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政策より不祥事

 チマチマした不祥事の追及など、ほどほどにしないと、世界から抹消されてしまう

 日本をはじめ、「民主主義国家」では、言論の自由は、最優先で守られているはずである。
 フランスの哲学者ヴォルテールの有名な言葉、『私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。』が間違っていると思う人は少ない。

 ところが現実は違う。とくに政治の世界では、立場が反対の人に対し、意見の食い違いを話し合うことは少ない。たいてい対立する相手の些細な不祥事を取り上げ、それを徹底的に叩く。法律に違反していなくてもいい。これでは、相手の主張する権利を封じこめようとしているだけである。

 ざっと、最近の思いついた「不祥事」をあげてみよう。
 「うちわもめ」、「セクハラヤジ」、「パンツ大臣」、「水たまりでおんぶ」、「白紙の領収書」、「路チュー疑惑」、「国会でファッションショー」、「モナ男」、「妻の出産中に不倫」・・ときりがない。こんなものは政策とまったく関係ない。ある方面での資質や人間性が悪いこと、あるいは多少法に触れたとしても、政治能力のほうがはるかに重要である。叩いて埃の出ない人間こそ信用できない。
 それなのに、国会審議の大半はこのようなくだらないことに費やされている。

       馬 H28.324   鹿 H28.3.24

 そのなかで多いのは、政治資金不適切使用の問題である。ゲイバー、回転すし、異常なガソリン購入など、これこそきりがない。最近ではこの問題が発覚し、富山市の議員が大量に辞めた。問題が発覚した時点で何らかの罰が発生する。
 だがこれも、政治資金を抱えている政治家なら、多かれ少なかれ脛に傷を持っている。使い道自由なお金だからである。だからこれを追求する政治家は、「自分のことは棚に上げる」ことを、恥とも何とも思っていない。

 そもそも政治資金管理団体というのは、財団法人と並ぶ「タックスヘイブン」であって、税金逃れのための制度である。だから、この不祥事をなくそうと思ったら、日本を無税国家にするしかない。

 このようなチマチマした不祥事の追及など、ほどほどにすべきである。そんなことより早く憲法改正しないと、日本は世界地図から抹消されてしまう。
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死ぬまでに大麻の解禁を

 大麻を合法化できれば、人との交流が苦手な人も、社会に出るきっかけがつかめる

 高樹沙耶という元女優が、麻薬取締部に大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕された。
 多くの人は大麻に否定的である。日本では大麻どころか、麻をつくるのにも許可がいる。この前は、地域起こしで麻を栽培していた人が、大麻に手を出して捕まった。


 しかしこれまで、なぜ大麻がいけないのか合理的な説明を聞いたことがない。法律違反だからいけないというのなら、法律を変えればいい。大麻は麻薬ではない。れっきとした趣向品で、煙草より健康への害は少ない。覚せい剤のような習慣性もない。飲酒で酩酊するより強烈だとは思わない。アル中は聞くが大麻中毒は聞いたことがないし、大麻の吸い過ぎで死んだ人もいない。また大麻は、医療用として、痛みの緩和に効果があるという。

 逮捕される前に高樹沙耶さんは、テレビのバラエティー番組で「大麻は人の健康になるものであり、私たちの生活の役立つ」と大麻の正当性を主張していたという。彼女だけでなく、ホリエモンや武田邦彦氏なども、大麻の解放を訴えている(胡散臭い人ばかりなのが気になるが)。

     天国への花 H27.8.3

 前に書いたように、日本人の20%以上は酒を飲めないから、酒の付き合いができない。それでなくとも、酒を酌み交わし親密な話をする機会が、めっきり減った。煙草を吸っている人は、喫煙時間になると煙草のみが集まり、そこでは仲間のよしみで貴重な裏話を聞くことができる。その喫煙者も激減している。その点で、大麻はたばこより扱いやすいと思う。
 各国では大麻解禁の動きがある。アルコール弱者の多い日本こそ、まっさきに解禁すべきではないのか。

 大麻を合法化できれば、堂々と吸うことができる。ニートや引きこもりなど、人との交流が苦手な人でも、大麻によって心が開け、社会に出るきっかけがつかめる。禁酒法と同じ、下手に禁止するから犯罪が増える。
 だれでも冥土の土産に、1度くらい大麻を吸って死にたいと思うだろう。

公開むちうち

 いくら野蛮であろうと、人が増えすぎて殺し合うよりはるかにましである

 今月、インドネシアのアチェ州の州都バンダアチェのモスクで、未婚男女13人に対する公開むち打ち刑が行われた。恋人と抱き合ったり、キスをしていたからだという。この州では、インドネシアで唯一イスラム法が適用されている。長年の独立運動の鎮静化を目指したインドネシア政府との合意の中で、一定の自治権を認められていたからである。

 日本などの先進国の現代社会では考えられない。ほとんどの人は、なんと野蛮な地域だと思うであろう。

          太いすりこぎ  H28.10.09

 しかしこれまでの人類の歴史は、いかに人口増加を抑えることができるかであった。そのためのしくみを試行錯誤してきた。慰安婦制度を活用したり、このような男女の交わりを厳しく制限してきた。そうでなければ、増えすぎた人口を食わせるため、他の部族と争わなければならない。

 いくら野蛮であろうと、自分たちの部族が増えすぎて、内部で殺し合うよりはるかにましである。そうでなければ、隣の部族との大虐殺合戦になる。


 その一方、同じインドネシアのバリ島では、オーストラリア人の70歳の男性が、贈り物をあげると約束して少女たちを自宅に誘い込んで性的虐待を加え、懲役15年が言い渡されている。このオーストラリア人こそ、嬲り殺しにあってもいい。

誰が費用負担するのか

 費用の大きさだけで、負担が発生するかどうか判断するのはナンセンス

 先日、経済産業省の「東京電力改革・1F問題委員会(東電委員会)」では、柏崎刈羽原発などを本社から切り離し、原発事業を分社化する案を提示した。そのなかで福島第一の廃炉費用は、溶け落ちた核燃料の取り出し作業などで、現状の年間800億円から、年間数千億円程度に膨らむと試算している。

 この場面に限らず、いきなり莫大な金額が出てくると世間は吃驚する。オリンピック会場整備費用が、当初の5000億円から3兆円に膨らんだ時もそうだし、もんじゅの継続費用が5000億円という試算があったときも、多くの人は拒否反応を示した。
 たしかに、こんな吃驚するようなお金を払えと言われたら、だれでも反発する。

          つかみ石 H28.10.23

 しかし、膨大な費用が発生するということは、逆に考えれば、その分新しい市場が生まれるということである。原発の廃炉やオリンピック施設整備のほとんどは、日本国内の誰かが請負い、その人たちの懐に入る。そのお金が国内に循環すれば、多くの国民が潤い経済が成長する。なにも日本国内のお金が無くなるわけではない。

