った認識が埋め込まれる。このような、虚偽の報道によって内閣支持率が大きく変動する。日本のマスコミが、中国工作員の手に落ちた証拠である。疑惑は確証に変わった。

 先の大戦時にも、日本の新聞ほとんどが大東亜戦争に賛同し、煽りまくっていた。近年では郵政改革のとき、民主党に政権交代したときもそうであった。これまでマスコミが扇動して、よくなったことはない。すべてまがまがしい風を増幅させ、国民を奈落に追い込んできたのである。
 こんなアホなことを真面目くさって報道する、マスコミの存在する意味はあるのか。

腐敗しても改革できない国

 ルールは守らなければならない。だがルールは変えなければならない

 安部首相の肝いりで、憲法9条の見直し(加憲)が始まっている。
 首相の案は、現在の憲法をそのままに、「自衛隊の存在のみを明記する」という、きわめて控えめな案である。改正して悪いことはなにひとつない。すんなりと改正し、今後の大幅改正に弾みをつけるべきである。

 不安なのは、一時ほどの勢いがないことである。
 GHQの呪縛中国工作の手に落ち劣化したマスコミも、勢いづいている。
 都知事選で自民党が大敗したため、中断するのではないか、という声もある。もともと反対する人たちは、「安倍政権のもとでの改憲には反対」、「中途半端な改憲ではなく、もともと自民党が決めた改憲案に沿って議論すべきだ」といっていた。

        立ち入り禁止

 誰が見ても、もっともな改正案に反対する理由は限られている。
 いわゆる護憲ムラの左派はもちろん、右派勢力からも、
 『拙速だ』、『レベルが低い。』とか、『もっと根源的な改革が必要だ。』と言われている。

 いずれも、改善を阻もうとする「抵抗勢力」の論理である。これまでも、この理由によって、あらゆる改善・改革が阻まれ、多くの組織は衰退した。これらの「できない」、「やってはいけない」言い訳を中心に、メディアからの憲法改正バッシングが激しくなることは確実である。


 ルールは守らなければならない。だがルールは変えなければならない
 すべてルールは腐敗するからだ。変えるべきところは断固として変える。変わらない憲法、変えることのできない憲法を、後世に残す権利は断じて我々にはない。

いちほまれの運命

 市場で高い評価を得られるかどうかは、最初の印象で決まる

 福井県は今年5月、コシヒカリに変わる県の代表米を開発し、これを「いちほまれ」と命名した。先日、「いちほまれ」開発の中心である、県農業試験場の富田桂氏の講演を聞いた。

 100年前、福井県のコメづくりの世界は、まさに戦国時代さながらの百科繚乱であった。「白ちんこ」と言う怪しげな名の稲をはじめとして、数十種類が覇を競っていたという。農業試験場では、その中の優良種を掛け合わせ、繰り返し品種改良を行ってきた。何代もの経過を経て、およそ40年後、農林1号と農林22号の間に生まれたのが、コシヒカリである。

 コシヒカリが、誕生して60余年。福井で生まれたコシヒカリは、新潟県をメインに北海道を除く日本全国で栽培されてきた。ピークを過ぎたとはいえ、コシヒカリはまだ、日本のコメ生産量の40%近くを占めている。

       必死の草刈り H28.7.02

 しかし現在、全国各地で新たな品種が栽培されるようになってきた。北海道では「ゆめぴりか」、青森の「青天の霹靂」、宮城「だて正夢」、「新之助」、「富富富」、「ひゃくまん穀」など、ユニークな名前の新種(ほとんどがコシヒカリの子孫)が、つぎつぎと出現している。あたかも100年前の「千石」時代に戻ったようである。

 なぜ、品種が増えていったのか。
 各地が地域おこしのため、新品種を売り出そうとしているからだけではない。
 温暖化によって平均気温が上昇し、これまでコシヒカリを栽培していた地域では、品質の低下が目立つようになってきたからである(もともと「コシヒカリ発祥の地」福井より、平均気温の低い新潟の方が、コシヒカリの栽培に向いていた)。品種改良技術が向上しそれぞれの地域で栽培に適し、差別化された良質なコメをつくろうとするのは必然である。

 福井も当地の気候に適し、おいしくて病気に強く、栽培しやすい品種をつくろうと、研究・開発に力を入れてきた。冒頭で述べたように、長年の研究が実ってようやく新種「いちほまれ」が生まれたというわけである。20万種の中から、「味」を最重要に、選び抜かれ「いちほまれ」と命名された。
 本年度は130軒の先進農家で試験栽培を行い、来年から本格生産に入る。

          サクラ咲く H29.3.26

 問題は消費者にとって、ほんとにおいしい米ができたのかどうかである。
 食べ物の味は難しい。その人の食べる状態や、米の場合は焚き方で大きく左右する。一定以上のレベルになれば、「おいしい」と暗示をかけるだけで、おいしくなる。したがって価格設定やイメージ戦略など、最初の販売方法が大きく影響する。
 今年の秋、「いちほまれ」は、どのような形で我々の口に入るのか。ファスト&スローで書いたように、最初ですべては決まる。

山岳遭難

 どうせ死ぬのなら、死亡統計にない原因で死にたい

 山の遭難が増えているという。
 警察庁の統計によると、平成27年度は、発生件数2,508件、遭難者3,043人、死者行方不明者335人で、統計の残る昭和36年以降で最も高い。このうち、60才以上が全遭難者の51.4%を占めるという。
 交通事故に比べれば一ケタ少ないが、いつの間にか大ごとになっている。

 もっとも同じ年度で、水難者は1,635人で、死者行方不明者が、791人にもなる。水難の場合には、人知れず助かったときは「水難」として勘定されていない。それでも、死亡者が山岳遭難死者の2倍近くある。もっとも、酔っ払いが川や池に落ちで死亡したのも含まれている。
 ただここには、自然災害での遭難者や屋内での事故、ふろ場での溺死は水難に入っていない。じつは風呂場で亡くなる人は、年間14,000人にもなる。このうち60才以上が70%を超える。

     トルコ風呂

 最近、同年齢の知人がつぎつぎ亡くなる。われわれは、もう潮時である。
 ではどうやって死ぬか。 
 むかし、ある占い師から「お前は水難か女難の相がある」と言われたことがある。幸いいまのところ、いずれの遭難にも遭っていない。

 もちろん、日本人の死因で多いのは、がん、心疾患、脳血管疾が圧倒的である。
 山岳遭難や水難、女難で亡くなる人はきわめて少なく、風呂場での事故死を含めても、全体の1~2%に過ぎない。ただ女難というのは、統計をいくら探しても、でてこない。
 どうせ死ぬのなら差別化したい。できれば死亡統計にない原因で死にたい。

