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白山の花

白山 砂防シナノキンバイ(キンポウゲ科)H24.7.15
 加賀白山 砂防新道に咲く シナノキンバイ(昨年度)
黄色花 葉っぱの形で 見分けるか (平成24年7月15日撮影)
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補助金制度(8月31日)

 補助金申請の支援では、成功報酬を受け取るほうが、じっくりと計画を練ることができる

 昨日、ものづくり補助金第2次募集分の採択が発表され、福井県では78件の採択があった。1次分と合わせれば、県内で163件採択された。全国では、1次と合わせ、10516件の採択である。これで、予算1000億円をほぼ使い切ったのではないか。まさに大盤振舞いである。

 しかし、当方が支援した企業のうち、採択に至らなかった企業が数社あった。
 今回のこの制度は、文書のみの審査である。そのため、箇条書きでわかりやすい書類作りを基本に、申請書で要求されているところは、漏れなく記述した。だらだらと的外れなことを書くより、ポイントだけを抑えて簡潔にまとめた。私が審査員なら、間違いなく高得点を与える。
 ただ多くの審査員には、長々と書いてある文章の方がアピールするようだ。少なくとも、文書ボリュームの差は、採否に影響する。

 今回採択に至った企業を見ると、眼鏡関連、和紙や漆器など伝統の地場産業が多いような気がする。また、認定支援機関として、個人名もある。採択時には、助成金の何割かを報酬として受けるところがあるのだろう。

 私自身はこれまで、補助金申請では、まともに報酬を受け取ったことはない。半日足らずでそそくさと文書作成する。もっとじっくりと、成功報酬を要求したほうが、支援先の企業にとっても大きなメリットがあるかもしれない。採択の可能性もぐんと上がる。
 ただ、毎年変わる助成制度そのものに、ついていくのが大変だけどね。

白山の花

白山観光新道下山 ササユリ花弁汚れH24.7.15
加賀白山 観光新道の尾根に咲く ササユリ(昨年度)
花弁には 雄しべと雌しべの 乱舞跡 (平成24年7月15日撮影)

芥川賞作品と同調心理(8月30日)

 人が感動したと言えば感動したふりをし、美味しいと言えば美味しいと言う

 今年の芥川賞受賞作(abさんご)を読みかけたが、あまりの読みにくさに、とん挫してしまった。ひらがなばかりの文体で、2ページも読むと、精神に異常をきたす。昨年は、田中氏の「共食い」を最後まで読んで、げっそりした。題名と同じグロテスクで、ドロドロした嫌悪感しか感じられなかったからだ。文学作品というのは、受け手に何かの感動を与えるものだと思っていたが、そんなものにはめったに出会わない。
 そういえば昔、大学の教養課程で、「車輪の下」(あるいは「若きウェルテルの悩み」だったかも?)の感想文提出を求められたとき、「少女趣味でつまらない小説だ」という意味のことを書いた。すると、「お前は大学辞めて人夫になれ」といわれ、単位を落とされてしまった。

 小説だけではない。高名な作家の絵画や彫刻作品を見ても、あまり感動したことがない。ミケランジェロなど、名前を聞いただけでぞっとする。誰かの葬儀や通夜に参加したときも、予定時間を越えて「有難い」お経を上げている坊主を見ると、張り倒したくなる。私は、普通の人間としての感性を逸脱しているのだろうか。

 実は私が、このようなことを言えるようになったのは、最近である。
 それまでは、人が感動したと言えば感動したふりをし、美味しいと言えば美味しいと言ってきた。これを、「同調心理」という。人にわかりきったことを質問したときでも、数人のサクラに間違った答えを言わせた後は、ほとんどの人はサクラの答えに合せてしまうのだそうだ。色や寸法など、定量的なものでさえ同調するという。まして、感覚、感性のようなものはなおさらであろう。日本人はとくに、これが大きい。

 もちろん、ある程度の同調は必要である。我儘な子供のように、自己主張ばかりしていたのでは、世の中が成り立たない。島国で暮らせない。
 だが、自分の心に逆らっての迎合ばかりではつまらない。残り少ない人生、正直に生きていたいではないか。
                           ・・そうやってまた一人、世の中に頑固老人が増える。