 どんな事業でも、負担する人がいれば、必ず誰かが潤う。だから、ビジネスチャンスと捉えて頑張ればいい。介護、医療分野でも全く同じである。
 問題は、そのお金がどこに行くかである。日本以外の国に行ってしまうと、話がややこしい。

          縦長石 H28.10.23

 たとえば、FIT(自然エネルギー買取制度)によって、膨大な金額が売電事業者に渡っている。この「賦課金」は、いまや日本全体で年間数兆円にまで達し、まだまだ膨らんでいる。じつはこのお金のかなりの部分は、太陽光パネルを作った国(中国)に流れている。

 またOPECの原油生産調整合意によって、今後原油や天然ガスの価格が高騰する可能性が大きい。値上がり分だけで、年間10兆円を超える。とんでもない数字である。そのお金はアラブの金持ちに回り、武器を購入して死の商人を太らす。ろくな使い方をされない。日本が貧乏になったうえ、周囲の国が狂暴になるだけである。

 したがって、単純に費用の大きさだけで負担が発生するかどうか判断するのは、まったくナンセンスである。ものごとは、俯瞰的に考える必要がある。

やっと貿易黒字

 自前のエネルギーを確保することなしに、安心して日本のかじ取りを行うことはできない

 財務省が今月発表した平成28年度上期(4~9月)の貿易統計によると、貿易収支は2兆4580億円の黒字となった。半期ごとでは、前記に引き続いて黒字である。
 2011年以降、貿易赤字が続いていただけに、何とか戻せたという感じである。
 もともと日本の経常収支(海外投資の配当を含めた国際収支)は、毎年10兆円以上の黒字である。この数字が正確なら多少の貿易赤字でも問題ない。

 しかし貿易黒字の大きな要因は、本来の価格より20~30%も低い原油安であった。日本のエネルギー輸入額は、年間30兆円規模を推移しており、原油価格が元に戻れば、この程度の貿易黒字などあっという間に吹っ飛ぶ。現実にいま、OPECでの減産合意がなされており、それが具体化すれば貿易収支の赤字は避けられない。むかしから日本の屋台骨を支えていた、製品輸出がどうも思わしくないからである。

         怪しい
        
 さらに経常収支の黒字と言うのが怪しい。海外に拠点を持つ企業を個別にみていくと、ほんとに利益を挙げているのか、疑わしいものが多い。福井の江守商事のように、ある日突然、じつは破たんしていたということもあり得る。日本の海外投資額は、数百兆円にも及ぶ。もし海外の投資が回収できないまま、破たんする企業が相次いだら目も当てられない。現に中国に投資している日本企業は、資本の引き上げが困難になっているという。

 そうなるといずれ経常収支も赤字になる。
 経常収支が赤字のまま経過すると、過大な借金を抱えた政府は、難しい綱渡りを強いられる。国内のお金が無くなるからである。政府が破たんし大恐慌が起これば、日本人だけで何百万人が亡くなる。

 それを防ぐ手段はひとつ。自前のエネルギーを確保し、ものづくりを復活させることである。原発や高速増殖炉の増設は必須となる。それ以外には安心して日本のかじ取りを行うことはできない。

魅力度ランキング

 悪いのなら徹底的に悪いほうがセールスポイントになる

 ブランド総合研究所の行っている47都道府県別ランキングが発表され、2016年度も北海道が1位になった。8年連続である。調査対象は、全国1000の市区町村と47都道府県で、これらの地域の評価項目の設問を消費者にインタネットで問い合わせるものである。

 2016年度の最下位は茨城県であった。もっともこの県は、2012年(46位)を除いて、見事にすべて最下位である。逆にここまで悪いと、それがセールスポイントになる。悪いのなら徹底的に悪いほうがいい。ネットでみると、県民自身がそのワースト1の理由を次のように挙げている。

①車がないと暮らせない交通の不便さ
②犬と猫の殺処分件数がワースト1
③筑波山以外これといった観光地がなくて案内に困る
④県内にテレビ局がない
⑤献血割合でみるボランティア意識ワースト1
⑥空き巣と自動車盗難発生数ワースト1
⑦不法投棄件数
⑧御三家なのに将軍がいない
⑨政務活動費執行率が全国1
⑩公害苦情総数の人口割合


 いいところもある。

①世界一の高さを誇る牛久大仏
②壮大な規模の国営ひたち海浜公園
③日本最大のパワースポットお岩神社
④26年連続利用率ナンバー1の国民宿舎「鵜の岬」
⑤130億円の豪華な日立市庁舎
⑥絶景の日立駅

  (これらを見て、行ってみようとは思わないが。)

          弁天岩 H27.10.12
 
 ちなみに福井県は、41位であった。
 福井県の2016年以前の順位は、29位、45位、40位、38位、40位、35位と、都道府県別駅伝リレー並みの成績である。中途半端に悪すぎて如何ともしがたい。だからこの際、茨城県は下手に順位を上げようとしない方がいい。

北陸新幹線の延伸

 迷惑施設をいやな顔ひとつしないで受け入れた福井県こそ、大いに発言権がある

 北陸新幹線の福井(敦賀)―大阪間のルート選定が難航している。与党検討委員会は、年内の決定を先送りするという。いまのところ延伸には3案があり、それぞれ利害が絡んでいるからややこしい。JR西日本が推す「小浜、京都」、京都府が推す「小浜、舞鶴」、そして滋賀県の「米原」案である。

 しかしここにはあまり、福井県の要望が入っていないように思える。
 もともと、北陸新幹線は福井にとって、百害あって一利ぐらいしかなかった。日本の高速鉄道網を完成させるため、あえて地域エゴを抑えたのである。

       綱引き H28.5.15

 新幹線は、各県の思惑に乗せられず、日本全体の将来を見越し、全体像から考慮しなければならない。北陸新幹線は、敦賀から若狭日本海側、鳥取、島根へと延長すべきである。これまでのように、京都や大阪で集中してしまっては、代替線としての機能は半減する。それに首都と九州とを結ぶ動脈が山陽線だけでは、なんとも心細い。動脈が2本できれば、縦につなぐのは簡単である。

 また北陸新幹線を、敦賀や小浜から京都・大阪に直接結べば、福井から京都・大阪を結ぶ特急・急行がなくなり、福井と関西圏への連絡が極めて不便になってしまう。北陸新幹線のおかげで、福井から北の地域への交通障害が発生したのと、同じことである。

 この場合、新幹線という迷惑施設をいやな顔ひとつしないで、スムースに受け入れた福井県こそ、大いに発言権があるのではないか。

書類が人を殺す

 いまや書類は、いじめの強力なツールになっている

 今年7月に自殺した埼玉県警山岳救助隊長の警部が残した遺書から、その原因は上司のパワハラだったことが分かった。遺書には、「決裁をあげる都度、指示の内容が違う」「無視されている」など、署幹部との関係についての悩みが書かれていたという。