ロボットと人間の未来

 1000年後に人類が生き延びているとすれば、我々とは全く異なった有様に変化している

 7月17日のNHKドキュメンタリーでは、石黒浩大阪大教授が、『最後の講義』を行っていた。
 この番組は、各々の講師が、もしこれが人生最後の講義だとしたらぜひ伝えたい、と思ったことを話すものである。
 石黒教授は、未来の人間社会を支える知的システムの実現を目指し、人間と豊かにかかわる人間型ロボットを作る研究を行っている。そのため、センサ工学、ロボット工学、人工知能、認知科学を基礎として,あらゆる技術を取り込もうとしている。

 この講義で石黒教授は、「すべての人間はロボットになる」と衝撃的な未来予想を行っていた。
 人間のような有機体は、環境変化に弱い。太陽放射線の変化や、わずかの大気構成や温度変化で絶滅する。今の地球環境の変化には、ダーウィンの進化程度ではとても追いつかない。だから遠からず人類は滅びる

 一方で、無機物質で構成される機械なら、多少の環境変化には対応することができる。しかもAIや機械技術の進歩は、遺伝による進化よりはるかに速い。1000年後といわず、100年後には自分とまったく同じ姿かたちをして、同じ思考能力を持つロボットをつくることができるであろう。もちろん、そのロボットが自ら学習して、さらに優秀な子孫ロボットをつくる。何代も重ねていくうちに、とんでもなく進化した「生き物」ができていく。

      千畳敷 幽体離脱 H27.6.12

 しかし、人間とまったく同じ動きと思考能力を持っていたとして、その『ロボット』は人間と言えるのであろうか。あるいは逆に、ヒトのDNAは継続していなくても、人間そっくりなその『ロボット』は、はたして機械と言えるのか。もしかしたら人間そのものではないのか。考えるほど混乱する。


 ここでわれわれの生きる目的はなにか考えてみよう。
 その最大の目的は、「子孫を残す」ことであった。できるだけ自分に近いDNAを持った子孫を残したい。これがすべての「生物」の本能である(反対する人は生き物ではない)。
 石黒浩教授は、進化した人間そっくりロボットも、そのまま人間の子孫であると示唆している。

 ただ、人間が機械に置き換わってしまうのはなんとも味気ない。
 現在の遺伝子工学を発展させれば、われわれのDNAを持った子孫を、いかなる環境にも対応できる超人に変質させることも可能であろう。倫理面の問題さえクリアできれば、遺伝子操作による超人化はきわめて現実的である。

 我々の未来の子孫は、石黒浩教授の云うAIを伴う機械ロボットなのか、あるいは遺伝子工学を駆使した超人なのか。どちらにしても1000年後、人類がもし生き延びているとすれば、今の我々とは全く異なった態様に変化している。それでも子孫を残したと言えるのであろうか。

歯の健康

 歯科医が忙しくなれば、他の医者がヒマになる?

 久しぶりに歯医者へ行った。私が掛かった中で、最も腕のいい医者である。
 左奥歯に食物が挟まりやすい空洞ができ、食事のたび穿り出すので、周囲の歯茎が腫れ上がってしまったからである。我慢できない痛さではないが、こじれたときの歯の痛みには懲りている。

 電話予約したときの相手は、例の無愛想な女性でなかった。若い女性なのに、ぶっきら棒なだけでなく、1年前には限りなく荒っぽい治療をされた。いないと思い安心していたら、いつの間にか背後に立っている。歯石をとるころからその女性に交代し、15分近く痛い目に遭わされた。患者の扱い方の乱暴さは、まるで進歩していない。むしろ悪化している。力づくで口を広げたり、回転ルータを歯の間に食い込ませて無理やり引き抜く。もちろん、チチの気配は皆無である。

 気が遠くなったところで頭に軟らかい感触を感じ、「はっ」と思ったら、いつのまにかやさしい男性医師に交代していた。奥歯の空洞に、詰め物をしたという。
 トータルで2~30分ほどの処置後、後日また来てくれと言われた。

       恐怖の恐竜

 医師不足の中で、歯科医だけが異常に増えている。すでにコンビニより多い。10万人の歯科医師が一人年間2000回治療回数を稼げば、全ての国民が毎年2回通院する必要がある。だから、治療は1度で終わらない?

 仕事にあぶれた歯科医を救済するためか、歯の健康と体の健康とは密接に関係するという噂が広まっている。歯医者に行くことが、ほんとうに国民の健康のためになるのか。これがほんとなら、歯科医が忙しくなったぶん、こんどは他の医者がヒマになるはずである。医師間の逆襲が始まる。

稲田バッシング

 工作員メディアと嫉妬議員からの両面攻撃に耐えることで、本物の政治家になる

 稲田大臣への理不尽なバッシングが止まらない。
 今朝の福井新聞朝刊には1面トップで「稲田氏 組織的穏蔽を了承」と書かれ、続けて「PKO日報、国会で虚偽答弁」と書いてあった。これだけ大きな記事を載せられると、とんでもなく悪いことをしたような印象を受けてしまう。

 少し前、福岡の豪雨災害のときは、15分ばかりの用足しを責められた。あげく被災地自衛隊の視察に行ったときには、「士気を高めることにはならない」と、産経新聞にさえ叱られている。都議会選挙で行った応援演説に対するバッシングも、まだ記憶に新しい。森友問題のときも、いろいろあった。

 そういえば、1年前防衛大臣に就任してからの、周囲のいじめ方は異常であった。辻元議員の追及に涙ぐんだことを「情けない」と言われ、自衛隊南スーダンPKO視察の際のファッション、極めつけは地元福井の地場製品である網タイツ「美脚」にまで、文句をつけられた。昨年末の靖国参拝では、保守層の一部にさえつつかれた。
 これだけ集中していびられる議員はめずらしい。
          雨の日の傘

 そして、またまた、本日朝刊でのバッシングである。
 些細なことを、これほどまで大げさにするのは、安倍首相の加計疑惑追及の旗色が悪くなったため、矛先をいじめやすい稲田氏に向けたからである。さらにこのタイミングでの報道は、先日の蓮舫氏記者会見で暴露された2重国籍問題を、小さく見せようとしたことは見え見えである。典型的な工作員メディアの手口である。

 もちろん稲田バッシングのほとんどは、工作員メディアの花火である。
 それに合わせて、このようなあることないこといびりまくるのは、男性議員の嫉妬からである。だから、同じ党からもおかしなリークが出てくる。いびり婆さんより、いびりじじいの方が、はるかに陰湿でたちが悪い。

           天女観音

 たしかに稲田氏は、それほど口がうまいわけではない。蓮舫氏のように切れ味鋭く黒を白と言いくるめる、口巧者とは異なる。人柄で人心を掌握する人格者でもない。だが政策の方向性は、もっとも国民のためになる政治家の一人であることは間違いない。政界全体を見わたしても寂しい限りだし、地元福井の男性議員の頼りなさは、群を抜いている。ハニートラップとも無縁である。

