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交通事故

 私たちは死ぬまでに平均で5回、交通事故に遭う

 昨日、福井警察署で、「福井地域交通安全活動推進委員協議会」の講習会があった。気が進まないのに、この恐ろしく長い名称の協議会に、酒の勢いで入ってしまった。これで、ずるずる5年目になる。辞めるなら、代わりを入れてくれと言われた。ブラック組織はどこにでもある。

 右折でパニック R2.2.21 自転車事故賠償金 R2.2.21 委員の仕事 R2.2.21

 講習は約2時間。
 昨年度、福井県の交通事故死者は31人、日本全国でも3215人と記録的に少なかったという。事故対策については、あおり運転、飲酒運転、高齢による判断力低下など、危険因子はいくらでもある。人間が運転する限り、事故はゼロにはならない。

 人口80万人の福井県は、毎年25000件の交通事故が発生している。1件当たり2人絡んだとすれば、16年に1回。計算上死ぬまでに5回、交通事故に遭う。
 ほんとは、新型コロナなんかよりよほど重大である。
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大災害のはじまり

 温暖化どころか大地震と津波、さらに致命的な酸素欠乏のリスクが高まっている
 
 とうとうこの冬これまで、自宅付近はまったく雪が降らなかった。代わりに必ず雨が降る。こんなことは、生まれて初めてである。一昨年の豪雪が嘘みたいである。街の生活は楽になったが、山に雪が無くなり、自然のダム機能が壊れる。
 夏の豪雨や平均気温上昇から見て、日本周辺が温暖化しているのは間違いない。
 温暖化で海水の蒸発量が増え、その分雨が半端なく増える。

 その温暖化の原因は何か。
 世界の平均気温とCO2濃度とは相関関係にある。化石燃料が原因だとする学者は圧倒的に多い。だが因果関係と相関関係は似て非なるものである。CO2が増えたから温暖化したのか、温暖化だからCO2が増えたのか。事実は誰にもわからない。
 本来、CO2が増えれば植物の成長が早まる。植物が繁殖すると光合成が進みCO2が減少する。
 うまくバランスするはずであった。

                燃え上がる

 間違いないのは、大気中にCO2が増え続けていることである。現在の大気CO2は0.04%で、増え方が加速している。これが0.1%になったら温暖化は加速し、0.5%になったら酸欠で呼吸困難になる。

 今世紀そろそろ、日本近海の火山活動が活発化する。合わせて、メタンハイドレートが一気に噴き出す。温暖化ガスとCO2が一気に増える。我々は、温暖化どころか大地震と津波、そして人類にとって致命的な、酸素欠乏のリスクが高まっているのである。

 たかが新型肺炎などで大騒ぎしているのが、ばかばかしい。新型肺炎は、我々年寄りが消えるだけのことである。

民主主義と人口

 今世紀中に巨大なモンスターが世界を牛耳る

 人口減少で悩んでいる日本や欧州を尻目に、世界の人口は着実に増えている。ひところ言われた極端な人口爆発は治まっても、今世紀末に100億人(現在72億)を超えるのは間違いない。増える地域は、南アジアとアフリカ。とくに、アフリカの増大率が大きい。いま世界の人口比13%のアフリカが、今世紀末には40%以上となる。

 そのアフリカに、久しく中国が食指を伸ばしている。戦後は、発展途上国としてアフリカの仲間だった中国が経済発展し、いまやアフリカ各国に、膨大な資金を背景としたインフラや教育機関を設立している。アフリカ各国のエリートは、中国の支援で教育を受け、やがてその国のリーダーとなる。もちろん、親中国の国がアフリカで乱立する。

               タヌキの勢揃い

 ただでさえ中国は、世界で存在感を増している。5G・情報化をはじめ、エネルギー、宇宙開発その他の科学技術分野では、すでにアメリカを脅かしている。まもなく軍事力も、アメリカに追いつく。

 その中国が、アフリカ諸国と一体化したらどうなるか。今世紀中に、アフリカと中国の人口を合わせると、世界人口の過半数を大きく超える。気が付いたら、巨大なモンスターが世界を牛耳っている。
 民主主義の「数は力」である。中国は世界で多数決を主張する。これではかなわない。

大災害の世紀

 これまであったことが、無くなることは絶対にない

 阪神大震災が起こったのは、25年前の今日未明であった。その後、東北や熊本などでも大地震が起こっている。つい最近では、フィリピンの火山が大噴火した。すでに日本列島を含む地殻が活動期に入っている。 
 あらためて「地学ノススメ(鎌田浩毅著)」を読み返してみた。地球内部では、鉱物・岩石が高圧・高熱状態で、複雑な動きをしている。地上で起こるいろんな災害は、地球そのものの構造に起因することが多い。

 図のように、地球は、内核(鉄の塊)、外核(融けた鉄)、下部マントル(少し硬い岩石)、上部マントル(軟らかい岩石)、プレート(地殻)から構成されている。
 プレートが移動して上部マントルに沈み込んでいくと、プレートに含まれた海水が上部マントルに浸透し、液体を含むマントルとなる。上部に移動することで圧力が低下し、マグマができやがて噴火する。日本列島の東、日本海溝や南海トラフは、プレートが沈みこむ位置である。そこから西に生まれたのが、日本列島の火山帯である。

 直接われわれの生活に影響する大地震や噴火は、このような地球の動作を解明することで、いずれ?正確に理論予想できるようになる(もちろん今はわからない)。

   図1 地球の中の胎動        図2 噴火のしくみ

 ではこれから、日本の地震、津波、噴火はどうなるのか。正確にはわからなくても、ある程度の幅を持った予想ならできる。
 鎌田氏の地震予想では30年以内に、首都直下型地震が70%、南海トラフを含めた東海地震が88%以上(2035年ごろ?)の確率で起こる。噴火に関しては、姶良カルデラ(鹿児島)、白頭山(北朝鮮)などで、着々と地下にマグマが蓄積している。

