妄言おやじの遠吠え 

ようこそ妄言世界へ!! 固定観念を棚上げし、妄言の中に真実を見つけてください

秋の経ヶ岳  

 三年ぶりで経ヶ岳(1625M)に登った。
 自宅を6時50分出発。中部縦貫道路で終点の大野ICで降りたら、道に迷ってしまった。降りたところの標識が紛らわしい。大野市内を15分ほど迷走し、なんとか六呂師に至る26号線に入った。
 それでも今回は、すんなりと法恩寺林道に入ることができた。これで往復1時間ほどの労力が節減できる。林道に入って15分ほどで、駐車スペースのある登山口に着く。展望台が設置され、荒島岳が目の前に見える。

 林道入り口 H27.9.24 登山口 H27.9.24 保月山 H27.9.24

 7時20分登山開始。単独だから、ほとんど休まずに登る。保月山~釈氏ヶ岳(1448M)までは急登。そこから中岳(1467M)は、なだらかで気持ちのいい稜線である。
 ところが中岳から経ヶ岳のピークへは、いったん下ってから急登がはじまる。この1キロの長いこと。しかも道幅が狭く滑落の危険もある。急登で息が上がっているため、なおさら危ない。落ちたら這い上がるのは厄介である。

 釈氏ヶ岳から中岳、経ヶ岳 H27.9.24  中岳から経ヶ岳 H27.9.24

 やっとこすっとこ10時10分に頂上に着いた。3時間足らず。きつかったし身の危険も感じた。4時間かけたらもっと楽に登れたかもしれない。登山者は15名ほどで、好天の日曜日にしては少ない。紅葉には早い中途半端な季節だからか。

 経ヶ岳頂上直下 H27.9.24 経ヶ岳三角点から白山連峰、大長・赤兎 H27.9.24

 経ヶ岳は、登りがいのある山らしい山である。大野、勝山から見ると、荒島岳と競っているように見える。100名山で後れを取ったのは、麓からの眺めであろう。経ヶ岳の前衛しか見えない。
 帰りは、すんなりと中部縦貫道に入ることができた。
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安室奈美恵の引退  

 どうでもいいようなじじいに、ファンでいてもらいたくない

 安室奈美恵が、引退することを発表した。TVニュースでは大騒ぎであった。同年代の人たちにとっては、大変な出来事なのだろう。60~70才まで現役で歌っている女性歌手に比べ、40才で引退するのはよほど経済的余裕があるといえる。

 一方しらけている人もいる。
 私自身は、安室奈美恵をまったく知らない。有名人だから、名前は聞いたことがあるが、顔と一致しない。まして彼女の歌など聞いたことがない。藤圭子の娘との違いもわからない。おそらく50歳以上の大半は、同じであろう。

          美人薄明

 50年前の国民的歌手と言えば、三波春夫や美空ひばりなどである。幼児から高齢者までほとんどの人が認知していた。その後、歌手やタレントが増えるにつれ、そのファンも分散化していく。ターゲットが絞られても、日本人の購買力が上がり、それなりの売り上げが期待できるからである。安室奈美恵のCDシングルの最大売上枚数は、200万枚を超えるという。

 だから、安室奈美恵にとって、私などに興味を持ってもらわなくても、まるで関係ない。むしろ変態じじいなどに、ファンでいてもらいたくない。かえってイメージが壊れ、本来のファンが離れる。自分たちが狙った年代の顧客層、さらにその何分の一かに知ってもらうだけで充分なのである。

北朝鮮の恫喝と平和主義  

 恫喝に屈したら、日本は平和主義国家でなくなる。もはや軍事衝突しかない

 ミサイルを打ち核実験を続ける北朝鮮が、日本に要求していることの一つが、日米同盟の破棄である。日本にある米軍基地を空にし、北に対する脅威をなくす。日本人の中には、それに同意せよという人がいる。