白山の花

白山砂防キヌガサソウH24.7.15
 加賀白山 砂防新道に咲く キヌガサソウ(昨年度)
群生を 離れてひとり 威張ってる (平成24年7月15日撮影)

ホーキング博士の言葉(8月29日)

 人生は、できることに集中することであり、 できないことを悔やむことではない

 これは、宇宙論の第一人者、スティーブン・ホーキング博士の言葉である。彼は、オックスフォード在学中に、筋萎縮症性側索硬化症という難病にかかる。だが、個人の強固な意志と周囲の協力により、研究を続けてきた。1960年後半に「宇宙にはブラックホールが存在する」ことを示し、1980年代には、宇宙の起源や量子力学が宇宙の運命に及ぼす影響について言及した。

 彼の病気である筋萎縮症性側索硬化症は、次第に全身の筋肉が衰えていく。そのため、今では24時間介護が必要である。喋ることもできないが、スピーチ・シンセサイザーやポータブル・コンピュータを駆使し、講演活動を行ってきた。周囲の理解と協力、そしてそれらをきちんと活かす、まさに「できることに集中する」人生を送っている。

 宇宙は無限かもしれないが、人間の一生とその間にできることは、有限である。宇宙の時間に比べたら、1年も1000年も同じだ。人類があと1年で滅びるとしても、それだけあれば相当のことができる。

 できなかったこと、起こったことはしょうがない。後悔の時間はないほうがいい(もちろん反省は必要である)。その分をできることに集中し、仕事を含めた人生を過ごしていきたい。

白山の花

白山砂防 キヌガサソウ群生H24.7.15
 加賀白山 砂防新道に咲く キヌガサソウ群生(昨年度)
雨の中 これだけ咲いた キヌガサソウ (平成24年7月15日撮影)

消費増税で大不況(8月28日)

 日本の製品・サービスの供給力を減らす消費増税は、我々を地獄へ導く

 政府は26日、有識者や専門家から意見を聴く「集中点検会合」をスタートさせた。ここでは、2014年4月に消費税率を8%に引き上げるかの最終判断に向け、専門家から意見を聞く。
 今のところ、経団連会長や連合会長などは、予定通り引き上げることを容認している。主婦連合会の山根香織会長が反対しているが、圧倒的に増税容認派が多いようだ。

 しかし、アベノミクスが軌道に乗るか乗らないかの時期に、消費税を3%も5%も上げるのは、いかにもまずい。零細小売業者や小規模の製造業者が、販売価格にその分を転嫁できるはずがないからである。その意味では、毎年1%上げていくという案は、もっと悪い。毎年1%づつ企業収益を圧迫し、気がついたら大赤字(ゆで蛙状態)・・・になるのは必然だからだ。倒産・廃業が激増する。
 それに、消費税増税に合わせ、法人税などの減税をセットにすれば、ますます貧富の差が開いてしまう。デフレに逆戻りである。

 そもそもデフレというのは、国民にお金を使って欲しいときである。まさにそのとき、お金を使うことに対して税金を加増するなど、まったくばかげている。まちがいなく、消費が減退する。もっと悪いことには、消費が減ることによって、日本で製品やサービスを作り上げる力が萎えてしまうのである。これは、国力の衰退を意味する。

 いまは、財政赤字などに目を奪われず、大盤振る舞いすればいい。国の借金は、それが日本人の貯金である限り、いくら増えても心配ない。
 極端な場合を想定しよう。国民が税金をまったく納めず、その分を貯金する。国は国債を発行し、その貯金を借りる。あるいは、国民が働いて得たお金で、国債を買う。これは、地域通貨の考え方にちかい。
 そして、国が借金して遣った分は、必ず国民の懐におさまり貯蓄となる。国民は、いっそうお金持ちになるだけだ。そのお金持ちがお金を使った瞬間、だれかの貯金になるので、国民の貯蓄は減るはずがない。

 もちろんこれが成り立つのは、我々の消費する製品・サービスの大部分が、国内で生産されていることが前提である。そうすると、お金持ちの国外逃亡もなくなる。そのためには、国民は(年寄りや金持ちも)皆一所懸命働く必要がある。あらゆる分野の生産性向上も必要だ。国は仕事を与えて、それを支えなければならない。