 30年以内に起こらなくても、50~100年以内には必ず起こる。これまであったことが、無いということは絶対にない。そんなことになれば、地球の胎動が大きく変化することを意味する。地球にとって、むしろそのほうが怖い。
 せめて今年のオリンピックが終わるまでは、大災害がないことを、ひたすら祈るしかない。
 逆に韓国では、日本の大災害を望む人がいる。 他人を呪わば・・・・・。 韓国も、他人ごとではないはずなのに。

日本海大津波

 日本海側に3.11並みの津波が来たら。再起不能に見舞われてもおかしくない

 今週のNHKは、4夜連続で、架空の東京大震災を扱う「パラレル東京」を特集している。必ず発生する首都直下地震のリアルを描いた番組である。同じ地震が起こっても、無人の砂漠と東京とでは、影響の大きさがまるで違う。

                最強の美浜原発 R1.17.10

 ただ、災害は地震だけではない。
 とくに地方では、地震より水害の方が被害は大きい。さらに河川の氾濫より津波被害の方が深刻なことは、東北大震災で証明されている。
 水害被害は、具体的にどこにどれだけ起こるのか。 

 国交省が「重ねるハザードマップ」を出している。全国各地で災害が起こったとき、簡単にどんな被害が予想されるかを示す地図である。ややこしい検索をする必要はなく、全国地図から、知りたい地域を拡大していくだけである。

 このマップによると、わが福井市街地では、想定最大規模降雨(1000年に一度)が起こったとき、3~5M高さの浸水が発生する。ただ、津波の被害は想定されていない。1000年に一度なら、日本海側にも大津波が発生する可能性がある。福井市街地の標高は、国土地理院のデータでは11.5mである。低いところは4~5Mしかない。これでは、10Mの津波が九頭竜川に沿って逆流したら、福井などひとたまりもない。津波発生は、地震による断層だけでなく、隕石落下も考えられる。

 もっと恐ろしいことに、福井市より標高の低いところが、全国の県庁所在地だけでも、24都市ある。25位の和歌山市が、8.7M。金沢が5.6M。県庁所在地の半分が、10Mに満たない。東北大震災のとき、直接津波がこなかった仙台の標高は、47Mである。盛岡市はじつに128Mもある。
 もし3.11並みの津波が、低海抜の都市に来たら・・・。いつ日本が再起不能に見舞われてもおかしくない。じつは東京はもっとも危ない。

 では、どんな対策をとればいいのか。
 各地に大規模原発施設をつくり、シェルターとして機能させるのが一番である。北朝鮮のミサイル防衛にもなる。

道路技術講演会

 主催者および受講者として、実績としてのアリバイが必要なのである

 原電見学会を含め、先週は3度の講習会を受けた。
 その一つが、私の専門分野のひとつ道路技術である。久しぶりの長時間講習である。内容はおもに、最近の災害多発を受けた道路防災についてである。聴講者は、響きのホールが満員になる250名。開始10分前に会場に入ったら、座る席がない。最後列で、映像の上半分が見えない席に着く羽目になった。


 まず、大西有三氏(京都大名誉教授)の、「AI・IOTを活用した最近の道路防災の取り組み」を聴いた。近年の、AI・IOTは、自動車運転の自動車だけでなく、道路技術においても導入されている。とくに道路の設計や保守・点検における画像処理の進展が目覚ましい。
 今のところは、人間の目を機械に置き換えるための、技術開発が中心である。
 距離や位置を正確に測定するためのセンサーや、それを効果的に移動させるためのアクチュエーター(ドローンなど)の発展が目につく。

 川本義海氏(福大所属)の「みち空間の未来像」では、道路のさまざまな可能性を論じていた。道路(街路)には、大きく分けて、交通機能と空間機能がある。この空間機能に着目し、道路を有効活用しようとする取り組みである。自動車と人とが共存する街路や都市公園のネットワーク化などの事例を検討した。
 ユニバーサルデザインの新たなステージについての説明もあった。

 福井県土木部長の大槻英治氏は、「防災先進県ふくいを目指して」の演題で、昨年2月の豪雪時の混乱と課題、今後の取り組みについての説明であった。的確に積雪状況を把握し、除雪指示が行えるための「見える化」と、その管理が重要である。

               大野 寺町 R1.11.04

 会場は暗くて貰ったレジメも見えない。学者やお役人の講演なので、スライド1ページに細かい字でびっしり情報を盛り込んである。これでは消化不良になる。
 もっとも、聴講者も県や市町の道路部門、民間の道路関係者らしく、私のような不満を言う人はいない。主催者および受講者として、実績のアリバイが必要なのである。私自身も、技術部門の資格維持のためのCPD(技術者継続教育)証明がなければ、受けなかった。

新幹線と人口減が日本を救う

 新幹線で全国を豊かにすることと、人口減少化で地方を豊かにすることは両立する

 藤井聡氏の「スーパー新幹線が日本を救う」と、藤波匠氏の「人口減が地方を強くする」という、なにやら正反対のような本を読んだ。

 前者の藤井聡氏は、東京~大阪のリニア新幹線開通こそが、日本復活の切り札だと主張する。さらに、日本中に新幹線のネットワークができることで、大きな相乗効果が生まれる。たとえば、金沢~敦賀が大阪に繋がれば、かって東京~大阪間にできた新幹線によって名古屋経済圏が生まれたような効果を北陸にもたらす。また、いま分断されている上越~長岡間に新幹線が通れば、福井・金沢・富山から長岡・新潟まで、日本機側に連なった経済圏ができる。

 四国を通す新幹線も同じである。本州と四国にかかる橋に新幹線が通れば、文字通り離れ小島のような四国が、本州と繋がる。道路は物流が主体であり、大量に人を運ぶ鉄道こそが、地域を結びつける。

                1日2本 Ri.6.26

 しかし、いくら新幹線ができても、日本全体の人口減は避けられない。とくにいまは、地方の衰退が問題視されている。
 一方の藤波氏は、どうすれば人口減少時代に地域の維持ができるかを提唱している。
 限界地域では、補助金などで、都会から若者・リタイア老人を呼び込もうしている。だがいっとき田舎暮らしにあこがれ、移住しても、永続しないことが多い。地域にまともな仕事がないからである。起業しても、地域で成功させるのは都会の3倍難しい。
 また、コンパクトシティは理想であるが、高齢者と同居したくないからか、現実はじわじわ住居は拡大している。