 もし、この要求を呑んだらどうか。
 日米同盟が終わるだけではない。それこそ北朝鮮の恫喝に屈したことになる。その後は、つぎつぎと無理難題を吹っかけてくる。戦後補償と称し、毎年数兆円の金をはじめとし、領土の一部をつぎつぎと分捕っていくであろう。米軍の後ろ盾のない日本は、腑抜け同然である。北朝鮮あるいはその国とつるんだ中国やロシアが攻め込んできたら、ひとたまりもない。

          いまに見て色鳥

 その場合でも、日本が侵略を受けたら、ただちに白旗を掲げて降参しろという人がいる。日本の9条原理主義者である。
 それこそ論理矛盾である。
 なぜなら降参したら日本は日本でなくなる。侵略した国に同化するのだから、その瞬間日本は紛うことない立派な侵略国・軍事大国である。すなわち平和主義者は、日本が独裁政権の軍国主義国家になることを促進しているとしか思えない。だから彼らは工作員なのである。

 したがっていまは、北朝鮮との話し合い、対話など成り立つはずがない。
 先日の安倍総理の国連演説は、これまで北朝鮮がいかに話し合いを踏みにじってきたかを、わかりやすく切々と訴えていた。そもそも話し合いとは、お互いに譲歩することがなければならない。日本と北朝鮮との話し合いは、日本が一方的に譲るだけである。最終的に日本は、北朝鮮の体制に取り込まれる。
 したがって、もはや軍事衝突しかない。大東亜戦争の反省に立ち、勝算は十分ある。日本人の覚悟はできている。

エネルギーと文明  

 核兵器の拡散した世界では、エネルギーを総動員し文明を発展させることが必要

 台風が過ぎ、秋風がさわやかである。今年の夏も暑かった。年を追うごとに暑さの程度が増していく。とても団扇や扇風機だけで、夏をすごすことはできない。もし電気がなくなったら、狂い死にする人が激増するであろう。それやこれや、日本では一人当たり世界平均の10倍ものエネルギーを使っている。

 したがって、電力消費量を削減すべきと主張する人は多い。ムダな電力を使わないことは理にかなっており、省エネ・省資源の努力は今後も続けていくべきである。さらに、反原発を訴える人の中には、電気などいらないという原理主義者もいる。

             丸行燈

 しかし、ものはほどほどである。いまさら昔の生活に戻れるかどうか。
 今夏私も、猛暑の仕事部屋でエアコンなしで仕事しようと試みてきた。どんな仕事でも少しは頭を使う。7~8月、早朝の涼しい日には何とか仕事できるが、室温が30~35度を超えるともういけない。部屋にいることさえ苦痛で、思考能力がまったくなくなる。すべてがどうでもよくなる。

 赤道上にある国が押しなべて生産性が悪いのは、この暑さのせいである。そのような地域に住んでいたら、頭脳労働はできない。近年東南アジアが発展してきたのは、先進国の投資によって、工場やオフィスに冷房装置が導入されたからである。
 したがって冷房をなくしたら、世界的な文明の発展はおぼつかない。

              昼行燈
 文明の発展が停滞するとどうなるか。
 核戦争の危機が飛躍的に高まるのである。
 フロイトは、戦争をなくすためには「文明の発展を促すことで知性を高め、他への破壊欲求をコントロールすることである。」と述べている。すなわち冷房エネルギーを惜しむと、知性が高まるどころか、人々はますます狂暴になる。暑い国で大量虐殺が多いのはそのためである。

 北朝鮮の危機が治まっても、核の拡散は避けられない。あらゆる国に核兵器がいきわたる。思考能力が高まることなく知性の乏しいままの国もある。それらの国すべてが、冷静に判断をすることができるはずがない。核兵器というとんでもない兵器が拡散した世界では、すべてのエネルギーを総動員し、文明を発展させることが、どうしても必要なのである。平和的に核戦争を回避するには、それしかない。

大義は消費増税と憲法改正  

 憲法改正は、消費税は10%を超えないこと、9条での軍隊保持を明確にする

 こんどの衆議院解散で、安倍首相は国民に対し、ウルトラ級の問題提起をするという人がいる。「消費減税」である。消費税を5%またはそれ以下にするという、普通思いつかないような施策である。
 いったん上げた消費税をもとに戻すのは、とんでもない抵抗が働く。予算を決めるのにも差し支える。首相の口を封じるため、羽交い絞めにされる。その「抵抗勢力」と闘う姿を見れば、選挙は有利に戦える。