 叩いて埃の出ない人はいない。目をつけられ、いじめの対象になったら、いくらでもつつく材料は出てくる。そのうえ、ポリティカルコレクトネスという潔癖症が日本中を蝕んでいる。だから今回のような、工作員メディアと嫉妬議員からの両面攻撃に、簡単に国民が乗せられ、一度落ちたら嵩にかかって責めたてる。

 稲田氏は、このようないじめバッシングに負けてはいけない。理不尽さに耐え抜くことで、本物の政治家になれる。生え抜きの政治家でない者の試練である。

医師不足の原因

 専門医をなくせば解消するが、業界は人材不足を演出することで既得権益を守っている

 10年ほど前から、左耳がややこしい病に罹り、定期的に耳鼻科に通っている。耳以外にも、前立腺異常、歯周病、皮膚病などで、これらも数か月おきの定期便である。突発的な病気や健康診断を含め、毎年5~6回は病院に通うようになった。

 そのお世話になる医師が不足しているという。
 医師不足だといわれるのは、私のような高齢者が増えて通院回数や入院患者が多くなったことと、病気によって診察件数をこなせないからであろう。地域や病院によっては、過労死寸前まで働いている医師が、珍しくないという。
 とくに小児科や産婦人科のように、24時間受け入れ態勢が必要で、しかも医療事故につながりやすい科目は、医師の成り手が少ない。地域によってのマッチング不足も大きい。

      必死の救命行為 H28.11.13

 しかし、毎年8000人以上が医師国家試験に合格し、総数では30万人を超えている。歯科医を含めたら、40万人以上になる。私のように、国民一人が年間5回病院へ行っても、医師は1500人の患者を診ればいい。皮膚科や耳鼻科のように、医師一人で毎日100人診察できるなら、医師の数は今の1/10でも足りるはずである。

 したがって医師不足の最大の原因は、病気の種類が専門ごとに細分化されていることである。厚労省の資料では、通院回数だけで日本人平均13.1回にもなる。これはOECD国のダントツである(2番目のドイツが8.4回、スェーデン2.9回など)。
 細分化されていると、少し病気の種類が異なるたびに、違う病院に行かなければならない。年よりはあらゆるところが病んでいる。私のように5~6カ所は少ない方で、たいてい10か所以上の病気を抱えている。そうなると日本人の通院回数は多くなる。


 したがって、1箇所であらゆる病気を診察できれば、この問題はあっという間に解消する(ほんとは高齢者の診察を制限すればいいのだが)。
 私が子供のころは、目や耳、皮膚の病気でもすべて内科だけで間に合った。ほんとに専門的知識が必要なのは、一部の患者だけである。耳の穴を掃除したり、潰瘍の薬を調合するのに、細分化された専門医が必要なはずはない。80%以上の病気は、共通医で充分診察できるはずである。つまり、医師の「多能工化」である。

 10種類の病気でも、まとめて診察すれば、トータル時間は2~3倍ですむ。全体の効率は3倍になる。さらに診察する医師以上に、受診する患者の効率が格段に高くなる。われわれが1回通院すればほぼ半日が潰れる。国民平均13回の通院が1~2回でよくなれば、一人当たり6日間/年のムダ削減になる。一人1日2万円としても、年間14~15兆円、国内の生産性が向上する(仕事をしていない高齢者は無理やり働かせる)。


 こんなことはとっくにわかっているはずなのに、なぜやらないのか。
 どの業界も、人材不足を演出することで、既得権益を離したくないからである。ムダをなくした生産性向上分の何割かは、医療業界から消える。だから、一部の患者のための専門医だけが、どんどん増える。いつまでたっても、医師不足は解消しないのである。

二重国籍問題

 日本の政権を崩壊させ、中国が有利になるような言動を発しているものを工作員という

 以前から国籍疑惑のあった蓮舫民進党代表は、自分の戸籍を公開する考えを示したという。党内外から「説明不足」、と云われていたからである。いまさらではあっても、政党の党首である限り、このまま口をつぐんでいるわけにはいかない。

 これに対し、≪公的な活動、発言をするときに、自分は真正な日本人であることをいちいち挙証しなければならないなんて、全体主義国家だ≫といって、反対する人がいたのには吃驚した。しかも民進党の議員である。
 朝日新聞も社説の中で≪懸念されるのは、蓮舫氏が戸籍謄本を公開することが社会に及ぼす影響だ。本人の政治判断とはいえ、プライバシーである戸籍を迫られて公開すれば、例えば外国籍の親を持つ人々らにとって、あしき前例にならないか≫と書いている。

 これに反応したのか、蓮舫代表は、「わが国では戸籍は優れて個人のプライバシーに属するものであり、差別主義者・拝外主義者に言われてそれを公開するようなことが絶対にあってはいけないと思っている。」として、疑惑を解消するのは、戸籍謄本以外だとトーンダウンした。

            毒ネズミ

 まさにこれは、中国の工作活動が、我が国の議員や主要メディアに浸透している証拠である。まさかとは思っていたが、あまりに状況証拠が多すぎる。戸籍謄本公開に反対する議員やメディアは、自身の国籍が明らかになるのを恐れている。

 蓮舫代表は、日本の法律をつくる国会議員である。村山氏のように、まちがえて首相になる可能性もある。日本人でないものが、自衛隊のトップになることなどあり得ない。
 蓮舫代表を擁護するメディアも同じである。
 日本人でないものが、日本の世論を形成する報道機関の中核を占めている。こんなバカなことはない。

 もっとも、日本国籍を取得している工作員も多い。そのひとが工作員かどうか見分けるには、言動を見るしかない。蓮舫代表のように、日本の政権やエネルギー政策を崩壊させ、中国が有利になるような言動を発しているものは工作員とみなす。事態は深刻である。

諜報・工作活動

 いまや全ての報道は、眉につばをつけて聞かなければならない

 このブログの中で、私はときどき「中国の工作員の野党やメディア」と記述している。これには違和感のある人も多いと思う。

 ただ私は、根拠なしにこんなことを書いているのではない。米国の議会報告では具体的な工作が明らかになっており、日本でも「日本国内で中国や北朝鮮の工作員の動きが、活発化している。安倍政権を攻撃するものだ」とする報道もある。日本の仮想敵国ははっきりしている。世界は新たな冷戦に突入し、諜報・工作合戦のさなかにいる。日本を弱体化させようとする報道、議会・市民活動など状況証拠はいくらでもある。何もないと考える方がおかしい。

 孫子の兵法に、「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり。」とある。
 自国が有利になるため、直接の戦闘で優劣を決めるのは、最後の最後である。ドンパチの戦争になれば、自分たちも無傷ではいられない。負けなくても、財政や人的負担は半端ではない。したがって戦争では、戦闘しないで相手を破ることほど有利なことはない。
 さらに孫子の兵法には、「兵とは詭道なり」とある。つまり、「戦とは相手を欺くことである」。

