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 ・ものづくりの優先順位 ・トヨタ方式の実践 トヨタのカタ③ ・トヨタ方式の内容 トヨタのカタ② ・トヨタ方式を書いた本 トヨタのカタ① ・冬タイヤ交換作業 ・日産のISO9001抹消 ・質の低下は新聞も同じ ・製造業復活の障害 ・大手製造業の凋落 ・日産の検査問題 ・オスプレイの運用 ・テクノフェア ・ものづくり地域戦略 ・7つのムダから3つのムダ ・ものづくりインストラクター ・検査の目的 ・何でもできる② ・何でもできる(27年11月16日) ・料理の順番(27年11月9日) ・ムダと効率(27年9月4日) ▼もっと見る

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カテゴリ: ものづくりのエントリー一覧

  • ものづくりの優先順位

     なにひとつ気を抜くことができない真面目な経営者ほど、ノイローゼになる 製造業では、古典的にQCDすなわち、品質(Q)、コスト(C)、納期(D)を重要視してきた。もちろん、この3つを外したものづくりはできない。だが、近年はこれに加えて、S・Lが重要視されるようになった。すなわち、安全(S)と法令順守(L)である。 いまや「安全な製品を安全につくる」ことは、企業が存続できる大前提である。 だが、これは簡単そう...

  • トヨタ方式の実践 トヨタのカタ③

     改善の内容をアドバイスするのでなく、現場の人々が自分たちで改善できるように 前回の「トヨタのカタ②」の意図するところを、私の体験を踏まえて述べてみよう。 私がトヨタ方式に興味を持ちはじめたのは、大手の眼鏡枠製造会社に勤務していた、30代のころである。ほとんどの国内眼鏡枠製造業は、多品種少量型であるにかかわらず、大量生産型で旧態依然のものづくりを踏襲していた。設備配置は、典型的な機種別配置で、トップ...

  • トヨタ方式の内容 トヨタのカタ②

     以下、「トヨタのカタ」に記述されたおもなポイントを列挙してみよう。①トヨタの重要な側面は目に見えない(自然に身についているため、幹部でさえうまく説明できない)②カンバン、セル生産、あんどんなど、具体的な生産手法がトヨタのパフォーマンスではない③特別な努力をしたり、改善運動のような定期的改善やイノベーションだけに頼ると、組織の脆いシステムを覆い隠す④トヨタのカタは、常にターゲット状態を設定し、継続的な...

  • トヨタ方式を書いた本 トヨタのカタ①

     トヨタの優位性は、改善と適応のための組織的ルーティンである 久しぶりに、2冊ものづくりの本に目を通した。いずれも、トヨタ方式をベースとした生産性向上のための書籍である。ひとつは、日本のものづくりの権威である藤本隆宏氏(東大)が監修した「ものづくり改善入門」。もう一冊は、マイク・ローザ―氏(リーン生産コンサルタント)の「トヨタのカタ」である。 前者は、昨年から福井でも実施されている、「ものづくりイン...

  • 冬タイヤ交換作業

     ものづくり日本を復活させるためには、タイヤ交換を自分の手で行うことである また、雪の季節が来た。降雪の前に、乗用車のタイヤ交換が必須となる。雪道では、冬タイヤでなければ空回りして動けない。滑ってぶつかることもある。 乗用車で移動せざるを得ないわれわれにとって、タイヤの交換どきが悩みとなる。 早すぎると、冬タイヤをムダに摩耗させる。車の燃費も悪くなるし、乗りごこちもよくない。遅すぎると、厳しい寒空...

  • 日産のISO9001抹消

     ISOは、不必要なルールを見直すことで、継続的な改善を求めている 日産の無資格検査問題が発覚したことで、「ISO規格」の審査機関が、日産の国内全6工場の国内向けの生産に関する認証を取り消したという。神戸製鋼所も審査機関が入って再審査しており、この会社も取り消される可能性がある。 さすがにここまで大事になれば、審査機関もメンツにかけて対処せざるを得ない。 ヤフーニュースのネットコメントでは≪問題発覚して...

  • 質の低下は新聞も同じ

     検査で高品質が保証されるわけではまったくない         どの組織も、検査の主要機能である「異常のフィードバック」ができていない 一昨日(10月31日)の福井新聞社説では、『揺らぐものづくり大国~現場力どう再生するかだ』と題し、日産や神戸製鋼の「検査偽装」について取り上げていた。 記事では、出荷検査や検査データの改ざんを、『言語道断だ』、『悪質極まりない』と筆を極めて非難。現場力の再生のため『人...

  • 製造業復活の障害

     日本が国力を増すためには、原発と高速増殖炉の推進が不可欠である 円安傾向が続き、近隣アジア諸国との賃金格差が縮まっている。20年前進出した中国は、日本人の1/10の人件費であった。その後日本の労働者の賃金が下落を続けた一方、中国は年率10%の賃上げを続けている。今ではほとんど差がなくなってきた。生産コストも逆転しつつある。 したがって、中国に進出した企業のいくつかは、日本に戻ろうとしている。中国企業が...

  • 大手製造業の凋落

     本腰を入れて再発防止策をやるかどうかに、再起がかかっている 神戸製鋼所における、アルミ・銅製品の品質データ改ざんが発覚し、企業イメージを損なう大問題になっている。納入先は500社に及び、素材産業だけに影響の広がりは甚大となる。自動車ドア、H2Aロケットや国産ジェット機の部品、自衛隊装備品など、幅広く使われ、アメリカ自動車メーカーや、航空機大手も影響調査を始めたという。 この問題発覚の前には、日産でも不...