 この男性警部は、押しも押されもせぬ山救隊の隊長であった。周囲によると、山岳救助にかけては、最高の技術を持っていたという。
 たかが、書類作成技術が未熟なだけで、何故いじめに遭わなければならなかったのか。

      猫魂 H28.10.23

 先日取り上げた、電通女子社員や関西電力課長の自殺も、いずれも書類作成に絡んでいた。この2人は、書類作成が未熟なわけではまったくない。それどころか普通の人より、文書作りに長けていたはずである。いくら得意分野でも限度がある。周囲が、際限なく重圧をかけたらどんな人ももたない。

 すなわち、今回連続してマスコミに取り上げられた3名の自殺者は、書類に殺されたようなものである。もちろんその背景には、陰湿な人間関係がある。それを「書類作成」という形で、具体化させている。

 どんな書類でも、探せばいくらでも不備がある。書き方も千差万別で、人の好みにも大きく左右される。完璧な書類などできない。
 つまり書類は、いじめの強力なツールになっているのである。

宝永文化祭

 どうせ美術リテラシーがないのだから、パリのルーブル美術館を見るのも同じである

 地域の文化祭で、雑用区長として野菜販売の担当をした。
 朝9時半に販売開始。キャベツ1玉330円、白菜350円、ブロッコリー280円と、決して安くはない。魅力的な品揃えや陳列でもないと思う。それでも、昨今の野菜高や販売員の「押し売り」が功を奏して、3時間足らずで10万円余りを完売した。

 もっとも、半日がかりで大の大人10人の販売員、仕入れや値札作りなどの手間暇を入れたら、事業としての利益などまるでない。またここで野菜が売れた分、スーパーの売り上げが減る。
 目的は利益でなく、購買者と販売者それぞれのコミュニュティ拡大。ややこしいことは考えないでおこう。

 野菜売り場 H28.10.23 不用品のたたき売り H28..10.23 がらんとした作品展示場 H28.10.23

 せっかくの「文化祭」だから、絵画や造形物などの作品を見た。どうせ美術リテラシーがないのだから、パリのルーブル美術館でモナリザを見るよりこのほうがいい。気楽に批評できるし圧倒的に安上がりである。

 こんな人が増えるから、日本の経済成長が止まるのである。それでも国が、無理にでも経済を引っ張っていかなければ、地域の交流事業も消滅する。

土人発言

 「土人」とつぶやいただけで権力側を貶めることができる日本は、なんと平和な国であろうか

 米軍ヘリパッドの建設工事が進められている沖縄県高江で、建設反対派として抗議運動を行っていた人に対して機動隊員が「土人」と発言し、マスコミや世間は大騒ぎである。
 このときの動画や音声はYouTube上にアップされている。機動隊員が「触るなクソ、どこ掴んどるんじゃ、このボケ」と発言したあと、たしかに小さな声で「土人が」と言っている。

 こんなもの、完全に独り言である。誰かに伝えようとして放った言葉ではない。独り言は個人の思いに過ぎない。テロリストのような暴力市民の横暴さに耐えかねて、思想を自分で確認しただけである。「土人」がいくら差別用語であろうと、心の中の思いに対し、糾弾することこそ大問題である。


 それでも「識者」は、いろんな角度から機動隊員の発言を差別している。左派系のメディアも、非難一色である。「土人」がいかに差別用語で非人道的な言葉なのか、念入りに解説している報道機関もある。機動隊員を擁護した大阪の松井知事も槍玉に上がった。ついに、官房長官が謝罪までする羽目になった。

 たかが「土人」と独り言をつぶやいただけで、ここまで権力側を貶めることができる日本は、なんと自由奔放で平和な国であろうか。ここまで国民を甘やかしている国など、いまの世界でも歴史上もないのではないか。

         土人 H28.3.24
     
 ちなみに、私自身は「土人」といわれても、何も感じない。越前・越の国の土人だからである。むしろ誇りに思う。だから、他人に対しても「土人」と言ってしまうかも知れない。自分が言われて嬉しい言葉は、他人にも喜ばれるはずである。

 もしこれがダメなら、禁止用語の一覧表をつくって、義務教育の間に徹底的に洗脳すべきである。それなしに、いきなり事後的に「差別」と言われたら、それこそ大きな差別である。いまは言われた方が差別と思ったら、なんでも差別なのである。

関電社員の過労自殺

 人に危害を及ぼさない放射線を忌み嫌うことで、かえって人が亡くなっている

 今年4月自殺した関西電力社員の自殺原因が、長時間労働による過労だったとして、労災に認定された。この40代の男性社員は、運転開始40年を越えた高浜原発1・2号機の運転延長をめぐり、原子力規制委員会の審査対応にあたっていたという。

 この審査には、膨大な文書の作成と管理が求められる。その内容をめぐり、規制委員会からは重箱の隅をつつくような指摘を、次々なされていたはずである。それでなくとも、数万ページにも及ぶ書類を、齟齬の無いように作り上げるだけでも気が遠くなる。
 規制委員会は、こんなアホな審査をすることによって、電力会社と自殺した社員を苦しめていたのである。いじめは社内より社外の方がきつい。もんじゅの場合は、社員が潰れる前に国がストップをかけたのかもしれない。

        美人薄命 

 いくら書類を作ったとしても、原発の安全性が担保されるわけではない。書類は、規制委員の責任逃れのためにあるだけである。設備がスムースに稼働するのは、「現場」、「現物」、「現人」のおかげである。これらがしっかりと管理されなければ、どんな運用も絵に描いた餅である。
 書類が多ければ多いほど、わけがわからなくなって、しまいに破たんする。
 書類ばかりで管理するからトラブルが起こる。
 かってISO9001の書類に振り回され、傾いた会社をいくつも知っている。原子力規制委員会とは、なんとくだらない組織であることか。

        太っ腹

 さらに問題なのは、原発では放射線で亡くなる人はほとんどいないのに、関連死がつぎつぎ起こることである。3.11の福島事故のときも、亡くなった人は無理に避難した人たちである。放射能の恐怖を煽られ、絶望のあまり自殺した人もいる。
 この関電社員も、不必要な安全対策に神経をすり減らし、とうとう自ら命を絶ってしまった。

 現実に原発事故程度の放射線で人が死ぬのは、風呂で死ぬより難しい。つまり、ほとんど人に危害を及ぼさない放射線を、この世で最も恐ろしいもののように扱うことで、かえって人が亡くなる。こんなアホらしいことが、日本では真面目くさってまかり通っているのである。
 日本人は、こんなバカバカしいダンスを、いつまで踊り続けなければならないのであろうか。

テクノフェア

 「先端技術」なんかより、子供のアイデアの方が面白い

 今日午前中、北陸最大規模の総合技術展示会といわれる「北陸技術交流テクノフェア」を見学した。この展示会は今年27回目で、ものづくりを支える基盤技術や最先端の技術を紹介することで、中小企業のイノベーションを支援するためとされる。今年も200近くの事業者や団体が参加している。