 そこで藤波氏は、人口密度の薄い地域において求められる事業を提唱している。何でも屋、よろずやである。これを、数少ない需要者に対し儲かる事業とするには、何でもできる人、多能工者が活躍するしかない(よろず相談でなく実施者である)。これに加え、AIと合わせた自動運転車や配達ドローンが現実的になれば、限界集落はなかなか消えない。いずれの場合も、運輸局や保健所など、事業上の許認可を大幅に緩める必要がある。
 そしてじつは、人口が減り密度が薄くなるほど、一人あたりの富は増える。その富を利用できるかどうかである。


 藤井氏の言う新幹線で全国を豊かにすることと、藤波氏の人口減少化で地方を豊かにすることは、なにも矛盾していない。お互いの豊かさでお互いを豊かにしていくことになる。
 もうあまり時間がない。このような社会の実現に向け、具体的な方策を早急に練る必要がある。

 だからいい加減、「桜を観る会」のスキャンダルを終わりにしたい。チマチマしたことで今の政権を追い払うのもいいが、つぎ何をするかを誰も真面目に語っていない。それこそ、中国ハニトラの思うつぼである。同時に日本政治の貧困さという大恥を、世界に晒している。

海洋プラスチック汚染

 トリチウム水の海洋放出なんかで騒いでいることが、とんでもなくあほらしくなる

 国連で演説した16歳のグレタさんが、環境問題を意識したのは、海に浮かぶ膨大なプラスチックごみの映像を見たことだと言っていた。現在世界中で、プラスチックは毎年4億㌧以上生産され、そのうち1700万㌧が海に流入しているといわれる。2050年まで累計すると、海に生息する魚介類の重さを超える。なにしろ、プラスチックは分解されにくいので、溜まる一方である。

 流出量が最も多いのは中国で、世界の1/4を占めている。続いてインドネシア、フィリピン、ベトナムと続く。これらの国から海に出たプラスチックごみが、海流に乗って日本の近くを通り、還流の集積所に向かう。つまり日本周辺は、世界最大のプラスチックごみの通過、沈殿、集積所となっているのである。

 中嶋亮太氏(JAMSTEC研究員)の「海洋プラスチック汚染」によると、有象無象のプラスチックごみはつぎのようなことから発生する。
 まず陸上や海の上からポイ捨て、ごみ処理施設や下水処理施設からの漏出、イベントでの風船飛ばしなども危ない。また農業で使うビニールや肥料カプセル、魚網や釣り糸の廃棄、道路粉塵など。毎年海上輸送では、1000個以上のコンテナが紛失している。さらに近い将来、廃棄された膨大な量のソーラーパネルが、路頭に迷う。なにしろ、ありとあらゆるところにプラスチックが使われている。

 ゴミの内容は、大型の漁具やレジ袋大のものから、5ミリ以下のマイクロプラスチック、それが分解され1μMより小さなナノプラスチックになったものも増えているという。これらは海流に乗って大洋の「集積所」に集まる。ただその前に、付着物によってほとんど海の底に沈んでいく。いろんなところで海の生物が食べ、それを人が食べる。

                人魚姫
 これらはどんな実害があるのだろうか。「海洋プラスチック汚染」によると、以下のような影響を生物に及ぼす。

①マクロ(大きな)プラスチック
 海鳥やウミガメなどが、レジ袋などプラスチックごみを食べることで、胃や腸が詰まり、死に至る。クジラやイルカなどの大型動物は、釣具や魚網などの大型魚具を呑みこんで、七転八倒している。わかりやすいので、繰り返し映像が流れる。

②マイクロ(1ミリ)プラスチック
 動物プランクトンやカキなどの貝、サンゴなどが、1㍉ほどのマイクロプラスチックを食べ、繁殖能力を落としている。また本来の食材を食べなくなって死に至る。日本近海には、世界平均27倍のマイクロプラスチックが漂っており、そのホットスポットとなっている。

③ナノ(0.001ミリ)プラスチック
 もっと小さい、μ大のナノプラスチックは、消化器官から循環器系に入り込み、さらに脳組織に蓄積する。これが魚介類に浸透し始めているという。もちろん、それを食べる人間に影響しないはずはない。おかげで「放射脳」など、脳のおかしくなった人が増え始めた。

④毒物の吸着
 海中のプラスチックは、これまで垂れ流したPCB、DDTなどの残留有機汚染物質を吸着する。これらも分解しにくい。ナノ・マイクロプラスチックは体積に比べ表面積が大きいので、より多くの毒物を集めて吸着していく。その濃縮した毒素を魚が食べ、それを人間がおいしくいただいている。さんまの大漁に喜んでばかりいられない。

⑤化学物質の影響
 プラスチックに含まれている各種添加剤(酸化防止剤、難燃剤、可塑剤、紫外線吸収剤、着色材、抗菌剤などの)化学物質が、本体から浸みだしている。むろんこれらも、生物にとっていいわけがない。残留モノマーは、発がん性や突然変異誘発性の危険性が指摘されている。


 なにしろ、これまで数億トンレベルの、膨大な量が海に流れ込んでおり、いまもなお毎年1700万トンが、海の中に流入している。すべてのものは、ある限度の量を過ぎると急激に毒に変わる。いくらなんでも、そろそろ限界である。
 これをみたら、トリチウム水の海洋放出なんかで騒いでいることが、とんでもなくあほらしくなる。プラスチックごみの影響は、「風評」でなく、まさに「実害」である。

                ゴミ袋
 さてどうすればいいのか。
 これまで流出したものは、ほとんどが海底や海溝に沈殿し、回収は極めて困難である。今の技術では不可能といってよい。また海面上に漂うマクロプラスチックのほんの一部は回収できても、マイクロ・ナノプラスチックとなると、これも難しい。

 放射能をたっぷり含んだ汚染水を海洋注入し、ガンマ線で分解することも考えられる。ただ福島にあるトリチウム処理水くらいでは、太平洋でゴボウを洗う程度の貢献しかできない。