 考えてみれば、これは破天荒な提案ではない。消費税を上げたときから、もとに戻すよう主張している評論家は何人もいる。そもそも消費増税が、経済低迷と財政悪化の根源であった。かえって税収が落ち込んでしまう。消費税を5%にして大幅に財政出動すれば、再び日本は成長軌道に戻る。

           サクラ咲く H29.3.26

 そうはいっても、現実に下げることは難しい。あまりにも抵抗が多いし、突飛な案は国民受けもしない。戸惑うだけである。
 そうかといって、このまま消費税10%まで上げると、今度こそ奈落のデフレが始まる。消費者から見れば、どこまで上がるかわからなくなるからである。日本経済が減衰していけば、ますます中国との国力差が開き、侵略に抵抗できなくなる。

            昼顔 
 ではどうしたらいいか。
 消費税を10%に上げても、デフレにならない方法がある
 憲法に「消費税は10%以下にする」と明記するのである。これ以上、絶対に上げないことを確実にすればいい。税率まで憲法に書くのは、おかしいという人がいてもかまわない。日本がデフレで沈没するかどうかの瀬戸際である。10%で治まるなら、消費は活発になる。支払い時の計算もしやすくなる。
 この際、9条も変えれば、一石二鳥である。

 もっとも、この案のほうが突飛だといわれそう。

衆院解散の大義  

 「大義」がないという人には、自分たちに都合のいい大義がないだけである

 衆議院の解散・総選挙が、近いうち行われるらしい。これに対し、野党や左翼系のメディアは、「解散の大義がない」とか、「森友・加計学園問題の疑惑隠し」との批判に終始している(解散しなくても批判するだろうが)。

 たしかに任期はまだ1年以上あり、唐突のような気がした。
 また内外の課題は多い。
 隣の国は頻繁にミサイルを飛ばし、核実験を行っている。それをバックに、「4つの島からなる日本列島は主体思想の核爆弾によって海に沈められるべきだ。日本は我々の近くに存在する必要はない」と威嚇を増幅させている。
 さらに世論調査でも、早期の衆院解散には否定的な意見が多い。FNNの調査では、5割を上回る人が、「解散は、来年末の任期満了か、それに近い時期」を挙げたという。

           鳥が矢を射る
 しかし、よく考えてみれば、(衆院解散は)今しかない。
 北朝鮮の危機は、今後ますますエスカレートする。1年後には、言葉の恫喝だけでは済まなくなっているはずだ。今年11月、トランプ大統領が日本やアジア諸国を歴訪した後で、状況が激変する可能性も大きい。そうなったら解散どころではない。

 また最重要の「大義」は、自民党の党是である憲法改正である。
 半年前に首相は、具体的な憲法9条改正について提案した。1項、2項を残して3項で自衛隊を明記するもので、最低限の改正である。内容については、ほとんどの国民が納得しているにかかわらず、改正手続きが遅々として進んでいない。「安倍首相のもとでのいかなる憲法改正も反対」など、理不尽な抵抗が根強いからである。「中途半端な改正には反対」とするものもいる。
 硬直状態から脱し、国民の意思を確立するのは、いましかない。

 さらに再来年に迫った消費増税や国防予算倍増の賛否を問うなど、大義は目白押しにある。核武装の論議も始める必要がある。いま国会を開いて、森友・加計などちんけな問題にうつつを抜かしている暇など、どこにもない。


 そしてこの場合、FNNの解散時期についての世論調査は、気にしなくていい。一般の国民がいきなり「解散」と言われて、吃驚しない方がおかしい。考える暇がなかっただけである。少し考えれば、解散理由はいくらでもある。
 「大義」がないという人は、自分たちに都合のいい大義がない、というだけのことである。