  • 日産の検査問題

     品質は工程でつくる。余計な検査を定めた運輸省の規制の見直しが必要 日産自動車で、認定されていない検査員が完成車検査を行っていたという事実が発覚した。自動車メーカーは、あらかじめ認定した従業員が出荷前に「完成検査」を行う。これは道路運送車両法や関連の実施要領などで定められている。それに対し日産では、認定されていない「補助検査員」が一部の検査を行っていたという。 つまり運輸省規制によって、認定された...

  • オスプレイの運用

     軍事運用しているうちに事故を経験し、そのノウハウを蓄積するのが文明人 北朝鮮情勢や尖閣危機が増大しているなかで、対抗手段の一つであるオスプレイに対する反対運動がヒートアップしている。(工作員にとって)タイミングよく、海外のオスプレイで死亡事故が発生したからである。 事故と言えば、昨日(17日)、山口県の海上自衛隊岩国基地で、訓練中のヘリコプター(CH101)が着陸寸前に横転大破し、3人が怪我をした。今年...

  • テクノフェア

     「先端技術」なんかより、子供のアイデアの方が面白い 今日午前中、北陸最大規模の総合技術展示会といわれる「北陸技術交流テクノフェア」を見学した。この展示会は今年27回目で、ものづくりを支える基盤技術や最先端の技術を紹介することで、中小企業のイノベーションを支援するためとされる。今年も200近くの事業者や団体が参加している。 社員を多数配置し、気合の入っている事業所もあれば、ひっそりと写真だけを展示して...

  • ものづくり地域戦略

     「良い設計」を生み出さなければ、「効率よくゴミをつくる」ことになってしまう 昨日、藤本隆宏氏(東大教授)の講演「現場発のものづくり地域戦略」を聴いた。氏のものづくりについての持論は、「現場は設計情報の流れる場所で、ものづくりとは『よい設計の良い流れ』で顧客満足、利益獲得、雇用確保を実現することを指す。製造業にもサービス業にも有用し、そのよう現場を国内に残すことが地域の成長戦略につながる」というも...

  • 7つのムダから3つのムダ

     3つのムダのうち、「動作のムダ」は一番わかりにくい トヨタでは昔から「7つのムダ」が挙げられている。(1).つくりすぎのムダ(今すぐいらないものを、つくってしまうこと)(2).在庫のムダ(3).運搬のムダ(4).加工のムダ(5).手待ちのムダ(6).動作のムダ(7).不良を作るムダ ただ、7つもあると覚えるのが大変である。私のような高齢者は絶対に記憶できない。 そこでいまは、この7つを「3つのムダ...

  • ものづくりインストラクター

     この事業成功のカギは、OB受講者に意欲と資質のある人がいるかどうかである 先日、「福井ものづくり改善インストラクタースクール」の概要説明会を聴いた。説明者は、福井の統括責任者でインストラクターの窪田正明氏である。このスクールは、生産現場の効率を高める基本的考え方や手法を学ぶもので、県内中小企業の社員や現場経験を持つ退職OB(2名ほど)を対象としている。 定員は10数名。そのうち退職0Bは、卒業後インスト...

  • 検査の目的

     どんな場合でも、「悪い情報ほど早く」伝達できる組織は、強い 日本では毎日、嫌な事件がつぎつぎと報道される。 小さい子供を殺した、老人ホームの虐待、政治家の不祥事・・、挙げていけばきりがない。ここまでいく前に、何とかならなかったものかと思う。 工場においても、最大の危機のひとつは異常の発生つまり、「不良をつくるムダ」である。不良が発生したら、廃棄ややり直し、修正などで通常の3倍以上の手間がかかる。...

  • 何でもできる②

     何でもできる設備と同じように、万能人間は何もできないうちに終焉を迎える 何でもできる装置について、こんどは使う方の立場から考えてみよう。 典型的なのはスマホである。いまだかって、これほどの万能装置はなかった。通話、メール、ネット受信、撮影、そこから派生したありとあらゆる案内サービスなど。あの小さい体に、無数の機能を盛り込んでいる。 その、何でもできるスマホに人気があるのは、単独機能での稼働率がも...

  • 何でもできる(27年11月16日)

      できないことも時間をかければ必ずできる 「何でもできる、使える」という技術がある。汎用性が高く、いろんなことに応用できそうなものである。これらは、ある一つの応用がダメになっても、他のいろんな分野に展開できる。 しかし、この「何でもできる」というのは曲者である。ある技術が製品となり、実際に顧客に購入してもらえるようになるまでには、ふつう多くの困難に直面する。その場合、その技術で何でもできるなら、...

  • 料理の順番(27年11月9日)

     お客が欲しいときに、欲しいもの(サービス)を提供することは、ビジネスの基本中の基本である ラーメン店の対応に腹を立て、店に約3時間居座った男が、「不退去」の疑いで逮捕された、というニュースがあった。なんでもギョーザとラーメンの順に提供するよう注文したが、ラーメンが先に出たことで店長と口論になり、そのまま店で3時間もクダを巻いていたそうである。 ニュースの記事だけ見れば、居座った男の方に大きな非が...

  • ムダと効率(27年9月4日)

     同じだけ働いても、スイス人は日本人の2倍の所得を稼いでいる 企業活動では、徹底してムダの追放がはかられる。ここでいうムダとは、「直接お客からお金を貰えない行動すべて」と定義する。 そのムダを徹底して省いたとしよう。 そのムダでない時間にも、ピンからキリまである。同じ時間だけムダなく働いたとしても、質的には大きな差がある。 たとえば、セイコーやシチズンの電波時計は、2~3万円からせいぜい10万円で買え...