     怪しい

 アメリカの大統領選は、ロシアのサイバー介入で大きく左右された。韓国では、北朝鮮のメディア工作が国民感情を煽り、無実の大統領を弾劾にまで追い込んでしまった。日本も韓国と同じようなことが起こりつつある。日本には、長い時間かけてマスコミに工作員が入り込み、組織を牛耳っている。もともと日本のメディアは、GHQのプレスコード、ラジオコードで、牙を抜かれている。そのなかに中国などの息のかかった工作員が入りこんだら、「普通の」日本人は居場所がなくなる。

 もとより中国は、諜報・工作において、年季が入っている。三戦(世論戦、法律戦、心理戦)による歴史問題などで、日本が追い込まれてきたのは周知の事実である。


 沖縄は完全に、中国の工作活動で混乱している。2つしかない新聞社は反基地合戦の巣屈であるし、「市民」活動家への資金供与は公然たる秘密である。本土でも、朝日・毎日が汚染されている。さらにほとんどの地方紙と放送局が、工作員に牛耳られてしまった。ここ数年の新聞報道、社説の理不尽さを見れば実感するはずである。もちろん、政界にも入り込んでいる。大方はハニートラップで籠絡され、なかには国籍を隠そうとするものもいる。
 もっと問題なのは、多くは本人に自分が工作活動をしているという認識がないことである。

 だから全ての報道は、眉につばをつけて聞かなければならなくなった。もうTVや新聞を信用すべきではない。

夏の3の峰

 3の峰は、石川県側のピークとは別に、極楽のような「越前3の峰」があった

 今日、久しぶりに3の峰に登った。味気ない山名であるが、格付けは白山連峰の次男あたりで、標高2128M。日本100名山の荒島岳より600Mも高い。上小池登山口からの標高差は1178Mで、勝原からの荒島岳(1160M)とほぼ同じ。標準コースタイムは、登り4時間10分である。 

 早朝5時、自宅出発。158号線から鳩ヶ湯への道に入る。細い道をおっかなびっくりで延々21キロ走り、うんざりしたころ上小池駐車場に6時30分着。連休初日とあって、県内外の車が約20台停まっていた。登山口まで20分ほど歩いて、7時に登山開始。
 メインの尾根筋にあたる6本檜の峠には、8時20分についた。
 ここからが長いし暑い。2リットルほど担いできた水の無くなるのが早い。軽くなるのはいいのだが、最後までもつかどうか。水が切れたら干乾しになる。そのうえ、ところどころ急峻で狭い道もある。転んで落ちたら、ただでは済まない。

 3の峰登りから赤兎、大長、経ヶ岳 H29.7.15 剣ヶ峰までの登り ササユリの道 H29.7.15 3の峰頂上で H29.7.15

 5年前に来たときは、秋の紅葉が素晴らしかった。今日はその代わり、高山植物が歓迎してくれた。6本檜から剣ヶ峰付近までは、ササユリ。そこから3の峰までは、ニッコウキスゲの群生である。ササユリとニッコウキスゲを中心に、いろんな花が疲労を慰めてくれる。滑落の恐怖も和らぐ。
 ピークに着いたのが、12時である。

 3の峰頂上から白山、別山 H29.7.15   越前3の峰ピークあたりお花畑 H29.7.15  越前3の峰頂上 H29.7.15

 じつは3の峰のピークは2つある。石川県の3の峰とは別に、小屋から南に約5分登ったところに、いつの間にか「越前3の峰」ができていた。標高2095Mで、ここが福井県の最高峰である。3角点らしき角柱もこちらの方にある。そしてこのピーク付近は、ニッコウキスゲの群生が見事であった(写真下の中)。まさに極楽浄土である。
 
 暑さのせいもあって、コースタイムは完全無視。
 時間と体力があれば、3の峰から別山にかけての別山平あたりに足を延ばそうと思っていたが、とんでもない。疲労困憊で、登山口の駐車場についたのは午後3時である。その代わり、新装なった鳩ヶ湯温泉に浸かって、リンゴジュースと無料の冷水を山ほど飲んだ。ここでビールを飲めないのは、ナマ殺し地獄である。

大災害の世紀

 毎年50兆円の財政出動と高齢者の勤労徴兵で、堅牢な国土をつくる

 北九州が未曽有の大水害に見舞われた。なにしろ福井豪雨をはるか超える、1時間に100~130㎜の豪雨が、数時間にわたり、広範囲に発生したのである。1週間以上経っても、ようやく25人の死亡を確認しただけで、まだ20人以上と連絡が取れていないという。捜索は続けられているが、犠牲者の発見場所は広範囲にわたる。大量の流木や崩れた土砂も影響して捜索は長びく。

 このような極端な集中豪雨が増えたのは、あきらかに温暖化の影響である。必ずこれからも発生する。おそらくこれまでの河川対策では対応できない。それに災害は豪雨だけではない。世界各地で、異常な現象が発生している。日本では30年以内に、南海トラフ地震とそれに伴う大津波に襲われる。超巨大地震、さらに壊滅的な大噴火の兆候もある。

 大噴火は、九州ほどの地域を壊滅させる。これに見舞われたらどうしようもない。その場合は、年貢の納め時である。あきらめたほうがいい。もともと日本は、位置、地形、地質、気候などの国土や自然条件から、自然災害に対しきわめて脆弱である

        あの世への架け橋 H27.9.26     

 しかし、全員があきらめる必要はない。とくに若い人は、災害に立ち向かうべきである。
 そしていまこそ、災害に強い日本をつくるチャンスである。

 ひとつは、しなやかな構造物をつくる。災害で破壊されてもすぐ復活できる、船型や飛行機型の家屋も考えられる。知恵と工夫で新しい住居の態様を開発する。これなら復興など簡単にできる。

 それでも原則は、堅牢なインフラ整備である。人口密集地は、簡単に破壊されるようでは困る。頑丈な堤防に、耐震構造の家屋をきちんと整備する。人口減少の時代にできないわけがない。


 具体的に災害対策のために、毎年50兆円を遣う。国民一人当たりたった50万円である。継続して財政出動すれば、日本の建設業が復活し国民の懐も潤う。お金と技術が国民に蓄えられれば、復興は容易である。政府の財政赤字は関係ない。むしろ豊かな個人が自力で復興したほうが早い。


 問題は、技術者の人手不足である。
 緊急事態として、高齢者の徴兵制を確立する。これで2000万人の技術者が生まれる。中国と北朝鮮に対応する「じじいの決死隊」は、その一部を活用することができる。

付加価値とはなにか

 お客に受け入れてもらえるだけの「大義名分」をつくればいい

 日本経営品質の評価ガイドによると、自社の商品やサービスがお客様に受け入れられるためには、つぎのいずれかを有していることが必要である。
 つまり他社と差別化できる特徴である