老人を超える老人  

 後期高齢者を過ぎれば、また新たな呼称が必要になる

 今朝未明に台風18号が通過した。天気図の経路を見ると、まさに中心が頭上を超えていった。そういえば午前1時から2時ごろにかけ、外では雨風が騒いでいた。それでも、最大風速30mもあるようには思えなかったし、近くではほとんど被害がなかったようだ。台風の老化は、早いほうがいい。

            雨の日の傘

 さて今日は「敬老の日」である。
 すでに敬老会の対象者は、75才以上となった。それでも地域の30%を超える。ここまで老人が増えたら敬老どころではない。敬老会場では、70~80才の世話係が、75~85才の高齢者を接待している。老老接待である。90才以上になると、まともな状態で来る人は少ない。

 我が家の97才になるハイ高齢者は、一度も敬老会に参加したことがない。70~80才ぐらいのときは、「まだ早い」「幼稚臭い」といっていた。いまはただ自宅待機である。

            どうみても、うば桜 H27.4.14

 一般に年代を称し、若い方から、幼年、少年、青年、壮年、中年、実年、老年などと呼ぶ。また厚労省の資料では、壮年期25~44才、中年期45~64才で、65才以上が高齢者、75才以上は後期高齢者である。

 さて、80~90歳以上の高齢者は何と呼べばいいのであろうか。これからは100歳以上も増えていく。彼らに対し、「老人」、「後期高齢者」では、あまりに幅が広すぎる。また情緒もない。100才と65才では、天地の開きがある。後期高齢者あたりから、新たにいくつもの呼称をつけたらどうか。「仙人」、「余人」、「古人」、「枯人」、「冥人」、「朽人」、「崩人」、「醜人」、「霞人」など。もっと気の利いた呼び方はないか。

日本酒の薀蓄  

一人当たり毎日1合の1/20しか飲んでいない。すくなくともこの5倍はいける
 
 涼しくなると、日本酒が恋しくなる。
 暑いときに飲む「冷酒」より、熱燗のほうがいい。それも高級なほうがいい。高いといっても、せいぜい2000~3000円/1升である。これで1週間以上、晩酌を楽しめる。おいしい酒を飲みだすと、日本酒に興味がわく。

 ただ日本酒の作り方はややこしい。およその工程は、

①精米する
 大吟醸は米肉を50%以下まで落とす。おおよそ米1㎏で、1升びん1本の清酒ができる
②米を蒸す
 精米後、倉庫で冷却した米を水洗いし、せいろで蒸す
③米麹造り
 蒸米に麹菌をふりかけ、床もみで付着させる。麹菌を増殖させ、菌糸を蒸米に食い込ませる

            日本酒で宴会 H28.9.04
④酒母(酛)つくり
 ③でできた米麹に蒸米と酵母菌を入れる。雑菌を防ぐために乳酸菌が必要である
 ・速醸酛
  仕込時に醸造用乳酸を添加する方法(およそ12日で完成)
 ・生酛づくり
  天然の乳酸菌が生育してくるのを待つ方法(およそ25日かかる)。生酛づくりの場合、桶の中に冷やした蒸米に米麹と水を入れ、混合させたのち足などで摺りつぶす。この摺りつぶし作業を「山卸」という。これを廃止したのが「山廃仕込」である
⑤3段仕込み
 ④で作った酒母(酛)は、醪タンクに入れられ、さらに蒸米・米麹・水を、3回に分けて投入する。乳酸が薄まって、雑菌が入るのを防ぐためである
⑥発酵、醪づくり
 醪タンクで酵母による発酵が進行する。
⑦搾り
 酒と粕に分ける。「あらばしり」、「中取り」、「責め」と圧力を加える、袋搾りが主流。
⑧ろ過、火入れ
 雑味成分や色を吸着させるため、粉末活性炭などでろ過する。また乳酸菌を殺し酵素の作用を止めるため、瓶詰前に60~65°で加熱・火入れする。


 工程数はワインの倍以上ある。こんな手間のかかる食品が、1升2~3,000円で手に入るのである。だから、多くの酒蔵が潰れる。日本の酒蔵をなくさないため、われわれはもっと日本酒を飲むべきである。いま日本では、一人当たり毎日1合の1/20しか飲んでいない。子供や飲めない人を除いても、この5倍はいけるはず。