 しかしながら、わが国の製品・サービスの供給力を毀損する消費増税は、国民すべてを地獄へと導くことになるのである。

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  http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-284.html

白山の花

白山砂防ミヤマダイコンソウ?H24.7.15
 加賀白山 砂防新道 ミヤマダイコンソウ?(昨年度)
一面の 黄色い花は ダイコンソウ? (平成24年7月15日作成)

虫の目、魚の目、鳥の目(8月27日)

  我々は、「虫の目」どころか「ばい菌の目」でしか、ものごとを見ることができていない

 ものごとは、虫の目、魚の目、鳥の目で見ることが大事である。
 「虫の目」とは、複眼。つまり近くに寄って、さまざまな角度から見るということである。「鳥の目」とは、高い位置から、俯瞰的に全体を見るということ。「魚の目」とは、潮の流れ、世の中の流れを感じ取り、未来を察知することである。
 言い換えれば、最終目的=鳥の目、戦略=魚の目、手段・戦術=虫の目、に近い。

 したがって同じ人の意見でも、それぞれ、虫の目、魚の目、鳥の目の観点から発すると、一見矛盾していると思えることがある。このブログも、個別にみると矛盾したことを言っている。たとえば、次の主張では、「虫の目」と「魚の目」では、アメリカに対する姿勢が正反対である。

・主張1=米軍に駐留してもらい福井を活性化させる、またオスプレイを誘致する・・「虫の目」
  関連記事 http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-259.html(春江を米軍基地に)
  
・主張2=いつの日かアメリカに勝って、本当の独立国になる・・「魚の目」
  関連記事 http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-278.html(敗戦の日)

・主張3=人類滅亡に備え、日本人の遺伝子を残す・・「鳥の目」
  関連記事 http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-300.html(人類滅亡への備え)

 すなわちこの場合、「鳥の目=人類滅亡に備え、日本人の遺伝子を残す」ために、「魚の目=いつの日かアメリカに勝って、本当の独立国になる」ことを目指し、今は日本に地力をつけるため、「虫の目=米軍に駐留してもらい福井を活性化させる、またオスプレイを誘致する」のである。

 しかしこの関係を、他人に理解してもらうのは難しい。だから「鳥の目」で全体を俯瞰するようなことは、人前ではできるだけ言わないようにしている。「鳥の目」は、一般的な意識とかけ離れてしまっており、場合によっては、気が触れたと思われる。
 そして、実際には多くの場合、我々は「虫の目」どころか「ばい菌の目」でしか、ものごとを見ることができていない(そのばい菌の行動が、本体を脅かしているのに。)

 それでも、自分たちの究極の目的が何か、しっかり認識しておくことは大切である。自分が何のために生きているかわからないことこそが、最大の不安だからである。

白山の花

白山砂防オオヒョウタンボクH24.7.15
 加賀白山 砂防新道に咲く オオヒョウタンボク?(昨年度)
この花は なんというかと 花に聞く (平成24年7月15日撮影)

人類滅亡への備え(8月26日)

 最後の10年に向けて、日本人の遺伝子を残すことが、我々の使命である

 人類はまもなく滅亡する。これは紛れもない事実で、科学の常識なのだ。もっとも、「まもなく」が10年後なのか、1000年後なのかは、誰にもわからない。理論物理学者のホーキング博士は、銀河系に知的文明を持った惑星が200万存在し、すべて100年と持たず絶滅する、と言っている。そもそも人類の遺伝子は、あと10万年で毀損してしまい、子孫が残せなくなるという。

 40億年にわたる地球上の生物変遷からみると、人間の営みなどは、屁の突っ張りにもならない。今問題になっている(人間にとっての)環境、放射能汚染さえ微々たるものだ。地球にとっては、人類や生物がどうなろうと、知ったことではないのだ。

 今いる地球上の生物種は、どんどん絶滅している。わずかな変化も、そこにいる生物にとっては致命的である。6500万年前と2億5000万年前、地球上の生物種の80~90%がいっせいに消えてしまう大絶滅が起こった。だが、人間が農耕を始めてから2000年の絶滅スピードは、それより圧倒的に早い。しかも、加速している。