① 他ではできない独自性を持っている 
② どこよりも安い価格で提供できる 
③ どこにも負けないお客様との信頼関係を築いている

 この3つを確立するためには、それぞれつぎのプロセスを強化する必要がある。

① 企画・設計・開発のプロセス
② 製造・サービスの運用プロセス
③ 顧客関連のプロセス

 ここまでは、表現の違いはあっても、いろんな教科書に書いてある。

         猫に小判

 しかし、いくら自社の製品・サービスに特徴があっても、それが利益に結び付くかどうかは別問題である。残念ながら世の中は不公平である。同じような創造性や努力を発揮していても、分野が異なると、まるっきり収益性が異なる。スマイルカーブも当てにならない。その業界での慣習的な価格が、そのまま定着することが多い。


 これを打破するには、勇気が必要である。つまり思い切って値上げをする。受け入れてもらえれば、今度はそれが慣習価格となる。もちろん値上げするには、「大義名分」をつくる。この点クロネコヤマトはうまい。
 何のことはない。これだけで生産性の向上、付加価値の向上ができるのである。

加計学園問題とは何か

 こんなことで政権が揺らぐようでは、中国の思う壺であり、それに嵌る日本人も情けない

 先日(10日)の国会閉会中審査で、はじめて加戸守行氏(前愛媛県知事)の答弁を聴いた。今治市への獣医学部誘致を進めた前知事の真摯な訴えは、全体の流れがよくわかって整合性もあり、多くの人が納得したのではないか。これほど感動した演説は初めてである。いままでの国会審議は、重箱の隅をつつく野党の、一方的なアラ探しの場に成り下がっていた。

 それでも反対する人は納得するはずがない。わかろうとしない人にはいくら説明してもムダである。加戸氏の訴えに対しても、大義名分はわかるが、そのプロセスが問題だという人もいる。
 ではそのプロセスとは何か。


 加計問題で争点となっているのは、選定のプロセスである。この学園が新設に必要な「4条件」を満たしているかどうかで、それが正しければ、「官邸の関与」など関係ない。その4条件とは

 ①構想が具体的であること
 ②獣医師が、新たに対応すべき需要が明らかであること
 ③既存の大学・学部では困難
 ④今後、獣医師が不足すること

 見てわかるように、非常に抽象的である。どんな申請者でも、それらしきことは作文する。だから条件を満たしているかどうかは、採決する人の腹ひとつである。つまり4条件は、「いびり」のネタに過ぎない。

        子連れ

 これから加計学園に入学した人が、一人前の獣医師になるのに10年はかかる。世の中は不測の事態が多い。10年後に獣医師が不足しているかどうかなど、誰にもわからない。新たに対応すべき需要など、具体的に予言できる人は、浅原彰晃並みの詐欺師である。あえて挙げれば、海外との交易が激増し、正体不明のウィルスが大繁殖する可能性は大きい。細菌テロなら、カラスやスズメ、あるいはイヌ・ネコなどに、未知の病原菌を運ばせる。
 誰もわからないなら、事業は意欲ある人にやらせるのが王道である。起業家は、腐った業界に風穴を開けてくれる。それがうまくいくかどうか、文科省などに絶対分かるはずがない。

 もっとも加計学園の場合、4条件以上に、もっと重要な条件があったはずである。もちろん文科省からの天下りを受け入れるかどうかである。許認可権を持つ役人のDNAからみて、その条件が無かったはずがない。

 今回は、その天下りの思惑が外れた文科省内のゴタゴタに加え、中国工作員の野党やメディアが乗っかって、話はあらぬ方向に突っ走ってしまったというのが真相ではないか。私の推測は、8割がた当たる。
 だからこんなことで政権が揺らぐようでは、中国の思う壺である。それに乗っかる日本人も情けない。

地域再生の失敗

 チマチマした規制や既得権益にこだわる加計学園騒動は、「アホカイナ」としか思えない

 これまで、まちおこしとか地域再生に関し、毎年のように施策が行われてきた。石破大臣を筆頭に「地域創生」が推進されたのも、つい最近のことである。この地域再生がどこまでできるかに、日本の未来がかかっている。何しろ今の幼児が高齢者になるころには、日本の人口は半減しているわけである。


 しかしこれまでの施策で、うまくいったものはない。必ず既得権益が絡むため、各論となると「抵抗勢力」が体を張って阻止しようとするからである。

 それに地域創生とは、単なる活性化ではない。経済的に成り立つようでなくてはならない。経済的に成り立つためには必ず、生産性の向上が必要である。多くの場合、多様な人と人とのつながりがあって、革新的なアイデアが生まれる。また過疎化が進んでいくと、必ず少人数に対するインフラ整備の問題が出てくる。地域でインフラを効果的に使うには、人の集積する仕掛けが求められる。
 
       今庄駅前 25.11.03

 ではどうすればいいのか。
 飯田泰之氏は、「地域再生の失敗学」においての、入山章栄氏(早大准教授)との対談で、つぎのようなことを述べている。

①インタネットやグローバル経済においても、信用や信頼の構築は重要である。
②10年前予想された「フラット世界」は幻想で、いまや「都市間格差」が出現している
③いまでも、フェース・トゥ・フェースの砕けた対話が大切
④顔を合わせることでしかつかめない暗黙知の重要性
⑤何を知っているかより、「誰が何を知っているか」の方がはるかに重要
⑥国家間のコラボより、特色をもった地方都市間のコラボの方が効果的
⑦日本国内で競争に勝てなくても、海外ブランドで先行することもできる


 具体的には、林直樹氏(東大大学院特任助教)との対談で、地域再生の手法として、「自主再建型移転」を提案している。過疎地域を再生させようと共倒れになるより、いっとき近隣の地方都市に移転したらどうかと述べている。山間部の棚田が自然に戻るのもやむを得ないという。
 思い切った考え方であるし、現実に個人レベルではそのように動いているのではないか。

 人口減少そのものは悪いことではない。農業や漁業など、人が減ることで生産性の上がる業種もたくさんある。衣食住の自給ができるし、なんといっても国内に溜めこまれた膨大な金融資産の分け前が大きくなる。


 これからの人口減少社会を、どのようにうまく乗り切っていくのか。日本が崩壊しないように縮小していくための方策は限られている。地方創世は、その有力な方策の一つである。失敗ばかりは許されない。チマチマした規制や既得権益にこだわっている場合ではないのである。
 だから、今治市の加計学園騒動を見ると、「アホカイナ」としか思えない。

恐怖のヒアリ

 目先の小さな脅威に過剰反応することで、大きな実害を招くのは、日本人の得意技である

 先月、神戸港に荷揚げされたコンテナから、ヒアリが発見された。ヒアリは、極めて強い毒針を持っている。 人間だけでなく、多くの動物に攻撃をしかける。毒性が高いだけでなく、小動物なら集団で食い殺してしまう。数が増えれば人間も同じである。アメリカでは、毎年100人近い人が死亡しているという。
 