 海底に沈んだと思われる、膨大なプラスチックごみは、今後どのような環境影響を与えるかわからない。それほど影響ないかもわからないし、今後の量的・質的変化によって、とんでもない環境影響をもたらす可能性もある。もしかしたら、温暖化問題より重要かもしれない。

 現実にできることは、これ以上海洋放出するプラスチックごみを少なくすることである。回収を確実にすることと合わせ、生産量を減らす。あるいは生分解性プラスチックに切り替えていく。いま人類にできることはその程度である。
 これではまた、グレタさんに叱られる。

日本の物質循環

 国内に限れば、従来型の大量生産~大量消費の経済活動は、着実に変わってきている

 環境白書では毎年、日本の物質フロー図を掲載している。
 図は、西暦2000年から15年経った2015年の物質フローである。
 第四次循環基本計画では、物質フローの「入口」、「循環」、「出口」に関する指標について目標を設定している。それぞれの目標年次は、2025年度である。各指標について、最新の達成状況を見ると、以下のとおりである。

①資源生産性(=GDP/天然資源等投入量)
 2025 年度において、資源生産性を49 万円/ トンとすることが目標(2000年度の約24.2万円/トンからおおむね2倍)。2016年度の資源生産性は約39.7万円/トンで、2000年度
と比べ約64%上昇した。しかし、2010年度以降は横ばい傾向である。

②入口側の循環利用率(=循環利用量/(循環利用量+天然資源等投入量))
 2025年度において、循環利用率を18%以上とすることを目標(2000年度の約10%からおおむね8割向上)。2000年度と比べ、2016年度の循環利用率は約5.4ポイント上昇。しかし、近年は伸び悩んでいる。

③出口側の循環利用率(=循環利用量/廃棄物等発生量)
 2025 年度において、出口側の循環利用率を47%以上とすることを目標。(2000年度の約36%からおおむね2割向上)。2000年度と比べ、2016年度の出口側の循環利用率は約7.5ポイント上昇。しかし、近年は伸び悩んでいます。

④最終処分量(=廃棄物の埋立量)
 2025年度において、最終処分量を1,300 万トン以下とすることを目標(2000年度の約5,600万トンからおおむね8割減)。2000年度と比べ、2016年度の最終処分量は約75%減少した。

 物質フロー2000~2015年

 これをみると、日本の物質循環効率は、2000年度に比べ、大きく向上している。主な要因は、「総物質投入量」が、21億㌧から16億㌧に減少していることである。輸入資源が3~5%減。それより国内資源が11.3億㌧から5.8億㌧と、半分近くに減少している。
 つまり、ムダに物質資源を使わずに循環している。
 森林資源(年間1億トン)などの問題はあるが、従来の、大量生産~大量消費の経済活動は、着実に変わってきているのではないかと思う。

 一方で、国内の資源消費型(環境破壊)のところを、途上国に移行している可能性が大きい。つまり輸入製品が伸びている。全体から見た割合は少ないが、製品をつくるにはその100倍以上の資源を浪費する。その場合は、かえって地球規模では悪化している。国内の修復ビジネスが伸びてきたと考えるのはまだ早い。

台風の影響

 ラグビー台風も災害と同じで、しばらくすると忘れてしまう

 国交省は、こんどの台風19号大雨によって、関東以北7県の47河川66カ所で、堤防決壊を確認したと発表した。堤防を超えた河川も、国管理で22河川、都道府県管理で194河川にも及ぶ。その他、土石流やがけ崩れなどの土砂災害は、140カ所にもなった。確認された死者は60名を超えた。
 洪水による浸水は、東北大震災の津波に匹敵するのではないか。

 濁流の浸水で始末に負えないのは泥である。福井豪雨や東北大津波では、建物内にびっしり詰まった汚泥の除去が、きわめて困難であった。ひたすら人力での泥掻きしかない。むかし1日でへとへとになった。膨大な人手と時間を要する。それに、泥が詰まったまま乾いてしまったら、目も当てられない。さらに数倍の人手を要する。泥掻きはここ1~2か月の勝負である。
 まさにボランティア、とくにじじいの決死隊の出番である。「まずまずに収まった」と言う2階氏を批判する暇があるなら、みんなで泥掻きに行ったらどうか。

               泥まみれの大根 H28.11.20

 洪水被害は、あらかじめ分かっていたのに、防げなかった。どんなものも、攻撃より防御は100倍難しい。完璧に防ごうと思ったら、景色が変わるくらいの堤防建設が必要になる。それこそ日本が日本で無くなってしまう。これからも、ある程度の被害は覚悟しておくべきである。

 そして、日本のプロスポーツ界の台風は、ラグビーである。秋風ともに日本に上陸し、猛威を振るい始めた。ルールを知らずに試合を見ても、その力強さと迫力に熱くなる。つぎつぎと強豪に競り勝つところが日本中に感動を与えた。迫力はサッカーの比ではない。プロ野球日本シリーズやサッカーワールドカップ予選など、めっきり影が薄れてしまった。

 もっとも、ラグビー台風も災害と同じで、しばらくすると忘れてしまうのであろうか。

災害とスポーツ

 これだけの台風被害の中で、満員の観客を集め試合できるのは日本の底力である

 台風19号の被害が、次第に明らかになってきた。21の河川で24か所もの堤防が決壊、堤防を越えた濁流もあり、広範囲に家屋や田畑が水没した。いくつかの橋が破壊され、線路や道路が寸断された。新幹線の車両も水没し、北陸新幹線は当分動けない。今のところ、死者行方不明者は50名で、まだ全容が明らかになっていない。近年にない、甚大な被害である。

 そして近年、確実に、大型台風が日本を襲う頻度が高くなってきた。今年もあと一つか二つ来る。さらに冬になれば昨年のような豪雪被害の恐れがある。地震や噴火はいつ発生するかわからない。もちろん隣国の嫌がらせや、ミサイルの脅しは日常茶飯事である。
 このような状況では、いくら備えがあっても間に合わない。災害や災難は、必ずその隙をついて襲ってくる。
 われわれは、あきらめるしかないのか。