 社員を多数配置し、気合の入っている事業所もあれば、ひっそりと写真だけを展示してあるだけの小間もあった。じっくり見れば、一つ一つがそれなりの素晴らしい技術なのであろう。ややこしい説明パネルや複雑な装置が並べてあるだけでは、なにがなんだかわからない。

 安全鋲 H28.10.20 置き箸 H28.10.20   
 
 むしろ、小学生の発明品の展示が面白い。昨年よりは不作だったようだが、直接張り紙に傷をつけない鋲、テーブルに置いたとき先端の汚れが映らない中太箸、など子供らしいアイデアに、はっとさせられた。これらは、磨けば玉になる。

進化論と用不用説

 文明が発達し、人々が何もしなくなると人間社会は終わる

 ダーゥインの進化論に異を唱える人は大勢いる。
 その一人である杉晴夫氏(帝京大名誉教授)の「人類はなぜ短期間で進化できたのか」を読んだ。杉氏は、ダーゥイン進化論に疑問を持ち、生物の進化はラマルクの用不用説が正しいとしている。
 その著書の一部を、以下に抜粋する。

①地球に生命体が生まれたのは、40億年前。その中でいまの人類の誕生からまだ20万年しかたっていない。なぜ人類はこんなに早く進化できたのか。これは、ラマルクの用不用説でしか説明できない。

②ラマルクの用不用説は、「動物が一代で発達させた器官がその子孫に伝わる」というものである。

③その原理は、「生体がその生存を賭けて周囲の環境に適応しようとする結果が、神経系から内分泌系に伝わり、さらに内分泌系から生殖腺における精子、卵子の核酸の遺伝子や卵細胞の細胞質に影響を与えている」というもので、これは検証が可能である。すなわち、科学である。

③「キリンの首は一足飛びに長くなったのでなく、段階的に長くなったとすれば、進化の途中で中途半端に首の長いキリンは首が重くなっただけ生存に不利」という事実は、ダーゥインの進化論の矛盾である。

④「手の活動と脳の活動は互いにプラスの効果を及ぼす。つまり手の使用が脳の進化を著しく進化させる。」

⑤「人類が進化の結果築き上げた文明社会では、一人の傑出した人物が現われ、社会に長年鬱積していた感情に火をつけると、社会が激しく動き出す」


 たしかにダーゥインの進化論では、環境に適合した生体だけが、つぎつぎと現われる。都合のいい生体が、すこしづつ改良しながらつぎつぎ出現するのも不思議である。
 それでも、生まれた子の大半が死んで、生き残った突飛なものだけが生き延びてきたというのも、わからないわけではない。おそらく進化論と用不用説は、どちらかが絶対的に正しくて、反対側が間違っているというものではないと思う。

 ただ、人間の文明の発達と進化は違うと思う。人間社会になって急速に知能が発展してきたのは、単に使われなかった脳の一部を開発してきただけで、これは一代限りであってもおかしくない。急速に発達したものは、急激に衰える。
 世の中の人々が、ぶら下がりばかりになって何もしなくなると、人間社会の文明は終わる。

北朝鮮の核ミサイル

 中国は、直接手を下す代わりに、北を使って日本を攻撃しようとしている

 北朝鮮が、つぎつぎと弾道ミサイルを放ち、核実験を繰り返している。いまのところ半分は「失敗」らしいが、実験に失敗はつきものである。かっての米ソも、失敗を繰り返していまの核大国になった。ここ数か月どころか、すでに北朝鮮は核ミサイルの発射能力を持っている可能性がある。数年と経たずその技術は確立する。いま叩き潰さない限り、食い止めることはできない。
 アメリカが不甲斐ないため、国際社会は中国が北朝鮮の暴走を食い止めることを期待している。

 しかし、こんなことを中国に期待していいのか。WILL11月号で門田隆将氏が喝破したように、じつは中国こそが北朝鮮の核開発を推進させている、と考えるべきである。北朝鮮が「暴発」し、日本に核ミサイルを撃ち込むように、ひそかに後押ししているのである。

 中国にとって、天敵のような憎い日本であるが、直接手を下すわけにはいかない。中国の核ミサイルが日本を睨んでいても、実際に打ち込んだら、それこそ国際社会で袋叩きにあう。
 それが北朝鮮ならかまわない。北が日本に核ミサイルを使っても、中国が止めきれなかったですむ。その場合でも、日本の各都市には壊滅的な被害が発生し、当分立ち直ることはできない。それこそ中国の思う壺である。北朝鮮は、それからゆっくり料理すればいい。もちろんその背景に、常に地域間紛争を歓迎している「軍事産業大国」アメリカがいることを、忘れてならないのだが。
 
 したがって中国に北朝鮮の暴走を抑えることを期待するのは、大東亜戦争の末期、日本を侵略しようとしているロシアに、アメリカとの仲裁を頼もうとした愚行とそっくりである。
 そして、最大の脅威を感じなければならない日本が、なぜこんなにのんびりしていられるのか。これこそ「平和ボケ」そのものである。すでに日本の領海内に、北朝鮮は何発も打ち込んでいる。
 ただちに北のミサイルを、一発残らず破壊すべきである。じじいの決死隊の出番が来た。

         太いお墓 H28.10.09

 もっとも昨日の新潟県知事選のように、共産党支配が進み原発という重要なエネルギー源を放棄しようとしている日本は、これから弱体化するだけである。中国にとって、核ミサイルで破壊する価値などないかもしれない。

新潟知事選結果の愚

 エネルギーと安全保障政策は、選挙の争点にすべきではない

 昨日の新潟県知事選で、無所属新人の医師、米山隆一氏(共産、自由、社民推薦)が、前長岡市長の森民夫氏(自民、公明推薦)らを破り初当選した。米山氏は、前任者の泉田知事につづき、原発に反対する立場である。

 この選挙は原発再稼働が争点だっただけに、柏崎刈羽原発の再稼働が困難になるのは間違いない。日本の大きな危機である。日本は確実に「茹で蛙」への道を歩み始めた。

      鼠親父ネタロウ
 
 この選挙結果を見ると、エネルギーと安全保障政策に関しては、選挙の争点にすべきではないと思う。根拠のない不安を抱く無知な人々がどれだけいようと、前向きな解決策など生まれるものではない。

 鹿児島県に続き今回も、その「衆愚選挙」が日本の未来を奪おうとしている。人々の頭から、福島のバイアスが抜け切れていないので、選挙の結果は必然であった。投票する人は、日本の未来やエネルギーがどうなろうと知ったことではない。今だけ自分だけが安心できる社会を作ってほしいだけなのである。