 貿易が拡大すれば、数多くの招かれざる客が訪問してくる。輸入コンテナは、中身をすべて確認するわけではない。書類だけで通関し、そのままコンテナごと流通する場合もある。今回ヒアリが発見されたのは偶然である。氷山の一角であり、現実にはかなりのヒアリが、すでに日本に上陸しているはずだ。

        働き?アリ

 では、このヒアリをどうすればいいのであろうか。
 外来生物が大量繁殖するのは、新しい世界には天敵がいないからである。天敵とは、たいていその生物を食べる生物である。

 ヒアリに関しては、日本に素晴らしい天敵がいる。
 ある記事では、兵庫の生物研究員の橋本佳明氏によると、ヒアリの天敵は、じつは日本のアリだそうだ。縄張り意識が強い日本のアリは、見慣れないアリがいると攻撃して死滅させてしまう。とくにサムライアリは、その傾向が強いという。このとき人間が、殺虫剤などでアリを減らしてしまうと、却って猛毒ヒアリが繁殖してしまう。われわれは、日本にいるアリを減らさないようにすればいい。(7.11追加;じつはこの話を否定する記事も出てきた!?。平和ボケした日本アリは、ヒアリに太刀打ちできないらしい。)

 ここで注意すべきことがある。ヒアリを撲滅するために、日本アリとくにシロアリを増やしてしまうと、日本中の構築物が根元から腐ってしまう。有象無象の外来シロアリも多い。シロアリに比べたら、ヒアリ被害の方がはるかに少ない。このことは、放射能に吃驚して他の有害発電装置を増殖させてしまったことと重なる。日本人は、極端である。
 目先の小さな脅威に過剰反応することで、大きな実害を招いてはいけない。

       刺身とから揚げに H26.6.20撮影

 もっとも、すべての生物の天敵はヒトである。生命のしぶとさや繁殖能力の高さで、地球上に70億もの個体を増殖させてきた。ヒトがその捕食能力を発揮し、ヒアリとシロアリのおいしい調理法を開発すれば、アリはあっという間に絶滅危惧種に成ってしまう。
 あれほど大繁殖した越前クラゲも、クラゲ丼が福井の特産品になろうとしたとたん、消えてしまったではないか。

町内清掃


 今朝7時から、町内の一斉清掃を行った。いまの町会長は熱心である(私のときはサボってやらなかった)。
 共通の稲荷神社の境内の草むしりと落ち葉集めがメインである。このような共通地は、こまめに手入れしないと、すぐ荒れてしまう。樹木は伸び放題で、放牧できるくらいまで草が生える。

 そうじ H29.7.09   空き地 H29.7.09

 町内には、共有地以外に空き家と空き地がある。これらも、放っておくとろくなことにはならない。いま日本のおよそ5000万世帯数に対し、住居は6000万以上ある。空き家率は13%以上にもなるという。人口が減少しているのに、ここ数年高層マンションが林立しており空き家はますます増える。手入れしないと、あっという間にゴミ屋敷である。

 別荘、別宅、民宿、貸室、グループホーム、保育園など、空き家の欲しい人はいくらでもいる。どんなものも、ぴたりマッチングしないから、世の中はうまくいかないのである。

高齢公害

 高齢者介護は被介護者の幸せでなく、公害を最小にするためである

 人が生活するときには、騒音、資源浪費、景観悪化、大気汚染、悪臭、水質汚濁、土壌汚染、廃棄物増加と、公害のほぼすべてを排出している。この害は、高齢になるほど悪化する。自分の「廃棄物」を自ら始末することができなくなっているからである。

【騒音】
 まず耳が遠くなるので、地声が大きい。TVを見るときも、ボリュームを最大近くまで上げる。昼でもうるさいのに、深夜は近所中に聞こえる。完全に騒音公害である。
 ただ夜の振動はなくなる。

【資源浪費】
 入れ歯を洗うのに、温水を出しっぱなしにする。風呂も湯船一杯の熱湯でなければ満足しない。冬は、ほとんど一日中石油ストーブに張り付く。みそ汁を何度も火にかけ、沸騰するまで食べない。3度に1度、メルトダウン寸前まで空焚きする。相当な資源を浪費している。

【景観悪化】
 容姿が醜いだけでなく、それを繕いもせず、着るものもセンスが悪い。一目見たら寿命が1年縮む。毎日1時間、臭い入れ歯を手入れするのも見るに堪えない。

          ゴミ

【大気汚染、悪臭】
 大量の屁が出る。締まりがないので、時と場所をわきまえず、「ズルズル」と長い屁を出す。食事中もかまわない。あの音なら中身もにじみ出ている。もちろん周囲には、得体のしれない悪臭が漂う。さらに、屁にはCO2の20倍も温室効果のあるメタンが含まれている。

【水質汚濁】
 所かまわず、痰や唾を吐く。洗面台ならいいのだが、食器のある洗い場でも。「カーッ、ペッ」とやる。見ている人は精神に異常をきたす。

【土壌汚染】
 これを、道路や庭でも行う。裏庭は痰壺と化す。微生物分解が追い付かず、土壌汚染が進行する。尿が庭木の栄養になると勘違いし、小便をまき散らす。

【廃棄物増加】
 何でもかんでもため込んで、ゴミ屋敷の中で生活している。チリ紙は、鼻を10回かんでからで捨てる。臭いので掃除しようとすると怒り出す。年季が入り、埃やダニ、ネズミの糞がこびりつく。自力でトイレに行けなくなったら、毎日バケツ一杯の糞便処理がはじまる。亡くなったときは、その亡骸に加えダンプ3台分の廃棄物処理が必要となる。

 
 高齢者介護をするときは、このような公害を、最小にすることを目的とする。決して、死にゆく被介護者の幸せのためではない。

日本人は覚悟できるか

 日本人の「覚悟」を、米国人に促されるほど恥ずかしいことはない

 一昨日の「日本人の覚悟」は、日本人にとって現実性のない過激な発言である。大多数の日本人は、聞く耳すら持たないであろう。
 5日のフジTV プライムニュースでも、一人の米国人を除いた3人は、ここに至ってはもう北朝鮮と「対話」するしか解決する方法がないと述べていた。保守論客の武貞秀士氏(拓殖大特任教授)ですら、「アメリカは北朝鮮を攻撃できないし、しない」と述べ、米朝、南北、日朝の間での「対話の開始」を提唱していた。

      死の淵
  
 しかしこの番組で、私とまったく同じ意見を述べた人がいた。元アメリカ国務省本部長のケビン・メア氏である。
 彼は、以下のように述べていた。
 『北朝鮮を攻撃したら、ソウルだけでなく日本も報復される。核爆弾に加え、化学兵器や細菌兵器を搭載したミサイルが、雨あられのように降ってくる。朝鮮戦争のときの犠牲者を超える可能性もある。それでも叩いておかなければ、北朝鮮はミサイル能力を増強する。最悪なのは、ISなどのテロ集団に核兵器が渡ることだ。』

