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カーシェアリング

 カーシェリングが一気に普及するのは、自動運転車の普及のとき

 車の所有者でも、(運転を職業としている人は別として)実際に運転している時間は、ほんのわずかである。毎日1時間運転する人なら4%程度。私の場合は、年間の移動距離はわずか4~5000㎞、おそらく車の稼働時間率は1%程度である。

 したがって、自動運転車の普及を待つまでもなく、カーシェリングにはニーズがあり、ビジネスとして普及し始めている。私の近辺では見られないが、利便性と価格がマッチングすれば、一気に広まるはず。

              雪車とカーポート H30.2.06

 いまのところは、カーシェアリンでメリットのある人は限定的である。
 私の場合、移動している時間より、相手先にいる時間が長い。カーシェリングを利用した場合には、それを含めた時間もシェリングする必要がある。

 現時点の料金は、6時間パックで3500~4000円(24時間で6000円~8000円、給油代はどうなる?)。これを年間200回利用すれば、70~80万円にもなる。これでは保有コストの2倍以上になる。しかもいちいち予約しなければならない。
したがって、カーシェリングを利用してメリットがあるのは、週1回程度しか利用しない人である。距離によっては、タクシーのほうがいい。

 だからカーシェリングが一気に普及するのは、自動運転車の普及のときである。
 おそらく今のカーシェアリング事業者も、AIの進展や自動運転車の普及は視野に入っている。そのときにどのくらいシェアをとることができるか。いまの事業でそのノウハウを蓄えている。

 もっとも、いくら便利な仕組みでも、写真のような大雪になったらワヤクソである。
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真珠湾攻撃

 中途半端な大勝利はかえって災いをもたらす。「ほどほど」と混同してはいけない

 1941年12月8日朝、日本海軍は、アメリカ海軍のハワイ真珠湾基地に対し、航空機と潜航艇による一大攻撃を行った。この戦闘の結果、アメリカの戦艦部隊は一時的に戦闘能力を喪失した。攻撃順序の主目的は、戦艦と空母とし、その達成に際して妨害が予想される敵航空基地・飛行機を副目標とした。工廠や油槽などの後方施設は目標とはしなかった。

 ここに日本軍が早ばやと逆転を許した原因がある。すなわち、主目的のひとつであった「空母」を、一隻も破壊できなかったことである。また、アメリカ艦隊のエネルギーである、工廠や油槽などの後方施設を残してしまった。このうち洩らした空母にミッドウェイでやられ、日本は敗戦へとまっしぐらに落ち込んでいく。

              25号直撃

 さらに、この攻撃がアメリカ魂に火をつけてしまった。ルーズベルトが議会と国民に向けた演説「アメリカ合衆国にとって恥辱の日」は有名である。真珠湾攻撃が「日本人による卑劣な騙し討ち」として、アメリカ政府により宣伝されることとなったことも、アメリカおよび連合国の世論に影響した。アメリカが本気で大戦を戦うことになったのである。
 イギリスのチャーチル首相は、「真珠湾攻撃のニュースを聞いて戦争の勝利を確信した」と回想している。「リメンバー・パールハーバー」は時代を超えて日本人への憎悪となり、いまでもことあるごとに繰り返されるフレーズである。


 すなわち中途半端な大勝利は、かえって災いをもたらすことになる。「中途半端」と「ほどほど」を混同して大失敗に陥った事例である。したがって次回に戦争するときは、綿密な戦略のもとで行う。こんどこそ負けるわけにはいかないのである。

都道府県ランキング

 性衝動を抜きにして本音の正確なランキングを示すことはできない

 都道府県別の「幸福度ランキング」というのがある。2018年度、このランキングで、福井県は3年連続トップだった。すべての分野で高得点を挙げ、とくに「仕事」「教育」は連続1位だという。このもとになる指標は、仕事(就職未定率、失業率など)、教育(学力、社会教育講座数など)、健康、文化などである。