 人間を含めあらゆる生物は、他の生物を犠牲にすることでしか、生きられない。ある環境(生態系)のもとで、一つの種が増えていくと、他を犠牲にする割合も増えていく。したがって、必ず環境は変化する。人間も、周りの生物を駆逐し、環境を変えてきた。それを、我々は「環境汚染」と呼ぶ。そのスピードが、過去の大絶滅時より極端に早い。そうなると、他を駆逐してきた生物種(人間)も生存を脅かされる。

 身も蓋もない言い方をすれば、人間が増え続ける限り、環境破滅は避けようがない。
 では、人口を減らせばいいのか。今の1/1000までか? そうなのだが、現実はどこの国も人口を減らそうとしない。人口の少ない弱小国家は消されるか、搾取されるからだ。歴史を見ればわかる。そして、戦争や疫病による人口減少は、「人道」が許さない。放射能漏れでさえ、大騒ぎだ。

 かくして人類は、滅びへの道をまっしぐらに進む。その最後の10年に向けて国力を蓄え、いちばん最後まで日本人の遺伝子を残すことが、我々の使命なのである。

白山の花

白山 砂防ゴゼンタチバナ H24.7.15
 加賀白山 砂防新道に咲く ゴゼンタチバナ(昨年度)
岩陰の ゴゼンタチバナ 昼に萎え(平成24年7月15日撮影)

鹿児島県公費旅行と福井の新幹線(8月25日)

 福井新幹線が運営されるようになると、県内役所の旅行経費が跳ね上がる?

 鹿児島県が、県職員に対し、「海外研修」名目で3泊4日の上海旅行をプレゼントしている。すでにかなりの人数が利用したという。県は、中国東方航空と日本航空が共同運行する鹿児島-上海便を維持するためだと説明している。事業費1億強。その財源は、政府の求めに応じて削減する給与や手当1億3千万円を充当するそうなので、事実上の給与補填である。

 べつに研修が悪いわけではない。予算があり、どうしても必要なら行うべきであろう。しかし、地方における公務員の高給は、庶民の怨嗟の的である。そのような状態で、「李下に冠を正す」ようなことは、やるべきではない。
 そして、中国東方航空と日本航空が共同運行する鹿児島-上海便を維持するために行うなら、これはまったく、目的と手段を取り違えている。無理やり「海外研修」で維持しなければならないのなら、そのような路線は、無いほうがいい。資源の無駄遣いである。

 もっとも、同じようなことは、どの自治体でもやっている。役人や議員は、何かと「出張」が多い(何万円もの東京出張でも簡単に行く)。それに、たとえばわが福井県に延長が決まった北陸新幹線についても、同様なことが起きる可能性がある。もともと福井県民で、県内延長に賛同する人は少なかった。賛同したのは、高額な運賃を公費で負担できる官公庁、議員、中堅以上の企業経営者だけである。
 したがって、福井を通る新幹線が運営されるようになると、役所の「旅費、運賃」の費用が跳ね上がるのではないか。会計担当者は、目立たないように処理するだろうけどね。

 そして新幹線の場合は、路線を廃止しても、膨大な建造物が残ってしまうだけに、航空路線より厄介である。在来線を含めて、自律的に維持できる仕組みを、作っていかなければならない。知事をはじめとした県幹部に、それだけの経営能力があるかどうかが、大きな問題である。
 また、鹿児島県の職員研修のような、無理やり路線を維持するためだけの経費の使い方については、厳重に監視していく必要がある。

 ただ、北陸新幹線の福井延長については、決まったからには、もう反対はしない(反原発者のような、「反対のための反対」や卑劣な振る舞いには辟易するからだhttp://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-294.html)。難しいが、在来線との共存、県内の他の交通網との有機的な結合に、アイデアを出していきたい。

白山の花

白山観光新道ショウジョウバカマH21.7.12
 加賀白山 観光新道に咲く ショウジョウバカマ(過年度)
風に揺れ ショウジョウバカマ 押さえつけ
(平成21年7月12日撮影)

原発修復事業(8月24日)