                悪霊の憑いた放射脳患者のお祓い

 しかしいいこともある。こんどの洪水で、原発事故で集められ野積みされていた除染土が流されたという。放射脳患者は、狂ったように騒いでいる。だがもともと除染土といっても、人体に害があるはずがない。うるさい人がいるから集めておいただけだ。しかもかなり線量が低下している。それが行方不明になったので、管理の手間が減った。できればいま問題になっているトリチウム水も流れてくれれば、ややこしい問題は解決したのに。

 そして開催が危ぶまれていた、日本対スコットランドのラグビー試合で、日本が勝利し、はじめてベスト8に進出した。日本チームは、格上の相手に決して引けを取らなかった。スキルはともかく、気力が上回ったのだと思う。まちがいなく、被災者の怨念が乗り移ったのである。

 さらに14日は、ラグビー以外にも、プロ野球CS戦も2試合行われた。競馬もあった。関東以北を襲ったこれだけ甚大な台風被害の中で、満員の観客を集めて試合を開催できるのは、日本の底力である。これなら核武装できる。

台風の爪痕

 こんな状態でラグビーの試合をしたら、被災者の怨念が選手たちを呪い殺す

 昨日から日本の中枢を襲っていた台風19号が、ようやく太平洋側に抜けた。私の住居は台風中心から300キロ以上離れており、目に見える被害はなかったようである。それでも一晩中風雨の音に悩まされた。なにか吹き飛ばされたかもしれない。

 こんどの台風は、日本最大の人口密集地を直撃した。まともに通過した地域は、相当な被害が出たはずである。一晩で1メートルもの雨が降ったら、それこそ堤防が持たない。上流のダムが放流すれば、流域はただでは済まない。あちこちで堤防が決壊し、浸水地域は広範に及んでいる。いまのところ、死者・行方不明者15名となっているが、とてもそんなもので終わりそうもない。

 こんな状態では、今夜のラグビー(日本対スコットランド)の試合は無理であろう。決勝リーグも厳しい。もし行ったとしても、被災者の怨念で選手たちは一生祟られる。たかがラグビーである。なんなら日本チームが棄権して、スコットランドに勝ちを譲ったらどうか。そして金輪際、かのチームとは関わらないほうがいい。どうもスコットランドチームは韓国と似ている。

               雷神 R1.9.07

 さらに今後は、増大している外国人観光客に対する対応が必要である。彼ら自身が直接災害に遭う。避難先や移動手段の確保も必要である。そのためには、日本の住民自身が確実に災害に対応できる国でありたい。不謹慎であるが、何もない平穏な地域より、ときどき災害のある方が緊張を保てる。対策さえしっかりしておけば、被害は最小に抑えられる。

 もともと日本は、自然の洪水作用を封じ込めた地盤が多く、想定以上の雨が降ればひとたまりもない。そのような地域は地震にも弱い。温暖化により、降水量はどんどん増える。洪水だけでなく、暴風、地震、津波、噴火など、日本では災害のない場所や年はない。その上、ミサイル落下も目の前に迫っている。そういえば、昨日夜8時ごろ緊急地震警報が出た。あのとき大地震でも起こっていたら、それこそ目も当てられなかった。

 したがって、防衛費と合わせ、毎年インフラ整備に50兆円規模の国家予算を捻出する。これが軌道に乗れば、強い日本が復活する。

台風とラグビー中止

 人々の不幸を尻目に、たかがラグビーの順位にこだわるのは見苦しい

 台風19号が、まもなく日本の中枢を直撃する。地震と異なり台風は、その大きさと進路が、数日前からほぼ予想される。それにもかかわらず、被害を防ぐことはできない。こんどは戦後最大クラスの台風直撃で、移動スピードも20㌔とゆっくりである。被害のでないはずがない。

 できることは、被害を少なくすることである。不安定な仮設の建造物は撤去するか、強固に固定する。列車や飛行機など移動するものは、被害に遭いやすい。人々の集まるようなイベントは避ける。屋外のディズニーランドだけでなく、屋内行事も避けるべきである。じつは昨日の朝、親戚が亡くなった。参列者の移動を考え、通夜を13日に伸ばした。

               風神 R1.9.07

 一方で、12日のラグビーが中止になったことで、自国チームに影響する海外メディアから批判が出ている。中止=引き分けとなり、リーグ敗退が決まるスコットランドも、試合継続を強固に主張している。

 だが中止は仕方がない。たかがラグビーである。そんなもののために、多数の犠牲者が出たら目も当てられない。賄賂を押し付けられた関電経営者と同じで、運が悪かったと思いあきらめるのが潔い。そもそも中止は、ルールに則って決められたはずである。

 それでなくとも、甚大な被害が目に見えている。今度の台風では、まちがいなく少なくない犠牲が発生する。いくらワールドカップだろうが、人々の不幸を尻目に順位にこだわるのは見苦しい。私がスコットランドチーム監督なら、勝負より被災地への慰問計画を立てる。間違いなくそのほうがラグビーの歴史に残る。 
 少なくとも、抗議するのは、台風の犠牲を見極めてからにすべきである。

 日本チームにとっても、カミカゼかどうかは、これも歴史が決める。
 とにかくいまは、被害が最小におさまるよう祈るだけ。

モーニングショーの処理水論争

 北朝鮮のドローン攻撃でタンクが破壊され、処理水が溢れだせばすべて解決する

 今日の「羽鳥モーニングショー」で、福島処理水についての放送内容はひどかった。
 いつもながらレギュラー玉川徹氏による、批判だけの無責任コメントは、聞くだけで血圧が上がる。青臭いガキの主張である。それ以上に憤慨したのは、西尾正道氏なる放射能「専門家」が、やたらトリチウムの危険性を吹聴していたことである。

 突っ込みどころ満載で、とてもまともな見識がある人とは思えない。玉川氏と異なり一応「専門家」だけに、知らない人は信じこんでしまう。
 たとえば西尾氏は、以下のようなことを口走っていた(は、私の反論)。