 そうなったら北朝鮮は、核兵器をちらつかせて周辺諸国を脅すだけでない。テロ集団による、強請り集りの際限がなくなってしまう。核爆弾による自爆テロも頻発する。これこそ悪魔の世紀である。
 最後に彼は、まさに「覚悟」をキーワードに、「先制攻撃」を推していた。

 日本人の「覚悟」を、米国人に促されるほど恥ずかしいことはない。それでも覚悟さえ決めれば、あとは安心である。それ以上最悪の事態にはならない。いまのままでは北朝鮮の思う壺である。対話などで北朝鮮が、核放棄するはずはない。

 もっとも、日本人が覚悟したからといって、米国人が安心してはいけない。北朝鮮のつぎはアメリカである。アメリカを核攻撃する権利は、日本にしかないからである。

      不思議なバランス H28.8.19

 たしかにこの考え方は、極端である。
 だが、佐伯啓思氏の言葉を借りれば、真実は中庸にある。現代日本のように、一方に偏った意見だけ聞いていては、「ほどほど」や中庸はありえないのである。

学生時代のトラウマ

 なんでも目の前のものは、早く片付けないと気がすまなくなってしまった

 小学校や中学校のとき、夏休みや冬休みには、必ず宿題が出た。「夏休みの友」といって、毎日2ページくらいの分量である。毎日きまった量をこなせば、何も問題がない。だが、小学校から中学校を通し、必ず最終日に持ち越す。夏休み40日分も溜まれば、相当な量である。
 なにも、悪ガキとして開き直っていたわけではない。むしろ、できるおとなしい子として通っていた。気が小さいので、休み明けの宿題を白紙で出すわけにはいかない。

 そのため、長期休みの最終日には、必死の頑張りとなる。それも薄暗くなるまで手をつけられない。夕食後に、必死で仕上げる。もちろんやったように見せかけるだけである。小学生であるから、9時ごろには眠くなる。そこから2~3時間が、地獄であった。

 こんな苦労をするなら、前もって少しでもやっておけばいいのに、それが出来ない。なぜか、ぎりぎりまで手をつけられない。すぐ違うことに興味を持ってしまう。高校に入っても、大学受験の勉強が全く手につかず悶々としていた。なぜ駅弁でも大学に合格できたのか不思議である。

      茹で鼠

 じつは、小学校から中学、高校にかけての、この地獄の苦しみが、私の大きなトラウマになっている。やろうと思ってもできない。このことで、今も夢でうなされる。登校日の朝、まったく宿題に手を付けておらず、真っ青になったところで目が覚める。

 さすが会社勤めになると一夜漬けは利かない。学校の勉強とは質も量も違う。
 かってのトラウマから、こんどはなんでも目の前にあるものは、早く片付けないと気がすまなくなってしまった。だから仕事は早いといわれる(簡単な仕事であるが)。

 問題なのは、酒の飲み方である。
 注がれた酒はそのまま貯めておくことができない。注がれるとすぐ飲む。その繰り返しでいつの間にか、酒の弱い私が酒飲みの烙印を押されることになってしまった。
 早急に北朝鮮問題を片づけたいのも、このトラウマのせいである。

日本人の覚悟

 まだ20%以下の犠牲で、大多数の日本人が生き延びることができる

 北朝鮮は昨日、高度が2500キロ超に達した弾道ミサイルを発射。防衛相の発表では、着水地点は秋田県の男鹿半島から約300キロの日本海である。5月14日の弾道ミサイル「火星12」と同型か、その派生型の可能性がある。北朝鮮の朝鮮中央放送では、特別重大報道を行い、ICBMの発射実験に成功したと伝えたという。まさに「狂人に刃物を持たせてしまった」としか、いうべき言葉がない。

 心配したとおり、北朝鮮は着々とミサイル技術を向上させている。ICBMでなくとも、すでに日本に届くミサイルは数十発抱えている。技術が向上しているということは、イージス艦による日本のミサイル防衛は危うい。これまでも完璧ではなかったが、もうだめである。完璧なミサイル防衛はできないし、できても後追いになるだけである。

      真顔の牛

 日本国民は、もう覚悟を決めるべきと書いた。日本がまともな国として生き残るなら、10%を犠牲にして、先制攻撃を行う。熱湯を浴びることで、ゆで蛙になるのを防ぐのである。時間をおけば置くほど、被る熱湯の量が増えてくる。

 あれから数か月。
 まだ遅くはない、前回よりは多いが、まだ20%以下で済むであろう。犠牲の20%は英雄である。このまま何もしないでいると、20%が30%になり、あっという間に50%になる。
 これは我々世代の責任で解決する。先送りすれば、子孫に申し訳がない。

 必要なら、じじいの決死隊も参加する。
 頼りないといわれる防衛大臣の、腕の見せ所である。これ以上失うものはないはずである。覚悟の無い国は亡びる。

政治に期待すること

 有権者の思いを実現しようとする政治家なら、不祥事や失言などまったく関係ない

 失言や不倫などの「不祥事」で失脚する政治家が多い。あるいはその後の政局に大きく影響する。今回の都議選では、稲田大臣の「自衛隊私物化」発言、下村元文科大臣の献金疑惑、今村復興大臣の「激高」などが作用したといわれる。人気知事に対する握手拒否が報道され、落選した議員もいる。また、都議選で自民党が大敗したのは、安倍総理の「もり・かけ」だという。こんなもの微罪ですらないのに。

          2武士

 われわれは、政治家に対し何を求めているのか。決して、頭の良さや切れ、弁舌さわやかさなどではない。もちろん優秀なほうがいいが、そんなものは2のつぎ、3の次である。求めているのは、自身の政治に対する「思い」ではないのか。一番重要なのは、「なにをしようとするのか」であって、つぎはそれを実現する能力である。

 自分の考え方と異なる政治家が、いくら頭がよく口がうまくても、それこそ100害あって、ひとつの利益もない。多少不祥事があったところで、大した問題ではない。どんな人も叩けば埃が出るし、出ない人は人間ではない。むしろ多少の失言、不祥事を起こす人間臭い人でなければ、地についた改革はできない。
  
           壁をぶち破れ

 では具体的に、政治家になにをしてほしいのか。
 つぎに示すことで、まともな日本を残す。優先順位も以下の通り。これさえ実現しようとする政治家なら、怪しげなところで貧困女性を調査しようがパンツ泥棒しても関係ない。もしかしたらこの政策は、自民党より小池ファーストに近いのではないか(もっとも、都議選は地方自治に過ぎない)。