 福島の原子力発電所の修復作業に、高齢者を積極的に活用すべきだ。行く用意はある

 今、震災と津波そして対応の遅れによって、福島第一原発が損傷しており、深刻な放射能汚染の拡大が続いている。東電関係者は必死で修復作業を行っているが、現場では放射線量が多く、被爆を計算しながらの作業で、極めて効率が悪い。これでは、いつになったら事態が回復するかわからず、その間にも汚染は広がる。

 幸い、我々高齢者は被爆の影響は少ない(健康になる人もいる)。たとえ被爆したとしても、その影響を受けるころには、この世にいない。いまさら命は惜しくない。したがって、このような命がけの作業は、未来ある若者より高齢者が適している。その場で倒れない限り、被ばく線量を気にせず作業を続けることができるからだ。作業方針さえ適切なら、よほど早く原発の状態を、安定させることができる。

 これまで高齢者は、若者と子供を食い物にして、のうのうと年金暮らしをしているとか、命汚い勝ち逃げ世代だといわれ、世間から冷たい眼で見られてきた。今こそ、その汚名を返上するチャンスである。この機会に何もしなければ、高齢者はますます、穀潰しの象徴、軽蔑の対象になる。

 すでに、80歳前後の男性を中心に、福島原発修復作業支援の声が高まっているという。関係機関にも、このような声が届いているはずだ。性質上、公募することは難しいかもしれないが、親のいない高齢者から、順次希望者を現場投入したい。強制的徴用も、あり得る。

 そしてこれは、高齢者向けの事業としても可能性がある。これに関して、中小企業診断協会において、「日本の活力を引っ張る元気なシニアのための起業・経営・診断マニュアル」作成の補助が決定となった。そこで具体的に検討したい。

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白山の花

白山観光新道テガタチドリH21.7.12
 加賀白山観光新道に咲く テガタチドリ(過年度)
晴れた日の テガタチドリと 千鳥足 (平成21年7月12日撮影)

福島第一原発事故処理(8月23日)

 目の前の家が火事で焼けているときに、騒ぐだけで一向に消火協力をしない

 東京電力福島第一原発で高濃度の放射能汚染水がタンクから漏れた問題について、原子力規制委員会は、国際原子力事象評価尺度(INES)で8段階の上から5番目の「レベル3」(重大な異常事象)に相当すると発表した。高濃度の放射性物質を含む汚染水が外洋に流出した疑いがあり、直接外洋に流れれば深刻である。

 これに対し、ネットでは、次のようなコメントが飛び交っている。
≪もっと大々的に報道すべきだと思うし、早くどうにかしなければいけないはず。これってかなり深刻。≫
≪重大な異常事象の割には、なにかのんびりしているような感を拭えない。≫
≪発覚するまで放置しといて、いざ見つかったら書類上だけ体裁整えて実際は何もしない。≫
≪これまで原発を推進してきた奴が汚染水を飲み干せばいい≫
≪原発なんか動かすからだ≫
 そしていたずらに、危険を煽るだけのブログも多い。

 なぜ、ここまで深刻になっているのに、このような無責任な言葉が飛び出すのか。これまでの経緯がどうであれ、今は日本中が、事態の収拾に、知恵を絞り全力を挙げなければならないときではないか。
 まるで、目の前の家が火事で焼けているときに、「俺は悪くない」「火事になったのはあいつの責任だ」と騒ぎまくるだけで、一向に消火協力をしないのと同じである。  (5段階評価 他人の間違いに対する対応)

 以前ネット配信で、車に引かれた中国人の子供を通行人20人が見て見ぬふりをした、といって中国人をバカにした記事があった。しかしこれでは、日本人のほうがひどい。

 関連記事
 http://abegorou.blog.fc2.com/blog-entry-265.html

白山の花

白山観光新道ハクサンタイゲキH21.7.121
 加賀白山 観光新道に咲く ハクサンタイゲキ?(1昨年度)
よく見ても 花か葉っぱか わからない (平成21年7月12日撮影)

はだしのゲン騒動(8月22日)

「確信犯」は、いいところは隠し、冤罪を次々でっち上げて、日本を犯罪国家にしようとしている

 広島の原爆被害を描いた漫画「はだしのゲン」について、松江市教委が「描写が過激」として小中学校に貸し出し禁止を要請したことが、大きな波紋を呼んでいる。ほとんどは、抗議や苦情である。子供の知る権利の侵害だ、という批判が相次いでいる。