                妖しい口
 
〔西尾〕;福島第一は周辺だけでなく、地下深くにまでコンクリートで全面ブロックし、地下水の発生を食い止める。その後、空冷にして汚染水の増大をなくす。

現在のところ、想像できないくらいの難工事であり、とても見積もりできない。できたとしても、工事やそこに至るまでに相当な障害が予想され、100人単位での死者や病人が発生する。風評だけの海洋排出に比べ、直接人命を損なうことはすべきでない。


〔西尾〕:トリチウム元素は、人体細胞に取り込まれ、内部被ばくの原因になる。

すべて濃度の問題である。トリチウム以外に、自然界の放射性物質はごまんとある(むしろトリチウムはベクレルあたり影響は極めて小さい)。もともと我々の人体には、自然状態で別の放射性元素(カリウム)が、一人当たり4000ベクレル取り込まれ固定化されている。トリチウムは、そのほんの一部に過ぎない。人体には60兆もの細胞があり、水素原子はその100億倍もある。そのうちほんの一部、いくつかがトリチウムに置換されても、まったく問題ない。我々は放射線のない日常生活のなかでさえ、その何万倍もの遺伝子を破壊している。むしろ、危険だと脅かされる精神負担で増大する活性酸素や免疫の低下が、人の遺伝子を破壊する確率のほうがはるかに大きい。


〔西尾〕:日本で原発が稼働し始めてから、がん患者が2倍に増えた。

がん患者が増えたのは、寿命が延びて(がんになりやすい)高齢者が増え、あるいは診断技術の進歩で、それまで発見されなかったがんが見つかるようになったからである。むしろ原発が稼働しはじめてから寿命が伸びたと考える方が自然。


〔西尾〕:原発周辺はがん患者が多いという論文がある。

そのような論文をつくる人は、反原発者であって、自分が見たいものしか見ない。有意に統計をとっており、疫学的に、とても専門家の査読に耐える論文ではない。反対の論文もたくさんある。


〔西尾〕:泊原発の周辺海域では、海水温度が0.3度上昇していた。原発は、温暖化ガスは出さないが、直接地球を暖めている。

原発だけでなく、すべてのエネルギーは最終的に熱になる(エントロピーの法則)。地球温暖化が問題なのは、化石燃料などが温暖化ガスを放出し、地球に溜まった熱を逃がさないからである。温暖化の(常識とされている)メカニズムを、まったく理解していない。


 出演していた澤田哲生氏(原子力専門家)が、これら西尾氏のインチキ発言に対し、まともに反論しなかったのは不思議であった。TV局に封印されていたとしか考えられない。こんな人たちを、専門家として起用する番組があるから、いつまでたっても、差別や風評が無くならないのである。

                猪コレラ
 
 ではどうしたらいいか。
 まず前に書いたように、処理水を有価物として販売する。「汚染水」、「処理水」と言うから嫌がるので、「イオン水」とする。飲料可能な温泉水として売り出せば、一石二鳥になる。

 これに対し放射脳患者は、必死の抵抗を試みるに違いない。営業妨害をものともせず、力づくで販促活動を妨げようとするはずだ。内乱が起こり、死人が出るのは好ましくない。

 それなら最後の手段がある。
 北朝鮮を挑発して、福島処理水あたりにミサイルを撃ち込んでもらうのである。あるいは、サウジアラビア製油所攻撃で見せたドローンのほうが効果的であろう。追随できないから迎撃は不可能である。タンクが破壊され、処理水が溢れだせば、すべて解決する。
 しかも格好の北朝鮮攻撃の理由づけにもなる。これも一石2鳥。放射脳患者がいくら地団太踏んでも、「覆水盆に返らず」である。風評損害は北朝鮮に請求していただく。
 公共の電波が欺瞞とフェイクにどっぷりつかっていては、尋常の手段では解決しない。

                守り神

 そもそもトリチウムは、宇宙線によって地球上で毎年7京ベクレル発生している(もちろん太陽活動で増減する)。そのため地球上には、半減期12年のトリチウムが127京ベクレル存在している。それに対し、福島第一の処理水120万㌧のトリチウムは、全部でたった1000兆ベクレルで、ほんの誤差の範囲に過ぎない。一度に全部流しても、自然界はうんともすんとも言わない(外国は毎年、その何十倍も出している)。こんなつまらないことで、日本人は大騒ぎしている。
 トリチウム処理水に限らず、原発に反対する人は、日本だけでなく人類の未来を破壊しようとしているとしか思えないのである。

台風17号とテロ

 日本の核保有に反対する人は、日本人の命を疎かにしているとしか思えない

 今日、台風17号が我が家に最接近した。
 30年前の、「リンゴ台風」と同じコースをとっている。風台風である。あのとき地元では、夕刻から真夜中にかけて、暴風が吹きまくった。21時過ぎ車を運転して帰宅途中で、吹き飛んだ看板に車の屋根を直撃され、天井の板金部分が凹んだ。窓ガラスなら砕け散っていた。
 翌朝の通勤途上、道路わきを見ると、田園に建てられていた広告看板がことごとくなぎ倒されていた。見事なものである。取引先のある会社は、2階のガラス窓が割れて暴風が吹きこみ、室内がめちゃくちゃに散乱していた。

 今回は幸い自宅付近では、大した被害はなかった。屋根を吹き飛ばされたところもなかったようだ。千葉での暴風被害に比べ、格の違いを見せつけられる。

               台風17号

 日本海側では、台風より北朝鮮テロの方が脅威である。
 今朝の福井新聞1面トップには、今年5月から発射されていた北朝鮮新型ミサイルについて、「日本、複数回探知できず」「低高度理由 韓国は成功か」のタイトルが躍っていた。

 このような防衛上の機密が紙面を飾るのは腑に落ちない。それに紙面では、GSOMIAの継続を匂わせている。記事を書いた人の「見たいものしか見えない」意識が書かせた可能性もある。

                 無題

 そもそも、もはやミサイルの時代ではない。サウジアラビアの製油所攻撃では、みごとにドローン攻撃の有効性が実証された。一発100万円のドローン攻撃を受けたら、いくらGSOMIAでも感知できない。感知できたとしても、何億円もの迎撃ミサイルで落としていたら、あっというまにスッテンテンになる。