 また、「都道府県の魅力度ランキング」がある。株式会社ブランド総合研究所が発表したもので、認知度や魅力度、イメージなど全78項目からなる。2017年度ランキングのTOP3は、1位北海道・2位京都府・3位東京都。「幸福度ランキング」でトップ常連のわが福井県は、39位であった(最下位は茨城県)。
 その他にも、地域を比較したいろんなランキングが発表されている。

              客が来ない H30.8.18

 しかしこれらのランキングは、何かしっくりこない。このランキングのもとになる指標を見ても、ほんとにその都市に棲みたい、あるいは行ってみようと思うのだろうか。多くの場合、人口比によるハコモノの数や、行政などによる支援金額などの多寡が影響している。
 もっと、人の本音に直結するランキングはないか。

 そこで島原万丈氏(LIFULLHOME’S総研)は、「官能都市」を提案し、その指標を公表している。フロイトの言うように、人間行動の90%以上は、何らかの性衝動から発生する。このことを抜きにして人間の思いを示すことはできない。

 この「官能都市」指標がこれまでと異なるのは、「○○がある」、「○○が便利、安心」という印象ではなく、「○○をした」という、実体験にもとづいている。
 たとえばこの指標では、
 ・匿名性がある(盛り場で羽目を外した、不倫デートしたなど)
 ・機会がある(刺激的なパーティに参加した、知人に仕事を紹介された)
 ・ロマンスがある(ナンパした/された、素敵な異性に見とれた)
 ・食文化が豊か(いい店で酒や料理を楽しんだ、地元食材のうまい料理を食べたなど)

 「幸福度ランキング」などとは異なる、人間の本音が出ていると思う(どうやって調べたのかは不明)。
 調査した134都市のうち、ランクトップ3は、東京都文京区、大阪市北区、武蔵野区であった。ちなみに地方都市のトップは金沢市で、堂々7位に入っている。福井市などは、箸にも棒にもかからない。駅前の繁華街でさえ、夜8時には人通りまばらな地域に、色気ある活動家が行きたいとは思わない。

                オシベ花

 また、「異性との出会いが多そうな県」というランク付けがある。このランクでは、ダントツの1位が東京都、つぎに大阪府、神奈川県であった。これでは都会に人口が集中するのはあたりまえである。

 わがまち福井でも、せめて片町の若返りを期待しよう。(いくらじじいでも、)さすがに70代のママや女給さんばかりの店では、ときめきが生まれにくい。

昆虫のジジイの決死隊

 繁殖活動を終えた「じじい」と「ばばあ」が決死隊となるのは自然の成り行きである

 人間の戦争で、兵士として駆り出されるのは20才前後の若い男子である。最前線に出るのは、せいぜい30歳くらいまで。特攻隊は10代後半の若者が駆り出された。30~40歳くらいになると安定した家庭をもち、命がけで闘わなくなってしまうからである。

 ところが人間以外の生物では、先頭の最前線に立つのは、年取って繁殖能力の無くなった「じじい」か「ばばあ」である。このことを、対談本「昆虫はもっとすごい」(光文社)の中で、生物学者の丸山宗利氏、養老孟司氏、中瀬悠太氏が、口々に述べていた。

              じじいの決死隊 H30.7.28

 たとえば昆虫の中で、アリとハチは、社会的な集団を形成する。その中の働きアリや働きバチの重要な仕事は、他の集団や天敵との戦いである。ときに自然の猛威によって、巣が破壊されることもある。その場合、必ず最前線で危険な目に合う個体が必ず必要になる。犠牲なしには、集団を救うことなどできない。

 そんなとき、率先して危険に飛び込むのは、老アリや老バチである。同じ働きアリや働きバチの中にも、命のランクがある。アリやハチの集団は、子孫を社会全体で育てている。

 自然の法則は、人間も変わらない。人間もアリやハチと同じ集団で生活している。
 繁殖活動を終えた人間の「じじい」か「ばばあ」が、決死隊となるのは、自然の成り行きである。さんざんエネルギーを浪費し寿命が延びても、ただ漠然と生きているだけでは宇宙の摂理に背く。日本ではすでに、100才以上が7万人を超えた。
 大きな問題は、寿命が際限なく伸びていることと、100歳を超えてこの世への未練と色気が無くならないことである。