 市教委がこのような判断をしたのは、昨年ある市民から「誤った歴史認識を子供に植え付ける」と学校の図書室から撤去を求める陳情があったからだ。市議会は陳情を不採択にしたが、独自に検討した市教委は「旧日本軍がアジアの人々の首を切るなど過激なシーンがある」として小中学生が自由に持ち出して読むのは適切ではないと判断した。

 しかしこの本が、日本中で発禁・焚書処分となったのならまだしも、ほんの一地方の、しかも小学校の図書館での貸出禁止でしかない。さらに、単なる一教育委員会の判断である。その反応としては、不自然に大きすぎる。
 よく考えれば、貸出し禁止は、松江市教育委員会の英断である。「決められない」市議会に業を煮やして、独自に判断したことで、そのことは尊重すべきである。史実ならともかく、残虐だけを目的とした描写を、わざわざ学校が子供に見せたら、父兄は納得しない。もし私の孫がそんなものを借りてきたら、燃やすか隠してしまう。

 当然、何も知らない人(私も最初そうだった)は、「表現の自由」を侵害したと思うだろう。それに便乗した「確信犯」は、ここぞとばかり責め立てる。いつものやり方である。
 これら表現の自由を標榜する人たちは、つくる会の教科書採択のときの強固な反対運動に対して、なぜ声をあげなかったのであろうか。「確信犯」は、日本のいいことは隠し、冤罪を次々でっち上げて、日本を犯罪国家にしようとしているからである。

 間違いなく言えるのは、この「事件」をきっかけに、「はだしのゲン」の読者が、飛躍的に増えることである。

(追)やっぱり
 翌、23日に「はだしのゲン、売れ行き3倍に」というデジタル報道があった。もしかしたら、このばかばかしい騒ぎは、出版社が仕掛けたものかもしれない。

白山の花

白山観光新道ミヤマダイモンジソウH21.7.12
 加賀白山 観光新道に咲く ミヤマダイモンジソウ(1昨年度)
花びらで 見事に描く 大文字 (平成21年7月12日撮影)

どうしましょうか(8月21日)

 「どうしましょう?」と聞くな。「こうしましょう」と言え!!

 いきなり上司に「自分で考えろ」と、言われても、「はいそうですか」と言って、考える人は少ない。多くの人は、「考えろっていわれても、なー」と思う。

 そう思うのは、考えることがない、なにも問題がないと思うからだ。もしくは、なにか問題があったとしても、「誰かが考えてくれるだろう」と、思っているからである。そんなことが続くと、何があっても考えようとしなくなる。そして、これが習慣になり、だんだん考える力が無くなる。

 では、どうしたらよいか??
 まず、「どうしましょう?」と、人に聞くことをやめる。
 上司に何か伺いを立てるときには、必ず自分の意見を言う。

 そして、もしあなたの部下が、「どうしましょう?」と、聞いてきたら。・・・「おまえの意見はないのか」と、言ったほうがいい。
 「どうしましょう?」が、禁句になったとき、あなたの組織は「考える」組織になる。

 会社理念や社是・社訓には、考えることを要求するものが多い。未来工業は「常に考える」。IBMは「Think」が社是であった。「考える」ことによって人が育ち、組織が発展する。

白山の花

白山砂防新道 シモツケソウH23.8.16
 加賀白山 砂防新道 黒ボコ岩手前に咲く シモツケソウ(1昨年度)
目立つのは ハクサンフウロと シモツケソウ(平成23年8月16日撮影)

花火屋台爆発事故(8月20日)

 この事件を受けて、またおかしな規制が働いてはいけない

 15日に、福知山花火大会の会場で、露天商の屋台が爆発した。この事故で、入院していた10歳の男児、と35歳の男性が亡くなった。これで事故の犠牲者は、3人となる。まだ数十人が入院しており、重体の子供もいる。
 この事故は、ベビーカステラの屋台店主が、店の斜め後ろに置いていたガソリンの携行缶の蓋を開けたときにおこった。中からガソリンが噴き出したため、慌てて携行缶の向きを変えてしまい、屋台で使っていた火がガソリンに引火したものとみられる。もちろん彼も、大やけどを負っている。