再発防止の実践  

 文明の進歩は、仮説による対策の繰り返しである

 何か問題が起こったとき、そのことが2度と起こらないようにすることを、「是正処置」あるいは「再発防止策」という。起こったことを修正することとは異なる。

 まず、原因を突き止める。じつはこれが難しい。原因と思ったことは、単なる相関関係でしかないことが多い。ほんとの原因究明はきわめて難しい。因果応報は、何代も遡らなければならない。
 そこで現実的には、仮説を立てるしかない。原因の仮説である。

 その仮説によって、対策は異なる。
 たいていの場合、以下のどれかを適用する。

 ハード面での対応
  ①工程設計の改善
    工程や設定条件、設備構造の見直し
  ②多重防護
    防護措置をいくつか重ねる

 仕組みや設備構造で
  ③フェールセーフ
    ミスが起こった場合でも、安全側の異常が起こる仕組みをつくる。
  ④フールプルーフ
    ミスが起こらないような仕組み

 ソフト面での対応
  ①見える化
    標識、表示の改善
  ②ルールの改善
    指差呼称、手順改訂・作成、パトロール強化
  ③教育訓練
    事故そのもの、安全意識、

  これらの対策をとって、同じ不具合が生じなければ、仮説は正しい。文明の進歩は、その繰り返しなのである。

不倫騒動  

 山尾議員は、その「性力」を金正恩へのハニートラップに注いでもらいたい

 ここ数年、不倫が各界を騒がせている。大物芸能界では、渡辺謙、ベッキーなどで、小物は数えきれない。政界では、民進党の山尾氏や細野豪志、自民では中川氏、今井氏、宮崎氏など、こちらは小物ばかりである。それでも表に出たのは、氷山の一角に違いない。

 一昔前、政財界において不倫はあたりまえであった。むしろ男の甲斐性といわれた。伊藤博文は、あちこちに愛人を作って妊娠させていた。掃いて捨てるほど女遊びをしたため「箒(ほうき)」というあだ名がついていたそうだ。三木武吉氏は、ある演説会場で聴衆からの「あなたは妾を5人もお持ちだそうですが、指導的立場にあるものとしてそれでいいのですか」という質問に対し「5人は間違いで、6人です。私を離れて生活できないので、いまも面倒を見ているのです。この際突き放したほうがいいのかご指導願いたい。」と答えたところ、場内は拍手で沸き立ったという。

 怪しくなったのは、30年ほど前からである。
 1989年、当時の宇野首相と神楽坂芸者との関係を週刊誌が暴露し、在任わずか69日で首相を辞任する羽目になった。このあたりから、政界のタブーが表沙汰になるようになった。その後大物では、橋本龍太郎氏、山崎拓氏などが晩節を汚している。

       神様 仏様 女性様

 最近、少しの不倫でも大騒ぎするようになったのは、ポリティカル・コレクトネスと呼ばれる潔癖症が、日本を支配するようになったからである。このような「不祥事」を批判する資格のあるのは、自ら一点の曇りもない清らかな人だけで、すこしの欠陥も許さない。ゼロリスクを求める恐ろしい社会である(もっとも他人の不倫を責める人は、自分はしたくてもできない。羨ましいのである)。

 ただ政治家だけは、自分のことを棚に上げ、他人を批判してもいい。その根性がなければ政治家になれない。だから民進党の山尾議員は、離党はしても議員を辞める必要はまったくない。面の皮が厚いのは、政治家の鏡だからである。できるならその「性力」を、北朝鮮へのハニートラップに注いでもらいたい。金正恩のミサイル発射を、一手に引き受けるのである。

西部邁氏の核保有論  

 お花畑患者が大多数を占める日本人の一部でも、現実世界に連れ戻せるか

 13日(水)のフジTVプライムニュースでは、中谷元氏(元防衛相)とケビン・メア氏(元国務長日本部長)に対し、評論家の西部邁氏が核武装論について、正論を述べていた。世界の大勢が現状維持を求めているのに対し、西部氏はどの国も自由に核武装すべきだという。