まずいアイスクリーム

 苦いアイスクリームを子供に与えれば、もう欲しいといわなくなる

 先日、ある温泉施設で宴会したとき、施設のサービスで大きなアイスクリームをごちそうになった。しこたま飲んだ後の冷たいものは、さっぱりとおいしい。

 ただ、そのアイスクリームには吃驚した。
 いままで食べた中で、最高にまずいアイスクリームだったのである。ただ冷たいだけでほとんど甘くない。たぶん、失敗作だから無料で配ったのに違いない。

 普通のアイスクリームにはたっぶり糖分が入っている。多少まずくても、甘ければ食える。食べ終わっても後を引く。癖になる人も多い。とくに子供は、アイスクリーム抜きではいられなくなる。大半の親は、アイスクリームの味を覚えてしまった子供に、どうやって断念させるか悩んでいる。また日ごろ養分を摂りすぎた大人でも、甘いものは癖になる。缶コーヒーを毎日必ず5本以上飲む人がいる。アイスク-ムも同じくらい癖になり、死ぬまで食べる。

 そこで、苦くてまずいアイスクリームを商品化したらどうか。
 これを子供に与えれば、これからは欲しいといわなくなる。虫歯も少なくなる。大人も、苦いアイスクリームを食べていれば、胎内脂肪が減少する。

 売れるかどうかは、自己責任です。

秋の白山砂防新道

 紅葉がないのは、熟年抜きでいきなり朽ちるようなものである

 ちょうど仕事が一段落した秋晴れを狙って、昨日(金曜日)白山へ登った。
 秋の空は視界良好である。すでに往路の車中で、麓の市ノ瀬に入る前から、別山がくっきりと見えた。また今は紅葉真っ盛りのはずだ。数年前に見た、上小池から3の峰への真っ赤な紅葉をもう一度味わいたい。

 早朝6時50分につり橋を渡って、砂防新道から登山開始。気温が低いからか、8月に観光新道を登ったときより楽である。それでも歩き始めて2時間過ぎれば、疲労がたまって息が切れる。12曲りの急登のとき、携帯に2本ほど仕事の電話が入ってきた。ハァハァと怪しげな息遣いでの対応に、電話の相手は、朝っぱらから何をしているのか不信に思ったであろう。

 12曲り急登から 別山 H28.10.14 観光新道下山 数少ない紅葉?と別山 H28.10.14

 紅葉は残念ながらほとんど見ることができなかった。多くの枝では紅葉になる前に散ってしまっている。周辺の山々を見ても、色づいているところはない。今年は、北陸の山の紅葉は不作なのかもしれない。人間でいえば、熟年抜きでいきなり干乾びるようなものである。

 左から、三の峰、荒島、赤兎、経ヶ岳、大長 H28.10.14  御前峰高天原から別山 H28.10.14

 御前峰山頂には、ちょうど12時に着いた。午前中あんなに澄み渡っていた空気が、遠くの方では黒っぽく霞んでいる。大気汚染が影響しているのか、剣・立山から槍~穂高と続く北アルプス連峰も、ぼんやりとしか見えない。
 それでも近くの、3の峰から荒島岳、赤兎、経ヶ岳、大長山(上左写真)はよくわかった。

   砂防工事道路網 H28.10.14

 ところで白山は、来るたび砂防工事道路が増えている。観光新道下りから見ると、縦横に網羅しているのが見える。白山の大崩壊とともにあるだけに、工事は賽の河原のようなものである。この仕事は永遠に終わらない。

 また、ここまで道路が延長されていると、登山口がいまの別当出会いから上、少なくとも1時間登ったところでもいいはずである。そうすれば、日帰り登山でこんなしんどい思いをしなくて済む。もっともそうすると、室堂の宿泊施設の客が激減する。もっと開発して、立山ホテルのようにする手もあるが、白山では無理か。

紙一枚にまとめる

 いくつもの『福井モデル』が採用されれば、公的診断も大いに成果が上がる

 昨年11月に、中小企業診断協会シンポジウムの論文発表会で、わが福井県代表の川嶋氏が「中小企業庁長官賞」を受賞した。この賞は、当協会各県団体の企業支援に関して発表された中で、最優秀の取り組みに与えられる。

 題目は、「支援機関診断士チームによるハンズオン経営革新支援『福井モデル』の提供」である。これは、支援センター・商工会議所・商工会・中央会などの支援職員が、一体となって別企業を支援し、経営改善に結びつけたもの。これまで屋上に屋根を重ねた縦横割りの支援組織が、具体的な支援業務で協力体制を取ったことに意味があった。
 今後このモデルが活かされ、持続できるかどうかで、『福井モデル』になるかどうか決まる。

           突起物 モニュメント

 さて今年度も、同じ福井の加藤会員が、この「中小企業庁長官賞」に挑戦する。すでに、上位4件にエントリーされており、可能性は大きい。その題目は、「紙一枚にまとめる「経営革新支援」フレームワーク」だそうだ。続けての最高賞受賞を期待する。

 題目から推測するに、内容はたぶん、加藤氏が公的診断のときに不合理だと感じたことの裏返しであろう。すなわち多くの公的診断の最後に、当の中小企業に対し膨大な提案報告書を提出する。チマチマした数字の羅列や、教科書にあるような一般論の繰り返しで、多大なページ数を稼ぐ。みるだけで厭になる。

 これでは支援を受けた企業ではなく、それを依頼した支援機関や金融機関に報告しているようなものである。企業にわかりやすい簡便な報告書を書くと、「手抜き」とみなされる。そのため、長文で複雑な報告書を作成することに慣れてしまう。これでは見る方はたまらない。


 もともと民間企業では、社内の企画書やプレゼン資料など、簡素化が求められていた。トヨタでは、社内文書はすべてA4一枚に限定している。同じ組織内なら、定型フォーマットに短いセンテンスやキーワードを埋め込めば、意味は充分通じる。
 公歴診断においても、企業向けのわかりやすく簡潔な報告書が必要なのはわかっていた。

           壁をぶち破れ

 その場合でも、問題はある。
 公的診断では、不特定の小規模事業主を対象とする。同じ組織の人たちに対する説明と異なり、事業者はそのフォーマットや文体に慣れていない。そのままではわかりづらいので、文章を付け足す。A4一枚に細かい字がぎっしりと詰め込まれ、ますますわかりにくくなる。下手すると送り手の自己満足に陥りがちである(むかし中小企業診断士の試験や論文に、やたら図形や記号が盛り込まれたのと同じである)。
 さらに、いくらA4一枚にまとめたとしても、中身が無かったら意味がない。依頼された公的機関から、「手抜き」とみなされない工夫も必要である。

 (まだ内容を診ていないのだが、長官賞にエントリーされたということは)加藤氏は今回、これらの問題を解決したのだと思う。
 提案書の簡便さと中身の適切さを併せ持った、革新的な『フレームワーク』をどのように作り上げたのか。きっとこれまでとは異なる、我々を唸らせるようなやり方を開発したに違いない。楽しみである。この方法が普及すれば、文書作成能力の不足している人のツールとしても大いに活用できる。
 これら『福井モデル』が採用されれば、公的診断でも大いに成果が上がるであろう。