 これまで、とくにネット世論では、この事故の原因に屋台店主の行動を挙げ、彼に全責任を負わせようとしている。府警は、容疑を業務上過失致死傷に切り換えて、捜査している。ただ、取締当局の消防署や、主催者である商工会議所にも責任の一端はある。
 そして、この事故の責任の大きな部分は、ガソリンタンクの製造者にもあるはずだ。タンクを使う人は、一般の消費者ではないから、法律上の責任はないのかもしれない。しかし、暑い日にガソリンを入れたタンクを開けるときに、ガス状になって噴き出すことは、想定できた。そのための安全弁操作を使用者任せにするのは、いかにも危ない。
 このように、この事故の原因は多方面にあり、総合的に対策する必要がある。

 それよりも私は、この事件を受けて、またおかしな規制が働くのではないかと危惧している。誰かに責任を押し付けて、それでよしとする風潮である。
 考えられるのはこの後、①催事におけるテキヤの禁止、②発電機やガソリンを使う行為の禁止、③花火大会そのものの禁止、などである。ネットでは、火元の屋台店主が在日だとして、そこに集中攻撃を浴びせる人もいる。

 飲酒運転厳罰化が、日本経済を沈没させ、毎年3万人もの自殺者を作り上げたような、愚だけは犯してはならない。

白山の花

砂防新道 オニアザミH23.8.16
 加賀白山 砂防新道のどこかに咲く オニアザミ(1昨年度)
オニアザミ 花にも葉にも トゲがある(平成23年8月16日撮影)

原発と遺伝子組み換え作物

 原発や遺伝子組み換え食物を排除すれば、そのあおりを食うのは途上国民である

 原子力エネルギーを忌避している人、遺伝子組み換え作物を毛嫌いしている人は多い。個人的に嫌うのはいいのだが、嫌うだけで根本問題が解決できるわけではない。
 と言うのは、いずれも根底にあるのは、人口問題なのである。周知のように世界人口は、70億人を超えてさらに増え続けている。

 1972年、ローマクラブが、「成長の限界」のなかで、食料増産の限界が地球の成長限界に達する、という警鐘を鳴らした。そこでは、21世紀前半(まさに今)には破局が訪れる、と述べていた。それを救った(先延ばした)のが「緑の革命」である。すなわち、化学肥料と農薬、それに化石燃料を大量に使って、農作物の反収を飛躍的に向上させた。遺伝子組み換えも、その延長上にある。遺伝子組み換えは、大量の農薬使用との引き換えである。
 また、原子力発電も普及し、化石燃料の枯渇を遅らすのに一役買っている。

 すなわち、「緑の革命」や原子力発電がなければ、世界人口はいまだ、20億人程度で留まっていた。すなわち、50億人の命が、何らかの形で失われていたのだ(富の集中により貧富の差は大きくなったとしても)。
 これは、厳然たる事実である。世界人口が70億人に増えてしまった今は、この人口をどうやって維持していくかが、大問題である。これまでのことをとやかく言っても始まらない。

 原発や遺伝子組み換え食物を毛嫌いしている人たちは、豊かな先進国の人たちである。そして、これらの恩恵があってこそ、先進国としての地位を確立できた。これだけ急激な人口増で、70年も大きな戦争がなかったのは、奇跡としか言いようがない。
 エネルギー密度が石油の150万倍もの原子力エネルギー。大幅に反収を増やした遺伝子組み換え作物。これらを止めたとたん、そのあおりを食うのは、途上国民である。文字通り、食えない人が大量発生する。つぎの段階では、急激な人口減少(世界戦争しかない)となる。
 その覚悟があって、反対しているのであろうか。

 じつは、その解決のヒントは、神門善久氏にある。氏は、『日本農業への正しい絶望法』(新潮新書)のなかで、農民の技能を高め日本の技能集約型農業を世界に広めよう、と言っている。世界中の農民の技能が高まれば、エネルギーも農薬も使わないで済む。
 考え方はいいのだが、著書のタイトルでわかるように、もう手遅れだと言っている。まるで、貧乏神みたいな人である。