 したがって日本は、本気で核保有に進まなければならない。核実験なしの張子の核で充分である。大規模攻撃を防ぐためには、それしかない。日本の核保有に反対する人は、日本人の命を疎かにしているとしか思えない。

福島第一原発処理水

 処理水は費用をかけて流そうとするから問題になる。有料で販売すれば立派な有価物である

 松井大阪市長は、福島第一原発で増え続ける処理水について、「科学が風評に負けてはいけない」と述ベ、あわせて「大阪湾で海洋放出に協力したい」と語った。数年前に東京豊洲市場の土壌汚染問題でも、移転を渋る小池知事に対し、石原元知事が「科学が風評に負けるのは先進国ではない」として、最終的に移転が実現したことがある。

 この処理水は、現在120万㌧がタンク貯蔵され、毎日170㌧発生している。処理水の海洋放出を巡っては、原田前環境大臣が、「海洋放出しか道はない」と語っている。だがそのあとで、後任の小泉環境大臣が、「これまでの苦労をさらに大きくしてしまったなら、大変申し訳ない」と、前任者の発言を詫び、収拾がつかなくなってしまった。

 松井市長の発言は、この小泉大臣の「ポエム発言」に注文を付けたものである。小泉大臣が、松井市長の言葉に応じなければ、彼もめでたく「ルーピー大臣」に成り下がる。
 この件については、私も松井市長の発言を強く支持する。

                清い水 R1.6.25 

 そもそもこの処理水とされているタンク水は、(おかしな人たちが騒いでいるだけで)何ら問題がないことはわかっている。いくらかセシウムが混じっていても関係ない。、ストレートに流すのはもったいない。その前に、人間様が飲んだらどうか。すくなくとも市販の缶コーヒーやコーラなどより安全である。120万トンなら、日本人一人当たり、10㍑である。一気に飲み干すこともできる。ジュースや水割りにすると絶妙な味がする。あとは下水に流れるから、下水汚染が浄化される。
 あるいはラジウムイオン水として、温泉に有効利用することも考えられる。各地に新たな健康ラドン温泉が出現し、人々の集積場になる。

 処理水は、費用をかけて流そうとするから廃棄物とされ問題になる。有料で販売すれば、立派な有価物である。1㍑10円なら、タンクの在庫ぶんで120億円、プラス毎日170万円の収入になる。1㍑100円ならその10倍である。

 万一毒性があったとしても、薄めればまったく問題ない。なぜなら、世の中のすべての物質は毒であり、人体への影響の有無は、その濃さの程度に尽きるからである。薄めてダメなら、すべての物質を人間世界からなくさなければならない。人間つまり生物はすべからく、毒と栄養のバランスの中で生かされているだけなのである。

台風15号被害の教え

 われわれは、災害に強い送電網と発電システムを確保しなければならない

 千葉県を中心に、台風15号の被害がようやく明らかになってきた。
 断線による大規模停電で、台風通過から1週間経っても、10万戸以上で停電が続いている。東電は、電力各社に応援要請しているが、復旧は今月一杯かかるという。断水が続いている地域もあり、日常生活に深刻な影響が出ている。

 この台風は、9月9日早朝千葉県に上陸し、午前中には太平洋側に抜けていった。台風につきものの集中豪雨や高潮被害がほとんどなく、河川の氾濫や地震による家屋倒壊、土砂崩れも起こらなかった。亡くなったのは、強風で煽られた高齢者が1~2名であった。

 そのため被害状況がはっきりしなかった。強風と言えば、30年前、日本海を通過した台風が日本海側の各県を襲った。看板がなぎ倒され、青森では収穫前のリンゴが大量に落下。ただ不思議と家屋の被害はそれほどでもなかった。停電もなかった。毎年猛烈な台風が通過する沖縄でも、暴風過ぎれば、なにごともなかったように動き出す。しかも昨年大阪を襲った台風21号(915hpa最大風速55M)に比べ、やや弱い台風(960hpa最大風速48M)であった。

               風神 R1.9.07

 しかし今回、まったく被害様相が異なることが明らかになってきた。送電網の破壊による大規模停電である。1~2日で復旧するとみられていた停電が、数日経っても回復しない。ようやく被害状況が知られるようになったと思ったら、大きな送電鉄塔が倒壊、また電信柱が2000本も倒れている。倒木や吹き飛んだ屋根も多く、それが電線と絡まってにっちもさっちも行かない。
 停電なので、連絡もままならない。自治体でさえ状況がわからないのだから、電力会社や報道機関、まして政府が被害の深刻さを把握できるわけがない(後付けで批判するのは見苦しい)。

 すなわち今回は、BCP(事業継続計画)でもっとも重要な、被害情報の把握がまったくできなかったのである。直接の人的被害がなかったから安心したのであろう。自治体をはじめ関係機関は、強風被害を甘く見ていた。災害と言えば地震と水害だと思っていた我々も、考えを改める必要がある。


 とにかく今回の災害で、電気の大切さを身に染みたはずである。昨年の福井豪雪で流通がストップしたときは、停電にならなかったのでパニックを防ぐことができた。電気は現代人の命そのものである。「電気より命」などという妄言者は、恥を知った方がいい。
 われわれは、災害に強い送電網と発電設備を確保しなければならない。

                才女

 ではどうするか。
 送電網を強化するには、日本中の電線を地中に埋める。そのうえ小型発電所を分散させる。時間はかかるが、防災(核)シェルターの建設と合わせ地道にすすめていくしかない。
 発電設備では、火力発電やソーラー発電を減らす。この2つは災害に弱い。たとえば富士山噴火などで大量の火山灰が噴出したら、まったくお手上げになる。火力発電は周波数変動にも弱いし、今の中東危機のごとく海外資源がストップしたら干乾しになる。

 したがって、これから必要になるのは小型の原発である。これを各市町に配置すれば、災害に強いだけでなく、持続的に安定したエネルギー源を確保することができる。宇宙船地球号の住人は、圧倒的にエネルギー密度の高い、核エネルギーを活かさないわけにはいかないのである。

