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 ・なんのための消費増税か ・財政破たん論者の論旨 ・金持ち日本 ・倒壊したブロック塀 ・塩漬け預金 ・竹中平蔵氏講演 ・閉じていく帝国 ・生産性向上 ・幻想の将来不安 ・佐川長官への抗議 ・ブランド力を高める ・5年目のアベノミクス ・日本商品のブランド力向上 ・財政赤字の何が問題 ・景気拡大の実感 ・赤字財政が国を富ます ・東京壊滅 ・グローバリゼーションと自由貿易 ・宇沢弘文の経済学から ・経済発展と健康寿命 ▼もっと見る

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カテゴリ: 経済、貿易、財政、税制のエントリー一覧

  • なんのための消費増税か

     消費税ゼロに戻したほうが、日本の景気はよくなり働く人も増える 来年度の消費増税時期が迫っている。安倍首相も今度は本気らしい。せっかく脱却できそうだったデフレも、増税によって逆戻りする。 とくに問題なのは、軽減税率である。ただでさえややこしい税制を、輪をかけて難しくする。人手不足が叫ばれている中、現場作業の手間がまた増える。税率を分けるための確認作業や事務処理工数の増大で、にっちもさっちもいかなく...

  • 財政破たん論者の論旨

     経済専門家が「財政赤字は国家破たん」と大騒ぎするのは、眉に唾をつけて聞くべき 最近また、財政再建論者の声が高まってきた、 中央公論8月号で、小林慶一郎氏(慶応大教授)が「財政破綻という最悪の事態に備えを」というタイトルで、現役世代は将来世代のため消費増税などの緊縮財政を受けろと書いている。このまま赤字国債を発行し続けると財政が破たんする、という。 では財政破たんとはどういうことか。 小林氏によれ...

  • 金持ち日本

     消費増税などしなくても、国はいくらでも赤字国債を発行すればいい 日銀が6月に発表した、2018年1~3月期の資金循環統計によると、個人(家計部門)が持つ金融資産の残高は18年3月末で1829兆円。年度末としては過去最高だった。 主な内訳は「現金・預金」が2.3%増の961兆円で、これも年度末で過去最高である。マイナス金利でもこれだけ増えるのだから、日本人の貯蓄性向は大きく変わっていない。 一方、「国債」の残高(1...

  • 倒壊したブロック塀

     お金を出して作りまた取り壊すのは、ムダな事業の典型である 数日前、大阪で震度6の地震が発生。我が家でも朝8時に、NHKの「緊急地震速報」の音声が流れ、10秒ほど経って家がぐらぐらした。ここでは震度3と、大した揺れは感じなかったが、一瞬阪神大震災を思い起こした。当日息子が東京出張のため7時39分の「しらさぎ」に乗り、敦賀で足止めを喰らった。すぐ福井へ引き返し、出張は1日遅らしたという。当日の朝北陸から大阪へ行...

  • 塩漬け預金

     金融機関には、受取先の無い預金や預かり国債がたっぷりと滴り落ちている? 先日女房にしつこく勧められ、銀行預金を国債購入に回した。国債の取次会社のキャンペーンに釣られたようである。それはいいのだが、証券会社を通して国債を買っても、銀行預金のように通帳や証書があるわけではない。手元には何も残っていない。かろうじて、毎年の金利報告があるだけだという。 そうなると、そのうち証券会社にお金を預けたかどうか...

  • 竹中平蔵氏講演

     日本は、第4次産業革命の時流に乗り遅れている。いまやインドや中国が先端を行く 昨日(27日午後)商工会議所で、約1.5時間、竹中平蔵氏の講演を聴いた。内容は、ざっと以下のようなものである。1.まず、政局の話 安倍総理が、モリカケ問題で支持率を下げている。どの選択肢をとるべきか。 ①安倍総理は、そのまま続ける ②内閣総辞職 ③解散総選挙 講演会の参加者に挙手をしてもらったら、ざっと①70%、②20%、③10%であっ...

  • 閉じていく帝国

     もしかしたら水野氏は、日本を中心とした「大東亜共栄圏」が望ましいと考えている 水野和夫氏(経済学博士)の「閉じていく帝国と逆説の21世紀経済」は、以前私がこのブログで述べた水野氏の論説を、より詳細に語っている。水野氏は、歴史、哲学、宗教学、社会学、文学などあらゆる書物から、「歴史の危機」を読み解く手がかりを得たという。 いまグローバル経済に振り回される「資本主義が終焉」し、世界が「閉じていく」なか...

  • 生産性向上

     社会全体がムダな仕事をすることで、生産性が向上しGDPが増える 最近「生産性向上」が、社会のキーワードになっている。この生産性向上について、だいぶ前(2月14日)フジTVプライムニュースで、海老原嗣生氏(雇用ジャーナリスト)が、面白い発言を行っていた。社会全体がいい加減な仕事をすることで、生産性が向上するというものである。 たとえば生産性が高いといわれている国では、定刻遅れバスの運転手は、勤務時間が来た...

  • 幻想の将来不安

     不安を煽って経済を停滞させるのは、放射能の恐怖で原発廃止を目論む工作員の手口と同じである 昨日4月8日のNHK日曜討論は、「金融緩和5年・米中貿易摩擦 どうなる日本経済」と題し、日本の経済情勢と方向性を論じていた。 6人の参加者のなかで、例によって水野和夫氏一人だけが、成長神話の幻想と経済停滞への対策を説いており、まったくかみ合わなかった。そうかといって、自由化とグローバリゼーションの必要性を強調する...