過労死は情けない

 いまの日本社会は、スターリンや首領様に代わって、ネット民が言論封鎖をしている

 先日このブログで取り上げた、電通女子社員の自殺について、武蔵野大学の長谷川教授が、亡くなった社員に厳しいコメントをブログで発信していた。これがネットで炎上するなど問題となると、大学はホームページ上で「発言は個人的な見解であり、発言は誠に遺憾、残念」と発表し、「しかるべき対応を取る」としたという。長谷川教授自身も投稿を削除し、「言葉の選び方が乱暴だった」など、謝罪のコメントを投稿した。

 ネット炎上し、「しかるべき対応」を取られようとしている長谷川教授の投稿とは、一体どのようなものか。
 12日の産経新聞YAHOOニュースに掲載された、長谷川教授のコメントの一部である。

≪月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない。自分で起業した人は、それこそ寝袋を会社に持ち込んで、仕事に打ち込んだ時期があるはず。更にプロ意識があれば、上司を説得してでも良い成果を出せるように人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。それでも駄目なら、その会社が組織として機能していないので、転職を考えるべき。また、転職できるプロであるべき長期的に自分への投資を続けるべき≫

 たしかに、亡くなった女子社員に対しては厳しい発言かもしれない。いたずらに死屍に鞭打つような発言は、この場合控えたほうが無難であった。さらに、今現在ブラック企業で苦しんでいる人たちにとっても、このような叱咤は何の役にも立たない。

            仏様 H28.10.09

 しかし長谷川氏のコメント内容は、決して間違っていない。
 いまや日本の労働者に、≪会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識≫が無くなってきたことが、日本経済低迷の大きな要因である。また仕事の手順がぎこちない若年層にとって、ある程度のスキルを身に着けるまでの期間は、時間などあって無いようなものだ。

 したがって、プロを目指しこれから社会に飛び込もうとする若者は、この長谷川氏のコメント内容にあることを実践して欲しい。その意気込みがなければプロにはなれない。世の中に絶対に無くならない「いじめ」に強い人になるのも大切である。
 1億総活躍といっても、昼行燈のような労働者ばかりいくら増えても、何の役にも立たない。

            昼行燈

 そしてここで分かった大きな問題は、日本にはまったく言論の自由がないことである。
 個人に対する誹謗中傷ならともかく、長谷川氏の投稿は、働く姿勢を云々するもので、たとえ間違っていたとしても、組織から処分される筋合いのものではまったくない。こんなことがまかり通るなら、北朝鮮やスターリンの恐怖政治と何ら変わりがない。

 いまの日本社会は、ヒトラーやスターリン、首領様に代わって、ネット民が言論封鎖をしているのである。その結果、(私のように)細々と世間様に遠慮しながらしか発言できない人間ばかりになってしまった。

日本人の自殺

 日本人の自殺を減らすためには、適当な「わら人形」が必要である

 かって毎年3万人を超えていた日本の自殺者数が、やっと平成27年に24000人にまで減少した。それでも毎年日本人の5000人に1人は自殺している。亡くなる人のうち、50人に一人は自殺ということになる。自殺でも事故死とみなされることが多いから、実態はその数倍はあるはずだ。もっとも悲惨なのは、幼い子供たちを道連れにした無理心中である。

 さらに、今年9月に発表された日本財団の自殺意識調査によると、最近1年以内に自殺未遂を経験したことがある人が推計53万人もいるという。実際の自殺者数の20倍にもなる。国民の半数近くが、一生のうち一度は自殺未遂するということになる。また、20歳以上の4人に1人が「本気で自殺したいと考えたことがある」と答えたそうである。
 まさに日本は自殺大国である。

 また、平成27年の自殺死亡率(10万人当たりの自殺者数)が一番高いのが、秋田県の26.8。なぜか東北各県は高い。わが福井県は、幸福度日本一だけあって、15.4で低い方から3番目である。最も低いのが、大阪府の14.7である。幸福度最下位の大阪市の自殺率が低いのは、意外であった。大阪人はしぶといのだ。

            道元禅師幼少 H28.10.09

 ここで自殺死亡率と殺人の関係を見てみよう。

 日本の地域別の自殺死亡率は
 ・多い方から、秋田県、島根県、新潟県、宮崎県、山梨県、岩手県、群馬県
 ・少ない方から、大阪府、神奈川県、福井県、高知県、京都府、香川県、徳島県

 また、殺人の認知件数(都道府県格付け研究所資料より、2011年の殺人件数から)は
 ・多い方から、高知県、山梨県、大阪府、香川県、広島県、沖縄県、佐賀県
 ・少ない方から、秋田県、島根県、鳥取県、岩手県、静岡県、新潟県、長野県

 これをみると、自殺の多い地域と殺人の少ないところが、7つのうち4つも重なっている。また自殺の少ない地域と殺人の多い地域7つのうち、3つがダブる。自殺が少なくて殺人も少ないところは一つもない。両方とも多いのは山梨県だけである。これは全国から自殺者が集まる、青木ヶ原樹海があるからである。

 もちろん、殺人件数の方が自殺件数より一ケタ以上少ない。それでも明らかに、自殺発生率と殺人割合とは負の相関にある。つまり日本で殺人が少ないのは、他に向けている殺意を自分に向けてしまう、奥ゆかしい国民性だからなのだと言える。それに他人を殺すより自分を殺す方が簡単である。

 したがって日本人の自殺を減らすためには、殺されてもいい人を決めておけばいい。というわけにはいかないので、憎しみの対象となるように適当な「わら人形」を与えたらどうであろうか。じじいの決死隊が、自ら「わら人形」を志願してもいい。じじいの中には、若い女性になら殺されてもいい人が大勢いる??
 昨日書いた電通の女子社員も、誰も憎むことのできない、やさしい人だったのだと思う。

電通女子社員の自殺

 広報の専門家である電通が悪評を払拭できないなら、この会社の存在価値はない

 電通の新入社員だった24歳の女性が昨年12月に自殺した件で、労働基準監督署は9月30日付で、過労による労災を認定した、というニュースが入った。亡くなった女性は東大卒で、昨年4月に電通に社し、10月に本採用となって業務が激増したという。亡くなる1か月前には、うつ病を発症していたそうだ。

 労働基準監督署は、1か月の残業時間が105時間あったことを重視している。もちろんこれは、客観的な証拠でしかない。1か月105時間といっても、1日たった4~5時間(トータル月250時間)である。ホワイトカラー業務において、残業時間はあまり意味がない。ブルーカラーだった私ですら、それぐらいは普通に働いていた。私の娘も、大卒で入社した地元企業で、毎日深夜2時過ぎまで働かされていたことがある。