踏切脱線事故

 踏切があって、さらに人の裁量に頼るようでは必ず事故は起こる

 京急線の踏切で立ち往生していた13トンのトラックに、快速列車が衝突して30人を超える死傷者が出た。快速列車は時速120キロ近くのスピードが出ていた可能性があり、トラックとぶつかったあと、数十メートルも引きずったという。トラックはまもなく炎上し、運転手は亡くなった。

 直接の原因は、トラックが、線路と平行している狭い道から踏切で右折しようとして曲がり切れず、踏切内で立ち往生してしまったからだという。だれも、非常停止ボタンを押すことがなかったため、列車の急ブレーキが間に合わなかったらしい。

               機関車 H29.12.19

 悲惨な事故であるが、踏切がある限り、一定の確率で必ず事故は起こる(新幹線の重大事故がないのは、踏切がないからである)。自動車も、交差点での事故は54%で最も多い。列車の場合、踏切障害は1/3程度であるが、いったん事故が起これば大ごとになる。今回の事故でも、快速列車がトラックとぶつかった後、反対方向の列車にぶつかったら、それこそ目も当てられない事故になる。

 踏切をなくすことができなければ、安全対策をコツコツ進める以外にない。
 そもそも人間の裁量をあてにするようでは、必ず事故は起こる。人間様は必ず間違う。訓練もせずに、人が非常停止ボタンを押すのに頼ることは非常に心もとない。

 その観点から、一般車両ですら自動ブレーキが普及したのに、京急線のような大都市の踏切で、自動停止装置がないのが不思議であった。遮断機の下りた踏切で、トラックのような大きなものがあれば、警報と自動停止くらい簡単にできる。今回、遮断機が下り立ち往生した時点で警報信号を発したという情報もあるが、列車が止まれない警報では意味がない。

 自動ブレーキも、高齢者の事故が問題になって、ようやく装備されるようになった。これからは、年寄だらけの社会になるのだから、IoT化は安全対策にこそ最優先しなければならない。

油の流出

 前向き提案をせず批判ばかりする人こそ、この国にはいないほうがいい

 大雨による冠水によって、佐賀県の自動車部品工場から大量の油が流出し、周辺に甚大な影響を及ぼしている。油は鉄製品を焼き入れするための「クエンチオイル」で、およそ50,000㍑が流出したという。周辺の住宅では、部屋の床や壁面、家具、家電、車などあらゆるものに油がしみ、さらに近隣で稲作など栽培中の農地も、壊滅的な打撃を受けている。

 油流出と言えば、25年前福井の三国沖にロシアタンカーが座礁したときは、6,000,000㍑の重油が流出した。多くが越前海岸に流れ着き、延べ30万人ものボランティアを含め、人海戦術で5名の過労死も出た。数か月後、一通り回収が終わっても、海岸は真っ黒であった。
 だが自然の修復能力はものすごく、数年のうちには、ほぼきれいに回復していった。

 また昨年の2月、東シナ海で11万㌧の原油を積んだタンカーが、衝突・沈没した。汚染物質が大隅諸島付近に到着し、そこから黒潮に合流し、日本中の海岸が汚染される恐れがあった。この漂着物は、沖縄県の島々で確認されたが、想定したほど被害は発生しなかったようである。流出油分の揮発性が高かったことや、漂着の当初から島の住民や自治体など、自主的な除去作業が大規模に行われたからであろう。

              ダイビング禁止

 今回の佐賀油流出場所は、人里の真ん中である。量は少なくても、影響は海岸とは比較にならない。30年前にも同じ工場で流出事故があったということで、流出元はかなりのバッシングに遭っている。
 もとより流出元は、大きな責任を感じているはずだ。
 沈没したロシアタンカー船長は、救助を拒んで、自ら死を選んでしまった。東シナ海の事故では、船に乗っていた人は事故死してしまった。

 今回の佐賀工場流出事故も、メーカーを叩いて(補償金は吊り上がったとして)根本問題が解決するわけではない。これからも必ず油流出事故は起こる。東北大震災時にも、(原発事故に隠れた)相当量の油が流出した。予想される南海トラフ地震では、さらに膨大な油が散乱する。

 これらは、とても人の手におえるものではない。
 自然の修復力が待てないのなら、日本中が知恵を出し合うべきである。前向きな提案をしないで、やたらと批判ばかりする人こそ、この国にはいないほうがいい。

脆弱なネット環境

 電子マネー市場は、詐欺集団の壮大な草刈り場になるか

 先日、自宅のインタネットが、突然通じなくなった。
 心当たりと言えば、2日ほど前、新しいルータ(親機)に交換したばかりである。そこでまず、そのルータとその接続器設定に異常がないか調べた。と言っても、電源を入り切りしたり、再起動するだけである。いろんなボタンがあり、ひとつづつ試してもさっぱり治らない。

 10時からお昼過ぎまで、汗だく悪戦苦闘したあげく、ネット接続サービス会社に電話。そこでようやく、回線のトラブルと判明した。先ほど復旧したらしい。
 ところが、ルータ設定をいじったためか、まったくつながらない。その後も泥沼の格闘して、ようやくつながったのは、夕方の5時過ぎであった。何のことはない、WSPボタンを押す時間をやや長くしただけである。こんなバカなことで、一日を棒に振ってしまった。

              銀行博物館 H31.3.16

 考えてみれば、われわれのネット環境は、こんな脆弱な装置に支えられている。回線や装置の中身は、ほとんどの人にとってブラックボックスである。異常が発生しても右往左往するだけだ。目に見える異常でなければ異常として認識されない。ほんとの悪魔は、だれにも知られず潜んでいる。

 私のように、大した情報やお金を管理しなくても大騒ぎになる。大きなお金や情報を管理している組織は、ほんとに大丈夫なのか。電磁波攻撃でもあれば、ほとんどのデータが壊れる。あるいは金融機関では、知らないうちにお金が流出しているかもしれない。密かに無くなっていたら、目も当てられない。仮想通貨の巨額流出事件や、セブンペイの支払いトラブルは氷山の一角であろう。
 電子マネーは、だれも知らないうちに、詐欺集団の壮大な草刈り場になるような気がする。