  • 佐川長官への抗議

     日ごろ虐げられている零細企業事業主は、直接文句を言わずにそっとごまかす 確定申告の時期である。この税務申告で今年、各地で不穏な動きが起こっているという。佐川宣寿国税庁長官(前財務省理財局長)に学校法人「森友学園」への国有地売却問題に関して国会で虚偽答弁をしていた疑惑が向けられていることである。廃棄したと答弁していた文書が残っており、そのなかには、残存廃棄物を理由に森友学園側が土地を安価で購入した...

  • ブランド力を高める

     お金持ちを増やして買い物をさせることは合理的だが、貧乏人の祟りが怖い 日本製品で、世界トップクラスのレクサスやフーガでも、ドイツのベンツやBMWの、半値程度で売られている。また、ワインの2倍手間がかかる日本酒が、ワインの半分以下の値段しかついていない。ひとえにブランド力がないからである。 そのブランド力を高めるためには、日本人が日本のいい製品を高い値段で買わなければならないと書いた。 その足を引っ張...

  • 5年目のアベノミクス

     インフレとデフレのどちらがいいかは、日本が主体的に生きるかどうかの問題 アベノミクスが正味5年を経過した。景気は「いざなぎ景気」を超えて戦後2番目の長さで、日経平均株価は2倍を超えた。人手不足で、新卒の就職率は完璧である。 だが依然として賃金や物価が上昇せず、2%のインフレ目標は遠い。成長率が低迷し、日銀も政権も、何とか物価を上げようともがいている。好景気でもデフレ、というおかしな現象が発生してい...

  • 日本商品のブランド力向上

     日本のお金持ちが、日本の製品やサービスを、高い値段で買うこと 昨日書いたように、日本政府が1100兆円を超える膨大な借金をしているのは、日本のお金持ちがお金を使おうとしないからである。日本は世界中にいいものを輸出して、汗水たらしどんどんお金をためている。そうやって、ためたお金をじっと見ているだけで、しみったれた暮らしをする。今の高齢者は、死ぬ間際がもっとも貯蓄が多く、平均3500万円も残して亡くなる。 ...

  • 財政赤字の何が問題

     日本のお金は、大部分が年寄りのブラックホールに吸収され、塩漬けされている 来年度の政府予算は約98兆円と、過去最大になるという。もちろんそのぶん政府の赤字も増える。この日本政府の膨大な財政赤字は、自治体や隠れ債務を含めると、1300兆円とも2000兆円とも言われる。多くの識者やマスコミは問題視している。ただ、そのことの何が問題であるか、私にはいまだよくわからない。 経済の専門家の話は、煙に巻かれるようで、...

  • 景気拡大の実感

     景気の波は、何もしないで口を開けているだけの人には訪れない 景気拡大が高度成長期の「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さである。それに関わらず、主要100社を対象に朝日新聞が実施した景気アンケートでは、44社が「あまり実感と合わない」と答えたという。ネットの読者コメントでも、概ね同じような投稿が見られた。口を開いたほとんどの人が、自分は恩恵に預かっていないという。 たしかに、いま景気がいいのは、...

  • 赤字財政が国を富ます

     経済成長を求めるなら、政府の財政赤字は増やしていく必要がある 来年度の政府予算はまた100兆円を超え、日本政府の国債発行残高は1100兆円以上になる。こんどの消費増税も赤字解消には遣われない。このことを深刻にとらえ、警鐘を鳴らす人は多い。少なくとも元利払いを除く政策経費は、税収だけで賄う必要がある、と警告する。いまだに専門家と称する人の半分以上は、財政再建が必要だと唱えている。 だがその必要はまったく...

  • 東京壊滅

     文字通り地方が自立する日本再生の大きなチャンスである もし北朝鮮が、東京をミサイル攻撃したらどうなるか。正論8月号において高田純氏(札幌医科大教授)は、東京都心に1メガトンの水爆が落ちたときのシュミレーションを、およそ以下のように行っている。 <都心の高層ビルや鉄道の駅舎、道路や線路を走っていた車両はすべて破壊・吹き飛ばされ、交通は完全にマヒする。核兵器の電磁パルスによって、あらゆる通信や電子制...

  • グローバリゼーションと自由貿易

     世の中は不公平にできていることだけはまちがいない これまで正しいと信じられていた「グローバリゼーション」が怪しい。 佐伯啓思氏は、新潮45の2月号、「反幸福論」(グローバリズムという怪物)の中で、「自由貿易が経済を成長させるという命題は、経済学者の過剰宣伝」と喝破している。 佐伯氏は、およそ以下のように述べている。 グローバリズムの親戚である自由貿易は、「比較優位」にもとづいている。 ただ比較優位...

  • 宇沢弘文の経済学から

     電気料金を車の維持と同じくらい高くすると、人々は電気をありがたく思う 先年亡くなった宇沢弘文氏は、「哲人経済学者」の異名をもち、社会的共通資本についての考察などで世界の経済学者に影響を与えていた。その彼は1974年刊行の「自動車の社会的費用」で、自動車を徹底的に毛嫌いしている。 ≪現在日本で生活している人々は、絶え間なく自動車の脅威にさらされている。朝早くから夜おそくまで、場所によっては一夜中、自動...

  • 経済発展と健康寿命

     日本が生き残るためには、国家投資によるイノベーションが必要である 吉川洋氏(立正大教授)の「人口と日本経済」を読んだ。比較的ページ数が少なく、わかりやすく読みやすい。内容は、これまでの人口と経済活動との関わりについて述べ、そもそも経済発展が必要かどうかの言及まで行っている。 著書の主なポイントは、以下のようなものである。①人類の歴史では、人口過剰が問題になったときもあれば、古代ギリシアのように人...