1.天皇家は、男系の万世一系を堅持。これだけはなにがあっても譲れない
2.核武装による独自防衛。ただ中国が崩壊するまでは、日米同盟を堅持する。
3.原子力中心エネルギーミックス。もちろん高速増殖炉開発を促進
4.毎年経済成長(2%)の2~3倍の赤字国債で、働く力を養い、国民を富ませる
5.食料自給率を高めるため、大規模農業とマイクロ農業をミックスする。
6.高齢者の徴兵制度を採用、死ぬまで働かせる。移民や外国人流入は制限。
.中小企業施策ついて、新陳代謝より延命

 もちろんそのために
8.憲法を継続的に改正していく
 

全ては終わりが来る

 思い残すことは、まだ上がつかえていることだけである

 昨日の都議選では、予想通り自民党が大幅に議席を減らし、「都民ファースト」が大勝した。50%を超える投票率の中で、共産党がやや増えたということは、敵国によるメディア工作活動が功を奏したということになる。韓国と同じである。誰も危機感を抱いていないのが恐ろしい。
 もっとも私自身も、政治に関心がなかった2~30代のころ、反抗心だけで社会党や共産党に投票したのだから、あまり都民を愚弄することはできない。

 自民党一人勝ちが終わると同時に、藤井4段によるプロ将棋連勝記録もストップした。
 相手は、22歳ながら鋭い目つきの、佐々木勇気五段である。じつは昨日、この対局を解説付きのネット中継で、終日観戦していた。序盤から佐々木五段が有利な体制のまま、最後までもちこまれてしまった。それでも藤井4段は、一流棋士でもある解説者の吃驚する手を、つぎつぎ繰り出していた。敗勢でも、一歩間違えれば逆転するような際どい手が、いくつかあった。素人目からは、終盤の9八飛車は起死回生のようにみえた。ただそれらに冷静に対応した佐々木五段は、もっとみごとである。
 そもそも、将棋での勝率は、トップ棋士でも6~7割である。藤井4段の10割が異常であった。負けない方が不思議である。AIでさえまだ完璧でない。

     たった一人で半年       むっつり仏

 また、昨年から飼っていた我が家の金魚が、とうとう今朝亡くなってしまった。暑さに耐えられなかったのであろうか。10年以上といわれている金魚の寿命を、守ることができなかった。昨秋イベントか何かで5匹ほど貰ったのが、今年のはじめ、単独になった。その状態で、狭い金魚鉢の中を、半年泳いでいた。単細胞生物でない限り、命は必ず終わる。 合掌。 

 そして、私自身の生命反応も終盤に近付いてきた。この夏の酷暑を乗り切れるであろうか。思い残すことは、たった一つ。まだ上がつかえていることだけである。

都議選崩壊

 デモシカ政治家で水増しされた政党の数年後は悲惨である

 今日都議選の投票日である。東京に搾取されてきた我々地方住民も、多少関心はある。
 先日JR秋葉原駅前で、安倍首相が東京都議選での街頭演説を行ったとき、一部の聴衆から「帰れ」のコールが起こり、コールは途中から「安倍辞めろ」に変更。駅前には「安倍辞めろ!」と書かれた横断幕が掲げられたという。

 韓国の朴元大統領が、感情に任せた国民の圧力で弾劾に追い込まれた状況に似てきた。
 市民感情を刺激して都議選で自民党を大敗させ、安部おろしを誘発する。もちろんこれは、諜報員の工作活動に踊らされた愚民との共同作業である。(もっともJR秋葉原駅前の出来事は、極左暴力団とマスコミとの出来レースだったらしいが。)このような工作活動が、ないと考える方がおかしい。

         顔なし仏

 そのために、森友や加計問題に加え、「失言」や政治献金問題など、あることないことスキャンダルをばらまいてきた。普通に考えたら、こんなものは微罪にすら値しない。立ションベンまで死刑にするような潔癖症では、ものごとは何も進まない。現に、国土強靭化や岩盤規制打破が怪しくなってきた。肝心の憲法改正もどうなることやら。


 都議選の予想では、「都民ファースト」とかいう、新たな政党が過半数近くをとるといわれている。そしてこのような、デモシカ政治家で水増しされた政党の数年後は悲惨である。気分だけで膨らんでしまった、かっての民主党政権や現在の自民党チルドレンを見ればわかる。
 そもそも都民ファーストは、いったい何をやろうとしているのか。

豊洲問題と食の安全

 重要問題をそっちのけで大騒ぎしていたのも、ギャグだったのである

 東京都議選と絡めて、まだ築地水産卸売市場の豊洲への移転が問題になっている。盛り土や地下水汚染の問題もくすぶっているし、最近小池知事が示した「豊洲移転・築地再開発」の方針については、具体策や財源などを不安視する声もあがっている。
 いったい、この1年の騒ぎはなんだったのか。

 まず豊洲の安全に関して、盛り土はまったく関係ないし、環境基準を大幅に超えるベンゼン濃度の地下水も問題ない。飲んでも構わないうえに、その水を使うわけではない。むしろ築地の土壌汚染のほうがヤバい。
 それよりこの場合、食品を扱う施設としては、真っ先に細菌感染を考えなければならなかった。HACCP(食品衛生管理の国際規格)の観点からは、細菌汚染の方が、はるかにリスクが大きい。ゴキブリやネズミの巣屈と化した築地に、豊洲のベンゼン濃度を嗤うことなど、できるはずがない。


 つぎに「食の安全」化学物質汚染では、地下水なんかより、直接口に入る魚の方がはるかに問題である。周知のように、現在水揚げされる魚は、ほとんどが重金属に汚染されている。魚によっては、環境基準100倍の地下水より、はるかに汚染濃度が高いものがある、と考えたほうが自然である。

        クジラ2

 そして、市場で扱う魚そのものの存在が危うい。
 勝川俊雄氏の「魚が食べられなくなる日」によると、日本では水産業の衰退が激しい。農業以上に、水産業は落ち込んでいる。日本の漁獲量は、1980年代の1200万トンをピークに、現在は年間400万トンで、さらに減少を続けている。そのぶん輸入が400万トンに増え、しかも多くは、重金汚染疑惑の中国からである。

 200海里の排他的経済水域が決められたこと、漁業従事者が減ってきたこと、中国や韓国の漁船が日本近海を荒らしまわっていることが原因である。勝川俊雄氏は、漁獲量が減った原因の多くは、日本漁船の乱獲にあるという。日本近海では、科学的な制限漁獲量を超えて、許容漁獲量が設定されている。獲りすぎて再生不可能になっても、まだ獲っている。ニシン、イワシ、クロマグロ、ウナギ、ズワイガニなど、つぎつぎと絶滅に近い魚が増えてくる。


 このような重大問題をそっちのけで、些細な盛り土やベンゼン濃度などで大騒ぎしていたのは、一体なんだったのか。まさにパーキンソンの凡俗法則を地で行っている。笑い話ですむことでない、と怒ってはいけない。
 「人生すべてはギャグ」なのである。