     血の池地獄 H28.6.17
     
 問題はその中身である。
 最近ネットなどに出回っている、彼女のツィッター履歴を見ると、ひどい「いじめ」にあっていたことが想像できる。

≪10月13日;休日返上で作った資料をボロクソに言われた もう体も心もズタズタだ≫
≪10月21日;もう4時だ 体が震えるよ・・ しぬ もう無理そう。つかれた≫
≪11月10日;毎日次の日が来るのが怖くてねられない≫
≪12月9日;はたらきたくない 1日の睡眠時間2時間はレベル高すぎる≫
≪12月17日;死ぬ前に送る遺書メールのCCに誰を入れるのがベストか考えてた≫

 と、このような内容のことが、延々と綴られている。
 いつも上司から馬鹿にされ、何をしても否定される。終わる見込みのない仕事を、延々と強制されていたら、どんな人でも潰れてしまう。そしてそれが、いつ果てるかわからないからたまらない。終わりが見えれば我慢できる。外国人研修生が、日本にいる3年間いくらでも残業したいと希望するのはそのためである。
 (たぶんこの女子社員が東大卒でなかったら、すんなり転職するなど、最悪に至らなかったと思う。余計なプライドが邪魔をして、退職したり低賃金の他産業にいけなかったのであろう。)

 しかもこの時期、電通は顧客への架空請求がバレて、騒動を起こしていた(広告していない広告料金を請求)。件の彼女も、そのトラブルに巻き込まれていた可能性もある。

 ここまでの話だけを総合すると、電通という会社はとんでもないブラック企業だということがわかる。ブラック企業に寛容な私でさえ、許しがたいと思う。なにごとも、ほどほどである。これで電通を使って広告を出している企業は、ものすごいイメージダウンになる。福井県でも(青山291で)億単位のお金を、毎年電通に支払っている。即刻打ち切るべきである。

         仏様 H28.10.09

 しかし、ものごとはそう単純に白黒をつけない方がいい。女子社員の耐性が、異常に脆弱だった可能性もある。
 もしこの話が間違いなら、広報の専門家である電通は、悪評を払拭すべきである。電通ができなければ、どこもできない。また、今回の「いじめ」に関わった特定の人たちを、しっぽ切りするだけで終わらせてはいけない。

 これまでのところ、電通の事情については、まったく聞こえてこない。それどころか、電通はマスコミに対し、あろうことか関連記事のもみ消し工作をしているという噂さえある。これがほんとなら、組織風土から腐っている。このような企業こそ抹消しなければならない。

若いときの疑問

 世の中はすべて、わかったつもりになっているだけ

 少し前、朝のNHKラジオで「人生の後半は答えを見つける時期だ」という意味のことを述べていた。若いとき疑問に思ったことや見過ごしていたことでも、人生を重ねていくとつぎつぎ悟っていくというものである。

 私も若いとき、青臭くいろんな疑問をもっていた。「人は何のために生きているのか」、「何故日本には天皇がおられるのか」、「人を殺しては何故いけないのか」・・・・。ここまででなくても、「何でこんなに足が痛いのか」、「放射能はとても恐ろしい」、「なぜ結婚すると子供が生まれるのか」など、いまとなってはたわいもないことを真剣に悩んでいた。

        太いお墓 H28.10.09
 
 若い時には、外面的に物質で見えるモノだけ、理屈と意識で追い求めていた。それが年取って人生の後半になると、見えるモノより見えないモノ、他人の意見を聞く数は圧倒的に増える。もちろん場数も踏む。その中で、新たな意識が構成される。

 したがって人生の終わりを迎えた今、若いとき持っていた疑問は、ほとんど解消された。つまり世の中には、わからないことの方が圧倒的に多い、ということがわかったのである。すべては、わかったつもりになっているだけである。昨日の座禅で、それを確信した。
 「人はなぜ酒を飲むのか」という疑問も、いまだに解らない。

永平寺禅ツァー

 座禅は、終わったあとの開放感を味わうのがいいのかもしれない

 今日、永平寺での「禅を学ぶ」体験ツァーに参加した。主催は、永平寺町観光物産協会である。「座禅体験や精進料理会席、写経体験など、大本山永平寺の魅力をたっぷりと満喫していただくことができます。」との触れ込みである。参加者は44名。もちろん女性の方が多い。

 これまで何度か座禅体験をしたが、苦痛だけで何も得るものがなかった。以前大安禅寺でやったときは、警策の板を持つ住職の独り言がおかしく、笑いをこらえるのに苦労した覚えがある。なぜか周囲の座禅者も、ブルブル震えていた。あれからずいぶん年月がたっており、心体とも受け入れられるようになっているかもしれない。冥土への土産に、新境地が開ける可能性もある。

 永平寺裏門 H27.10.09 精進料理 中食 H28.10.09 座布 H28.10.09

 午前10時に送迎バスで福井駅を出発。数十年ぶりで永平寺の建屋内に入った。無言での食事の後、座禅堂にはいる。体験座禅では、尻の下にこんもりとした座布を敷く。足の組み方もいくつかのなかから自分に合ったものを選べばいい。これならいけそうである。

 それでも座禅の間中、姿勢のことばかり気になって、とても「無」の境地になることはできなかった。警策を受ける痛そうな音が、次第に近づいて来るので、それも気になる。無限とも思える10分間であった。もしかしたら座禅は、終わったあとの開放感を味わうのがいいのかもしれない。そんな馬鹿な。

IOF展に参加

 世界最高のものづくりを進め、日本の産地発祥ブランドが加われば、鬼に金棒である

 10月3日から5日にかけて、東京ビッグサイトのIOFT2016に「出展者」として参加した。福井東商工会がリードし、福井市麻生津近隣の眼鏡業者10社が共同で出展したものである。フレーム業者だけでなく、金属やプラスチックの部品製造、表面加工など、業種は多彩である。

 日本における眼鏡枠の一大産地である福井県での眼鏡枠製造発祥の本丸は、この「麻生津」である。このことは以前、小説「おしょりん」の紹介でも書いた。ブランドイメージを大事にする眼鏡フレームなら、このことをもっと強調してもいい。

 IOFTブース一部2016.10.4 IOFTブース前景2016.10.4   女優 H28.10.03

 県外の人に限らず、福井県の眼鏡産地は「鯖江」しかないと思っている人が多い。高速道路や北陸線から文殊山を見ると、めがねのマークと「SABAE」の光る看板が、闇の中にくっきりと浮かぶ。それだけでなく、市役所では「めがね課」を作ったり、数々のイベントなど鯖江市のアピールはすごい。今回の展示会でも、鯖江地域の眼鏡関連のブースは、われわれのブースの5倍はあった。