 西部氏の論旨は、およそ以下のとおりである。
①アメリカをはじめ、「戦勝国」が核を持っているのに、北朝鮮のような弱小国に認めないのは矛盾している。
②核兵器や原発技術のような、人類は一度手に入れた技術を手放すことはありえない。
③したがって万が一すべての国が核兵器を廃絶しても、つぎに最初に核を持つ国は世界の支配者になる。
④つまり核の廃絶は論理的にできるはずがない。
⑤現にアメリカは、核兵器の数量は減らしても、質の向上をはかっている。
⑥よって北朝鮮がICBM搭載の核兵器を持つのはしょうがない。ちっぽけな北朝鮮が、超大国アメリカに刃向うのは大したもの。
⑦その場合、韓国に続いて日本も核保有が認められる。
⑧日本はさっさと核武装すべきである。自力で国を守ろうとしない日本人は腑抜けである。
⑨世界中に核ドミノが起こり、あらゆる国が核兵器を持つのは許容しなければならない。
⑩1回の使用で数十万人が亡くなるような兵器を、いくらおかしな指導者でも簡単に使うわけがない。

      ねずみ男H25.12.18

 正論ではあるが、評論家らしく無責任で原理主義的な発言である。さすがのケビン・メア氏も手を焼いていたのではないか。政治家として責任ある立場の中谷氏も、常識的な発言に終始していた。

 私自身も現実には、西部氏発言そのままの世界は危うすぎると思う。
 北朝鮮を核保有国として認めれば、周辺への恫喝が現実化するだけでなく、核がISなどテロ組織へ渡り、それこそ世界は恐怖のどん底に落ちる。また世界中が核保有国になると、核戦争のリスクは飛躍的に高まる。これは確率の問題である。


 それでも、お花畑患者が大多数を占める日本人に、一石を投じることができるなら、西部氏の発言も理解できる。少なくとも日本人の10人くらい、お花畑の夢枕から現実の世界に誘導できたかもしれない。
 あくまでも真実は中庸にある。

東京壊滅  

 文字通り地方が自立する日本再生の大きなチャンスである

 もし北朝鮮が、東京をミサイル攻撃したらどうなるか。正論8月号において高田純氏(札幌医科大教授)は、東京都心に1メガトンの水爆が落ちたときのシュミレーションを、およそ以下のように行っている。

 <都心の高層ビルや鉄道の駅舎、道路や線路を走っていた車両はすべて破壊・吹き飛ばされ、交通は完全にマヒする。核兵器の電磁パルスによって、あらゆる通信や電子制御機器が機能不全に陥る。ゼロ地点から半径8KMの範囲は炎上・壊滅する。死亡が発生する被害の範囲は、半径20KMにも及ぶ。即死者は380万人、負傷者は980万人にも上る。物的損害は2000兆円を超える。
 おそらく、総理大臣など政権中枢は核シェルターに残るが、指示・命令系統は大混乱し、収拾がつかなくなるであろう。金融機能も完全にマヒする。>

 この状態で、日本が生き残っていけるであろうか。
 中央集権型の政治機能はガタガタになり、いまのままでの日本統治は不可能である。

     ミサイル

 それでも大多数の国民は生き残る。地方だけでやっていくしかない。
 まず食料である。日本の自給率は40%。これまで廃棄されていた分や増産分を合わせると、飢えることはない。問題は、燃料や肥料などである。流通の東京本社が壊滅したら、支社ごとに自立して動く。その他の生活物資も同じである。

 すなわち中央集権がダメなら、封建社会へ戻るだけである。数年間は、県あるいは市町単位で生きていく。幸いなことに、食料やその他製品の生産機能は、ほぼ地方にある。東京救済という重荷を抱えても、地方だけで充分やっていける。もちろん甘えた高齢者などにかまっている暇はない。全員が働く。
 すなわち東京壊滅は、文字通り地方が自立する地方分権の絶好の舞台になる。日本再生の大きなチャンスである。

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