白山の花

砂防新道 ノリウツギH23.8.16
 加賀白山 砂防新道に咲く ノリウツギ(1昨年度)
アジサイの 形にならず ノリウツギ(平成23年8月16日撮影)

消費増税(8月18日)

 間違いないのは、いま増税すれば景気が悪くなることだけだ

 このままでは、来年度から消費税が増える。なぜ増税が必要なのか。毎年増えていく社会保障費を賄うためであり、また財政規律を守るためだという。日本の国債が買われているのは、日本がまだ消費税増税の余地があるからで、増税しなければ、もう国債を発行することはできなくなるそうだ。
 
 しかし、この理屈はおかしい。日本が、国債を大量に発行しているのは、日本人がお金を使わず、貯金ばかりしているからである。貯金は、誰かが使わなければ腐ってしまう。

 もし、増税して国債発行をしなくなったらどうなるか。国の借金は減るが、国民の貯金も無くなってしまう。そのほうが困るのではないか。国民にとっては、稼いだ分を税金として吸い上げられるより、国に対し1000兆円でも1京円でも貸したほうが、豊かな気持ちになれる。貸した分は、すべて貯金だからである。

 高齢社会になって、個人の貯金は取り崩され、国民貯蓄は減っていくと言う。しかし、誰か貯金を引き出してお金を使っても、必ず誰かの貯金になる。国全体のお金の量は変わらないのだ(ただし、国内で使わなければならない)。
 いったい、何が問題なのか。国民がまともに働きさえすれば、財政は破綻しない。

 間違いなく言えるのは、今の時期に増税すれば、景気が悪くなることである。そして、金持ちは国外へ逃げる。

 関連記事
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白山の花

砂防新道 キオンH23.8.16
 加賀白山 砂防新道に咲く キオン?(1昨年度)
下山道 雨に見かける 黄色花(平成23年8月16日撮影)

農業で稼ぐ(8月17日)

 できたものを売るより、そのプロセスを楽しんでもらうビジネスである

 浅川芳祐氏と飯田泰之氏の共著「農業で稼ぐ経済学」のなかで、「貸農園ビジネス」に言及したところがある。これは、有望なビジネスとなると思った。

 ビジネスモデルとして考える。たとえば1反(10a)を20区画に分けて1区画(10m×5m)5万円/年で貸すと、100万円の売り上げとなる。1ヘクタールなら、1000万円だ。経営者は農業の先生となる。数年たてば、生徒であるユーザーは自立してくれる。
 普通のコメ農家は、1反10万円の売り上げで利益はせいぜい2~3万円。大半は赤字である。

 このビジネスで、1ヘクタール1000万円稼ごうと思ったら、生徒を述べ200人集める必要がある。一人で2~3区画借りる人もいるため、実際は100人前後であろう。一気に100人を教えるのは難しいが、毎年20人ずつなら何とかなる。
 そうすると、事業を始めてから5年程度で売り上げ1000万円に達し、軌道に乗る。同時に、プレゼンテーションやコーチングの技術を覚え、実戦で磨いていく。そうなれば、5年後から、さらに毎年20人以上のユーザーと土地を確保し、200万円づつ売り上げを伸ばしていくことができる。スタッフを養成すれば、左団扇となる。
 さらに、農機具や種苗、肥料、農薬などの販売でも利益を上げることができる。知名度が高まれば、農業ビジネスの講演会も開ける。

 これまでも、農業以外たとえば工芸品、工業製品(陶芸、紙漉きなど)でも、同じようなことが行われてきた。しかしこれらが、ビジネスとして成功した話は、あまり聞かない。これらと異なるのは、農業の場合、ユーザーにとって、①土地の保有、②ある程度の出資(5万円/年)、③中長期にわたること、④できたものが確実に自家消費できること、などのメリットがある。

 もし自分に、農地と農業技術があれば、今からでも始めたい。高齢者の起業として、最適ではないか。

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 ただ、農地を不特定多数に貸与する場合、ややこしい規制が立ちはだかっている。そこにまた、行政書士にとってのビジネスチャンスが生まれるはずだ。

白山の花

砂防新道 オオハナウドH23.8.16
 加賀白山 砂防新道に咲く オオハナウド?(1昨年度)
この花は オオハナウドかと 虫に聞く(平成23年8月16日撮影)