 といってもべつに、福井県内で産地争いをしてもしょうがない。コシヒカリ発祥の地福井も、ブランドイメージでは新潟コシヒカリに圧倒的に負けている。眼鏡の競争する相手は、海外に山ほどいる。大事なのは、製造業として、地道に世界最高のものづくりを進めることである。それに日本ブランドと日本の産地発祥が加われば、鬼に金棒である。

やっと修復

 仕事の半分以上を占めているパソコンが使えなくなったら引退である

 昨日は丸一日、不調のパソコンと格闘。あきらめたかけたところ、夜中になって何とか元に戻った。結局、原因の本丸はなんだったのか。
 
 ヘルプ画面を呼び出しながら、つぎのことをやった。

 ①メモリ負荷の確認→メモリ負荷は問題なかった
 ②ディスククリーンアップで12ギガ削減した→変化なし
 ③再起動の繰り返し→変化なし
 ④念力→変化なし

 これらの動作は、普通のパソコンなら10分もあればできる。だが、動きが極端に遅いため、これだけやるのに、5~6時間かかった。なにしろ、クリックしてからの動作が本来の100倍かかる。

 最後に念のため、ウィルスを除去しようと「ウィルスバスター」を立ち上げた。別のウイルスソフトが入っており、それを削除したところ、なんと動作が元に戻った。動作が遅いので、こんな操作でも3時間以上かかる。その間、③再起動、⑤ケーブルの接続確認、⑥マウスの電池交換、⑦罵倒+100叩き、⑧念力+呪文、などいろんな操作をした。だから、ほんとの原因はよくわからない。たぶん原因は、このウイルスソフトの重複であろう。
 なんとか今のところ、順調である。

          昼行燈
 
 修理に出すと、業者はめんどくさいのでハードディスクを交換する。それなりのお金と貴重なデータ(一部バックアップしていなかった)を失う。いま私の仕事の半分を占めているパソコンが使えなくなったら引退で、たちまち「昼行燈」になる。なんというもろい仕事であろう。

パソコン不調

 パソコンが不調で仕事ができない。
 昨晩出張から戻り、ブログを更新するために愛用のパソコンを開いたら、どうもおかしい。ネットで台風情報を見ていたら、急に動作が遅くなった。あとは、なだめてもすかしても動かない。というより、極端に遅い。フォルダを開いたり閉じたり、ひとつの動作だけで数分から10分以上かかる。これでは仕事にならない。とてもIOFT展の報告どころでない。ここまで書きあげるのに5時間かかった。HDDが壊れた可能性もある。

 と、いうわけで
  しばらくパソコンと格闘します。

 これを機会に、ブログ更新の頻度を少なくしたいと思います。

今日からIOF展

 来年度の眼鏡産地の活動状況が、この商談会で決まる

 今日から3日間、東京ビッグサイトのIOFT2016がはじまる。IOFT展は、眼鏡関連商品(アイウェア)が世界中から展示されるアジア最大の国際商談会である。今年は29回目。毎年全国からメガネ店、セレクトショップの経営者・仕入責任者・商品部の人々が仕入れのために来場する。もちろん、福井の眼鏡産地の出展も多く、活発な商談が行われる。

 今年は、10月3日(月)から5日(水)まで3日間で、出店者数は20ヶ国から340社(うち海外120社)、来場者数は15000人を見込んでいる。来場者は、眼鏡店、セレクトショップ、百貨店、卸輸出入商社など商談を目的とした人ばかりで、商品展示と同時に商談ブースを充実させている。来年度の眼鏡産地の活動状況が、この商談会で決まるかもしれない。

 今年は福井市浅水地域の眼鏡事業者が10社、まとまったブースに出展する。なぜか私もその関連で参加し、福井の眼鏡技術をアピールする。充実した3日間になるかどうか。

        楽

 そのため、本ブログは2日間お休みします。

自衛隊パレード

 行進の歩き方では、確実に北朝鮮軍に負けている

 昨日、陸海空自衛隊による福井市中パレードを見学した。約1時間のパレ-ド。始まる10分ほど前に会場に着く。混雑がひどいので、自転車を近くに止め見晴らしのよさそうな曲がり角に並んだ。最前列にはいけなくて、子供や背の低い人の後ろに陣を取る。

 ところが前戯が長い。主催者やら議員などのあいさつ、祝電など結婚式並みの「式典」が延々と続く。パレードはじまりの宣言に合わせ、F-15J4機が飛行してきたのは、開始から30分を過ぎていた。3回あったF-15Jの飛行にしても、つぎの飛来までの周回時間が5分かかる。とても一人では間が持たない。前にいた子供は、とうとう痺れを切らし帰ってしまった。

 F-15J パレード H28.10.1   自衛隊パレード 戦車? H28.10.1 自衛隊パレード 引き回し車? H28.10.1

 ようやく行進が始まったのは、開始45分過ぎてからである。最初100人ほどの歩兵軍団が、2組行進する。とても中国や北朝鮮軍事パレードのように、「一糸乱れず」とはいかない。歩き方では確実に北朝鮮軍に負けている。
 待望の、自衛隊車両パレードは、最後の10分間足らず。なにがなんだかわからないうち、あっという間に終わってしまった。

 秋とはいえ、まだ日差しも強い。会場で誰かひっくり返ったらしく、救急車がすぐわきを通り過ぎて行った。

破滅と安心

 どうにもならないことは想定しないことで人々は安心する

 メキシコ湾で先月(9月)24日に、タンカーに積載された15万バレル(約2万㌧)を超す石油に火がつき、火災が発生した。石油だけでなく、石炭や天然ガスでもこのような火災は頻繁に発生している。それでもまだ、世界で1年間に消費している石油の数%である。

 しかし、これ以上化石燃料を掘削していくとどうなるか。燃料だから、酸素と火種があれば燃える。今後ますます掘削技術の発展で、これまで不可能と思われていた奥深いところまで掘っていく。化石燃料が空気に触れる割合が飛躍的に拡大し、ある日突然、地下の化石燃料が一気に燃え出す可能性がある。そうなったら手が付けられない。人類どころか、地球上の生命体の大半が死ぬ。
 専門家はそんなことはないというが、絶対起きないとは言えない。

 同じように、直径10キロ程度の隕石が地球に衝突すれば、地球上の生命の99.9%が絶滅する。数時間以内に地球表面が3000℃の熱に覆われ、酸素があっという間に無くなるからである。それは突然起こる。わかっていてもどうしようもないため、隕石衝突が分かった当局はパニックを恐れ、絶対公にしない。
 その他にも、人類に壊滅的な打撃を与える出来事はいくらでもある。

 我々は、本来なら不安でしょうがないことでも、あえて考えないようにしている。つまり、想定してもどうにもならないことは想定しないことにする。そうやって人々は安心する。
 一方で、今回の豊洲のような、わずかな化学物質の析出でも安心できない。
 安心とは、かくも怪しげなものに過ぎないのである。これをパーキンソンの凡俗法則ともいう。